松井忠三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マニュアルというとネガティブなイメージがあるけど、本書ではそれを「仕事を高水準に保つための基準書」としています。
個人に依存した仕事は、ムラが生まれます。
そのムラはお客様に伝わり、それがやがてブランドを衰退させていくことにつながります。
個人の成長は大切ですが、依存するのではなく、誰がやっても高水準を保てるようにする。
そのために、徹底的に言葉にして見える化し、現場の声を反映させたマニュアルをつくり、愚直に実行する。
そうすることで、無印良品は強い組織になっていったのだなと本書を読み感じました。
私は勤める会社で新ブランドの立ち上げメンバーとして関わっています。
新たなことで日 -
Posted by ブクログ
無印良品を復活させた松井元会長による手帳を使ったPDCA管理事例。当たり前のことを当たり前にやること、やると決めたら徹底的にやり切ること、やらなくていいことはやらないこと…とありがたいお言葉が実話に基づき語られています。
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序章 アナログ手帳とPDCAの切れない関係
PDCAを回すために紙の手帳が便利
Checkに前年の手帳を使う
手帳は統一性・連続性・記録性が利点
1章 手帳は経営のための思考基地
左に予定、右にタスクやメモ
会議の予定は週前半にまとめる
コミュニケーションはランチの時間で
振り返り(CA)は土日で行う
2章 変革のためのDCAP
危機的状況の場合はまずやれるこ -
Posted by ブクログ
そして人間育成をするために必要なのが、「修羅場体験」です。
逆境こそ、もっとも人を成長させます。
少し泥臭い話のように感じるかもしれませんが、私だけではなく、多くの逆境を乗り越えてきたリーダーは同じことを考えているはずです。
逆にいえば、ぬるま湯に成長する機会はありません。もしかしたら、会社にとって都合のよい“いいサラリーマン”は育つかもしれません。仕事を調整したり、現状を維持することに腐心したり、相手の“顔色をうかがうということに長けているような社員です。では、こうした社員が、会社を強くするかといえば、答えは明白です。
社員個人を強くするか、という問いについても同様です。ぬるま湯で -
Posted by ブクログ
良品計画の会長によるビジネスにおけいて、如何に仕組みが重要であるのか?について書かれた内容。
著者の良品計画という会社をグローバルに成長させた功績は大きいが、
その裏にあるものが「仕組み」にあったのだという点が、様々な事例に基づき、理解できた一冊。
本書を読んで、「仕組み」を考える上で押さえるべきポイントは、
・その理由や背景をキチンと理解させること
・締め切りが誰でもわかるようにすること
・色々な意見(他社含む)を取り入れ、常に改善し続けること
と考える。
強い会社は、結局実行力のある会社と本書に書かれていた。
もちろん、やる気をいかに維持継続してもらい、それを推進力として進めるかも重