松井忠三のレビュー一覧
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ネタバレ無印良品の商品には不思議と惹かれるものがある。関連する本も多く、整った暮らしとセットで見かけるので、憧れもある。無印の秘密は何か。社員たちは無印良品ブランドを愛している。だから辞めない訳ではない。成長させる仕組みと、腐らせたり飽きさせたりしない仕組みがある。「仕組み」で動いていることがわかる。人に仕事をつけるのではないというように、誰でもできるマニュアルを作り、プラスアルファの人間性を磨くためのヒントがこの本に書かれていた。異動が多く、若い時からさまざまな経験をさせることが刺激となり、個々の能力が発揮される集団。リーダーはどうあるべきか。当たり前のことを当たり前にやる。率先してやる。謙虚にやる
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無印良品の社長だった松井忠三さんのV字回復の手法を記した一冊。
MUJIGRAMと言うマニュアルを元に、どの店舗でも品質の高いサービスを提供する。マニュアルと言うとシステマチックで人間味がない様なイメージを持ちますが、そこに目的やゴールが設定されているのと、いないのとでは行動の結果に違いがあるかもしれません。
目の前にゴミが落ちていたら拾う、経営面でも、個人の力量に頼り切らない。出店においても細かなルールがあることは凄いなと思いましたが。
言われてみると一つ一つは、当たり前のルールかもしれませんが、それを守れる仕組みこそが大切なのかなと感じたりもしました。
無印良品は好きで出かけますが、こ -
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PDCAを徹底的に回すための具体的な方法を手帳の使い方を軸に紹介されていた。
手帳の使い方で勉強になったのは
去年の同じ時期と比較する。
決めたことは流さない。流してしまうと結局100%完遂することができない。徹底的にフォローすることが重要。
残業を減らすにしても、徹底的に幹になる部分は残して枝葉の仕事をやめるんだと言い続ける。それでも自主的に変化するのは2.3%。
10%ほど変化すれば持ち帰り残業はなくなる。そのために抽象的指示だけでなく、上司への返信は緊急性がなければ返信しなくても良いとか具体的に上司が指示を出す必要がある。
いろいろ読んで、やりきる意思が最も重要だと思った。 -
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仕事で後輩ができ、研修の担当になったことで手に取ってみた本。
文房具はじめ無印良品にはお世話になっているので、私にとっては読む抵抗の少ない本でした。
人を育てる、ということ。マニュアル(標準書)とかの活用をしていることは全体を通して、わかりました。
異動が多いとか、結構突然に逆境に立たされるとか、自分で問題解決をさせていく理由とか。無印良品という企業のコンセプトとビジョンを理解していてかつ好きだという人が集まるからそこ、できるのだと。そしてそういう人が集まるからこそ、企業が社員を信用した研修が運営ができるのだろうなと思いました。
人とのコミュニケーションの点でも、参考になることは多く。さっ -
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無印良品の、人の育て方 “いいサラリーマン"は、会社を滅ぼす2014/7/11 著:松井 忠三
「働きがいをどうつくるか」は、「どう人を育てていくのか」という話にもつながり、これが本書のテーマとなる。人事制度や人の育て方について、無印良品流のノウハウが公開されている。
本書の構成は以下の6章から成る。
①無印良品は、なぜ離職率がこれほど低いのか
②絶え間のない、しなやかな異動で人は育つ
③若手社員を折れない社員に育てる仕組み
④自分でなんとかする力を強化する一つの方法
⑤チームワークはつくるのではない。育てる。
⑥モチベーションを引き出すコミュニケーション術
人間育成をするため -
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無印良品の仕組みと育て方
の方が、著者のエネルギーと熱量が、あったかな、と思いますが相変わらず良書で、日々の仕事の、甘さを感じます。
★意識を変えたければ、まず、行動を変える仕組みを作り、実際に行動が変わり、成果が出る。その過程で意識が変わる、という順番にする
★品質は企業の体質を表している
などまさにそのとおり。
見城徹さんの本も好きだけど、エネルギーと感情が、かなり強い。
松下忠三さんは、プロダクト・製品を売る無印良品の社長であり、
また、日本人(都市部の人間が中心か?)は無印良品のv字回復(と、その落ち込み時期)を、よく知っている筈で、
一般のサラリーマンにも抵抗感なく、身近に -
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無印良品(良品計画)会長である松井忠三氏の、マニュアルに捕われない人材の育成哲学です。
無印良品は、全店舗共通のマニュアルを作っていることが知られています。
一般的にマニュアル化は、マニュアル人間をつくりだすだけ、と敬遠されることもあります。
ところが、本書を読む限り、無印良品はマニュアル化を強みにして、むしろ自発的な社員の育成に成功しています。
それが可能なのは、どうやら、マニュアルを「上から指示されてでやらせれる仕事」のようなトップダウンのものではなく、「自分達で自発的につくりだすもの」といったボトムアップのものとしているからのようです。
もちろん、そのためには、無印良品の精神を社員 -
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マニュアルという言葉は嫌いだけ
いつの間にか 自分の職場状況と重ね合わせて本を読んでいました。
マニュアル化することで見えてくることもあるし、相手に伝えやすいメリットもあります。
なにより自分で考えて行動できる余地を残すところに懐の深さを感じました。
私が体験してきたマニュアルは、
思考能力をとりさりただ与えられた仕事だけをこなすだけのものだったのでどうしてもマニュアルという言葉がすきに慣れなかったのですが…
自分なりのムジグラムを作ってみたいとおもいます。