松井忠三のレビュー一覧
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私はマニュアルが無ければ何もできないバカなので、より良いマニュアルを追求したくて読んだ。
「肝心なのは、どのように行動するかではなく、何を実現するか です。」という一文が効いた。確かにここが明確なら、その後の改廃がしやすい。
また、マニュアル化できないものは無いというのも面白い。何かをしているということは、必ず手順に落とせる。
マニュアルは改善の種になる。特に客観的に説明できない個所が修正の狙い目だろう。
マニュアルとは別に、撤退など簡単な道を選ぶと問題解決の力がつかないという話は新しかった。見切りというか、サンクコストを説かれる事が多いので。 -
Posted by ブクログ
無印良品の2つのマニュアル
・MUJIGRAM:店舗向け
・業務基準書:本部、本店業務向け
無印良品をV字回復させたのは、仕組みづくりであり、無印良品の復活の原動力になったとしております。
「努力を成果に結びつける仕組み」「経験と勘を蓄積する仕組み」「ムダを徹底的に省く仕組み」の3つです。
気になったことは次のとおりです。
・この2つのマニュアルにすべての仕事のノウハウが書かれています。
・マニュアルの各項目の最初には、何のためにその作業を行うのか、「作業の意味・目的」がかいてあります。これは「どのように行動するか」だけでなく「何を実現するか」という仕事の軸をぶれさせないためです。
・どんな作業にも、「うまくいく法則」があります。それを見つけ、標準化するのです。
・「それくらい、口でいえばわかるのでは?」と思われることまで明文化する。⇒細部は往々にして、個人個人で判断してやってしまいがちです。だから、社内で統一することが難しい。マニュアルにする必要があるゆえんです。
・現場では、毎日のように問題点あ改善点が発見され、マニュアルは毎月、更新されていきます
・担当者がやめたら、また一からスキルを構築し直さなければならなかった。⇒マニュアルを整備し、徹底的に見える化を図りました。
・無印良品では、「実行95%、計画5%」 議論をしただけでやった気になっていませんか。だから、私の会社には議論は似合わない。
・はじめた当時は、店長の数だけ、店づくりのパターンがあった。それは店長のノウハウであって、スタッフには何も残されていなかった。店のやっていることがバラバラであれば、お客様に満足いただける環境や商品を提供できません。
・無印良品の業績が悪化した理由はなにか。6つの内部要因 ①慢心、おごり、②大企業病、③焦りからくる短期的な対策、④ブランドの弱体化、⑤戦略の間違い、⑥仕組みと風土をつくらないままの社長交代
・問題の本質を見極めるために、何度も店に足を運び、社内の意見を聞きました。まず問題点を見つけること。そして問題点を特定したら、その構造を探ります。それを新たな仕組みに置き換えること。そうしなければ、組織の体質を変えることができない
・いきなりの意識改革は難しい。反対者を改革の体制に組み込んで、ゆでかえるのように、改革をすすめていく。仕組みに納得して、実行するうちに人の意識は自動的に変わっていく
・顧客からのクレームも、社員からのリクエストも実際に役立ててこそ、本当の宝になります。そう考えると、どの企業にも、アイデアの宝が山ほどうまっているのではないでしょうか。
・優秀な人材は簡単には集まってくるものではない、だから、育てる仕組みをつくる
・人は1度の失敗からは学ばない。2度失敗してようやく学ぶものです
・ものごとは7割できていればよし、あとの3割は走りながら考えないと間に合わない
・だれにでもわかるようにするには、いい例と悪い例を明示すれば、何がわるいのかが一目両然とする
・リアルタイムで改善する
・クレームの一次対応 ①限定的な謝罪 ②お客様の話をよく聞く ③ポイントをメモする ④問題を把握する ⑤復唱する
・社員自身が満足する商品をそろえる
・2つの選択があった場合は、あえて難しい選択肢を選ぶ
・見える化はやるときめたら徹底的にやらなければなりません。
・提案書はA4 1枚 両面
「改革は一朝一夕ではできませんが、あせらず、くさらず、おごらずに進めていけば、いつか自分の信じる道へとつながっていくでしょう」が結論です。
目次は次の通りです。
はじめに
序章 なぜ無印良品には2000ページの”マニュアル”があるのか
1章 売上とモチベーションが「V字回復する」仕組み
2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」
5章 自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう
おわりに -
購入済み
どんな仕事にも生かせる内容
無印良品がどのようにしてV字回復させたのかがわかる1冊。
どんな企業にいる方でも、自分の仕事の仕方を見つめ直せる内容でしたし、自分だけでなく会社全体の為にどのような仕事の仕方をするのか、効率化をさせていくのかといった、リーダー的思考も学ぶ事が出来ました。
ネタバレは控えますが、仕事でうまくいっていない時に新たな視点をこの本から学ぶことで、様々な解決法や改善策が見えてくるのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
本書は『世界で勝てない企業は、日本国内でも生き残れない』という松井氏の言葉からはじまり、MUJIが海外でどのように成長・発展を遂げたかと、その取り組みについて紹介されています。
本書内で独自性の高いブランドイメージと、商品のコンセプトこそが、MUJIの強みであると松井氏はいいます。
無印良品の特徴である、無駄をそぎ落とした機能的なデザインは設立された当初から、大量生産・大量消費社会へのアンチテーゼというコンセプトを持っていたからだそうです。
「シンプルな商品を使って、シンプルな生き方をしてみませんか」と、商品を通じてはっきりと表明しているわけです。
さらには「この商品はこう使う」と企業が決めるのではなく、消費者にどう使うか自由に考えてもらうこともコンセプトに含まれているといいます。
面白い発想ですよね。
私もさまざまな仕事に取り組んでいますが、商品やサービスを打ち出すうえで、はっきりとしたコンセプトを持つことが大切なのだと本書から学びました。
ターゲットとする人たちに受け入れられるようなコンセプトを掲げ、そのコンセプトをスタッフ全員がしっかりと理解して、ブランドイメージを保つことが大切なのだと感じました。 -
Posted by ブクログ
【内容紹介】
良品計画元トップが語る実行100%の組織をつくる最強のサイクル
無印良品ブランドを掲げ、常勝経営を続ける、良品計画。
かつてのどん底からのV字回復や、現在の常勝経営を支える仕組みづくりを支えたのは、PDCAサイクルでした。
そしてそれを推進する強力なツールとなったのが、一冊の手帳です。
本書では、良品計画の前会長が、四半世紀以上使い続けている手帳の紙面を紹介しながら、V字回復のための変革、仕組みづくり、風土改革など、さまざまな局面でのPDCAの回し方を解説します。
(読んだメモ)
・2018年、今年の1冊目。
・松井さんの本、2冊目。
・手帳の使い方の参考に。
・順番は必ずしも P⇒D⇒C⇒Aが最適ではない。
・無印良品、復活への道が詳細に。 -
購入済み
バイブルになる一冊!
ベテランのやり方を真似たり、働くうちになんとなく身につける従来型のやり方では組織として弱いと、しみじみ実感。
無印良品さんのマニュアルの素晴らしいところは、なんのためにその作業を行うのか理由まで記述してあるため勉強にもなる上、新人でも何年か勤めたスタッフと同じように無印良品らしさをつくる作業ができるようになっていること。
そして、マニュアルは出来上がったら終わりではなく、出来上がってからがスタートで、常にアップデートしていくことが大切であると…。途方もない作業だなと思ったけども、強い組織をつくるのに、これほど必要な作業もないとわかりました。
何度も読み返し、マニュアル作りに励みます。
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Posted by ブクログ
なんて、痛快な本だろう。
じつに 視野が広く、思いっきりがいい。
そして、細かいところまでよくみている。
『世界で勝つ力がない企業は、日本国内でも生き残っていくことはできない。』
グローバル時代では、世界的プレーヤーは どんなローカルでも戦う。
『どこにも通用する商品を開発するには、
つくるだけでなく、探す視点も大事である。』
『海外に進出するかどうか』ではなく
『どこに どのように進出するか』である。
世界にあるのは、ローカルマーケットだけだ。
情報化時代の中で、世界に一瞬にして情報が伝わり、
それをうまく、受信して、現場で 試し、戦い抜くことしか
道はない。
無数の失敗が、『財産』となる。
こうすれば、負ける という知見は 実行の中で
得られるものである。
MUJI のもつ 哲学性、精神性、思想性。
それは シンプルであるだけではない。
無駄なものを削ぎ落として、本来の機能が優れているものが、
良いものだと言える。
日本の伝統的な禅や茶道に通じている。
ヨーロッパでは、美学、芸術、の素養があるので、
MUJI にたいする 共感する人たちがいる。
生活雑貨ではなく、その洗練されたデザイン性。
それは シンプルでなく エンプティである。
そこからの メッセージは ライフスタイルの提案となる。
MUJIらしさと日本らしさの融合。
そこにいたるまでの 徹底した工夫と創造性。
中国も 消費社会から転換する時期がやって来ている。
『素の美』洗練されていくと、環境にも優しくなる。
しっかりしたコンセプトがあれば、国境を越えても共感される。
『これがいい。』ではなく、『これでいい。』
タルを知ること。
競合のない 競争のないところに 乗り出す。
不必要な競争をなくすことが、まず優先的に必要なこと。
そのためには、独自性がない企業は『勝てない』
ブランド力、ビジネスモデル、オペレーション力。
ブランドとは 信用である。
強烈な個性で 経営をするとは 哲学をもつことであり。
それは、国境を越えても 揺らぐことはない。
ビジネスには 偶然はない。
ビジネスには 理念とビジョンがある。
『自立』型。現場で考え抜き 突破する力。
世界で勝つって、負けることで 勝てることになるのだ。
日本人への 大きな はげまし、鼓舞する 応援歌。