無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
天国のおとうちゃん、元気にしてますか。 幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。
人気絵本作家、長谷川義史が描く、温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る一冊です。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
2008年発表。
幼い頃亡くした父との思い出と
父無き後の決意を、
親しみやすい関西弁でユーモアと共に描いた
心に沁みる絵本。
この絵本は
長谷川さん自身の
子供の頃を描いた
自伝的内容の
亡き父への手紙です。
キャッチボール、
ひこうきショー、
気前よく買ってくれたホットドック。
小さな心に刻まれた
思い出は尽きない。
「かわいそうにと人は言うけれど、
ぼくよりおとうちゃんのほうがかわいそうなんとちがうやろか」
という言葉は
まったくその通りだと思う。
子供は大人が思うほど
弱々しい存在じゃない。
物語の中で、
万引きをしそうになる「ぼく」をとどまらせたのは、
天国へ行った
おとうちゃんに会えなくなるという思いでした。
(犯罪者になると地獄へ落ちるから)
死んだハズのおとうちゃんに
もう一度会うという不思議体験を
セピア色に描いたページや、
裏表紙のモノクロの家族写真が
強烈に切なさを運んできます(T_T)
自分自身、
5歳の時に親父を亡くしています。
昔気質な人で、
飯食ってんのに平気でちゃぶ台ひっくり返すような
リアル「星一徹」な人でした(笑)
(漫画『巨人の星』に出てくるおとーちゃん)
仕事はキラッキラのラメ衣装を着た
プレスリーのイラストが
バーンと描かれた(笑)
ロックンロール号を操る
長距離トラックの運ちゃんで、
1ヶ月に2日しかない休日やのに、
いつも俺たち兄弟が喜ぶ場所に
ドライブに連れていってくれた♪
周りのみんなは
カッコ悪いってバカにしたけど、
当時の俺は
そのトラックに乗せてもらうのが
なんや嬉しくて
たまらんかったんですよね(^_^)
自分が野球が好きで、本や活字中毒なのも
親父の影響だし、
バンドをやっているのもそう。
カエルの子はカエルというか
やっぱ血は争えんもんだし、
自分の元となる
揺るぎない『核』を作ってくれた人は、
まぎれもなく親父だって
今なら胸張って言える。
生きたくても生きれなかった人たちがいる中、
今生きてるって事は
ほんまにありがたいことです。
奢ることなく、
先に逝ってしまった人たちの想いを
無駄にすることなく、
凛として生きていかなきゃって
この物語を読んで改めて思いました。
大切な人を亡くして戸惑う、
沢山の「ぼく」に幸あれ。
明日はもっと
笑えますように。
Posted by ブクログ
私は父の息子です。
それは、私自身が父親となった今でも変わりません。
将来、父が亡くなることがあっても、やはり変わりません。
普段、これといって連絡を取り合わずにいても、父が私のことを折りにつけ心配していることは判ります。
それは私が、思春期を迎えて無愛想になり、体格でも私を追い越した、息子に対して同じ思いを抱いているからです。
私は、父の息子で、息子の父です。
父親は、いつまでたっても、きっと死んでからも息子のことを心配するものなのでしょう。
誤解を恐れずに言えば、それは妻や娘に対する愛情とは、ほんの少しだけベクトルが違うもののように思えます。
私は、あえて歩調を合わせること無く、息子の前を歩きます。
時折、思い出したように振り返り、「だいじょうぶかっ?」と声に出さずに尋ねます。
息子は無愛想に頷くだけです。
私が父に、そうしてきたように。
かつて、きっと父も祖父に、そうしていたのでしょう。
いつか、きっと息子も孫に、そうされるのでしょう。
そんなことを考えさせられる、素敵な絵本です。
全ての父親と息子達におすすめです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。