松井忠三のレビュー一覧
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無印良品の、人の育て方
無印良品の人が辞めない仕組み、人材育成の仕組みを紹介した本です。
人を育てることの大切さがわかる一冊です。
・「人間育成」、「修羅場体験」させるために、異動をさせる
・その会社での失敗は、その会社でしか取り返せません。再び立ち上がるチャンスまで、自分から捨ててはいけないのです。
・妥協や調整は、決断ではありません。
・本当に誉めたいときは、直接伝えない。
・問題は、逃げずに正面から突破するしかないのです。逃げれば逃げるほど、問題は大きくなって追いかけてきます。
・相手の考えを理解しようとする姿勢があれば、いくらでも復活できるでしょう。
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Posted by ブクログ
・人は「修羅場」で育つ。
逆境こそ、もっとも人を成長をさせます。逆にいえば、ぬるま湯に成長する機会はありません。もしかしたら、会社にとって都合のよい「いいサラリーマン」は育つかもしれません。仕事を調整したり、現状を維持することに腐心したり、相手の顔色をうかがうということに長けているような社員です。では、こうした社員が、会社を強くするかといえば、答えは明白です。社員個人を強くするか、という問いについても同様です。ぬるま湯では、革新的なことを考える必要はない上、問題が起こった時に覚悟をもって突破する力は身につきません。
・一部分だけのメリットを求めるのが部分最適、全体のメリットを考えるのが全体最 -
Posted by ブクログ
前作、「無印良品は、仕組みが9割」に引き続き。
まず大前提として、前作のテーマである業務の標準化、あらゆる仕組みが整備されていることが前提となる「人の育て方」だと感じました。
なので自社ですぐに取り入れるのは難しい部分もある。
ただ異動に関する考え方は良いなと思いました。定期的な異動が必ずあることにより、業務が属人化することの抑止、属人化していることへの気付きがまず与えられる。視野が広がり、部分最適ではなく全体最適を考えられる様になり、セクショナリズムが抑止出来る。コミュニケーションが活発になり業務が円滑に進む様になる。メリットだらけですね。
そしてやっぱりその為には、業務の標準化が必須という