長谷川義史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は父の息子です。
それは、私自身が父親となった今でも変わりません。
将来、父が亡くなることがあっても、やはり変わりません。
普段、これといって連絡を取り合わずにいても、父が私のことを折りにつけ心配していることは判ります。
それは私が、思春期を迎えて無愛想になり、体格でも私を追い越した、息子に対して同じ思いを抱いているからです。
私は、父の息子で、息子の父です。
父親は、いつまでたっても、きっと死んでからも息子のことを心配するものなのでしょう。
誤解を恐れずに言えば、それは妻や娘に対する愛情とは、ほんの少しだけベクトルが違うもののように思えます。
私は、あえて歩調を合わせること無く、息