【感想・ネタバレ】てんごくの おとうちゃんのレビュー

あらすじ

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天国のおとうちゃん、元気にしてますか。 幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。
人気絵本作家、長谷川義史が描く、温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る一冊です。
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Posted by ブクログ

亡くなってしまったお父ちゃんへの手紙。

『おかあちゃんがつくったる』の前作。
父親を亡くした子供の素直な気持ちが綴られてて、切ないけど心が暖かくなる絵本。
最後の言葉の締めが「しんぱいしないでくださいね」だったのには泣いたわ。

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2014年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この絵本、まだ子どもに読んでいません。
読みながら泣きそうになるので読めません・・・。

「おかあちゃんがつくったる」の前作。泣きました。
特に「まんびきしそうになったけどやめた。ぼくが地獄に行ったらおとうちゃんにあわれへん」のくだりで。

「おかあちゃんがつくったる」に出てきた「なんでもつくれるっていうたやん。おとうちゃんつくってぇな」のところ、次作を読んでいる時は普通にさらっと読んでいましたが、これを読んでから改めてそれを反芻してみると、切なくなりました。

読むならこっちを先にすればよかったな~。

0
2014年02月20日

Posted by ブクログ

2008年発表。


幼い頃亡くした父との思い出と
父無き後の決意を、
親しみやすい関西弁でユーモアと共に描いた
心に沁みる絵本。


この絵本は
長谷川さん自身の
子供の頃を描いた
自伝的内容の
亡き父への手紙です。

キャッチボール、
ひこうきショー、
気前よく買ってくれたホットドック。

さな心に刻まれた
思い出は尽きない。


「かわいそうにと人は言うけれど、
ぼくよりおとうちゃんのほうがかわいそうなんとちがうやろか」

という言葉は
まったくその通りだと思う。

子供は大人が思うほど
弱々しい存在じゃない。


物語の中で、
万引きをしそうになる「ぼく」をとどまらせたのは、
天国へ行った
おとうちゃんに会えなくなるという思いでした。
(犯罪者になると地獄へ落ちるから)


死んだハズのおとうちゃんに
もう一度会うという不思議体験を
セピア色に描いたページや、

裏表紙のモノクロの家族写真が
強烈に切なさを運んできます(T_T)



自分自身、
5歳の時に親父を亡くしています。

昔気質な人で、
飯食ってんのに平気でちゃぶ台ひっくり返すような
リアル「星一徹」な人でした(笑)
(漫画『巨人の星』に出てくるおとーちゃん)

仕事はキラッキラのラメ衣装を着た
プレスリーのイラストが
バーンと描かれた(笑)
ロックンロール号を操る
長距離トラックの運ちゃんで、

1ヶ月に2日しかない休日やのに、
いつも俺たち兄弟が喜ぶ場所に
ドライブに連れていってくれた♪

周りのみんなは
カッコ悪いってバカにしたけど、
当時の俺は
そのトラックに乗せてもらうのが
なんや嬉しくて
たまらんかったんですよね(^_^)


自分が野球が好きで、本や活字中毒なのも
親父の影響だし、
バンドをやっているのもそう。

カエルの子はカエルというか
やっぱ血は争えんもんだし、

自分の元となる
揺るぎない『核』を作ってくれた人は、
まぎれもなく親父だって
今なら胸張って言える。



生きたくても生きれなかった人たちがいる中、
今生きてるって事は
ほんまにありがたいことです。

奢ることなく、
先に逝ってしまった人たちの想いを
無駄にすることなく、
凛として生きていかなきゃって
この物語を読んで改めて思いました。



大切な人を亡くして戸惑う、
沢山の「ぼく」に幸あれ。


明日はもっと
笑えますように。

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2012年06月04日

Posted by ブクログ

ぼくが9歳(?たしか)のとき、とうちゃんは突然死んでしまった。みんなはぼくがこんなに小さいのに可哀想だと言ったけれど、本当に可哀想なのはおとうちゃんだ。感傷的でない関西弁の子どもの語り口が、かえって共感を与える。お父さん絵本なら「とうちゃんはかんばんや」もいいです。

0
2012年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

NHKでよまれていたような・・・。
お父さんが亡くなってしまった男の子が思い、考え、亡きお父さんへメッセージを送るお話。

今ではこんな風に考える子供の方が少なくなったかもなぁ。
大人ですらここまで身近な人の死によって、考えられるだろうか・・。
命の絵本です。

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2012年02月24日

Posted by ブクログ

私は父の息子です。
それは、私自身が父親となった今でも変わりません。
将来、父が亡くなることがあっても、やはり変わりません。

普段、これといって連絡を取り合わずにいても、父が私のことを折りにつけ心配していることは判ります。
それは私が、思春期を迎えて無愛想になり、体格でも私を追い越した、息子に対して同じ思いを抱いているからです。

私は、父の息子で、息子の父です。

父親は、いつまでたっても、きっと死んでからも息子のことを心配するものなのでしょう。
誤解を恐れずに言えば、それは妻や娘に対する愛情とは、ほんの少しだけベクトルが違うもののように思えます。

私は、あえて歩調を合わせること無く、息子の前を歩きます。
時折、思い出したように振り返り、「だいじょうぶかっ?」と声に出さずに尋ねます。
息子は無愛想に頷くだけです。

私が父に、そうしてきたように。
かつて、きっと父も祖父に、そうしていたのでしょう。
いつか、きっと息子も孫に、そうされるのでしょう。

そんなことを考えさせられる、素敵な絵本です。

全ての父親と息子達におすすめです。

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2011年04月20日

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内容紹介
天国のおとうちゃん、元気にしてますか。 幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。人気絵本作家、長谷川義史が描く、温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る一冊です。



遅かれ早かれ自分もこうなるんだ。。。
と思うと少し切なくなると同時にこういう風に思ってくれるような父親でありたいなぁ・・・
と思ってしまいます。
エゴですがね・・・
でも、がんばりますよ!?

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2011年02月22日

Posted by ブクログ

もうタイトルだけで、傑作の予感するよね。で、1ページ目で、その思いはさらに強くなり、最後までそれは裏切られない。そして、裏表紙。最後の最後まで素晴らしいな。

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2024年05月12日

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天国のお父ちゃんに向けてのお手紙

もうすぐ4年生になるぼくより

読み聞かせ時間は4分ちょっとです
ぶっつけで読むと読み手が泣いてしまうかも

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2023年08月25日

Posted by ブクログ

ちちんぷいぷい(MBS)の「とびだせえほん!」でお馴染みの長谷川義史さんの本当にあったお話。
読んでいると、あのトツトツとした声がドコからとも無く聞こえてきて、そっと読み聞かせしてくれているような気持ちになり、なんだか癒されたような気分になります。

私の従弟も同じような境遇でしたが、こんな気持ちだったんだろうなぁ・・・とふと思いました。

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2013年01月19日

Posted by ブクログ

おとうさんを亡くした男の子が天国のおとうさんに向けて語りかけるように思い出を振り返る。
大人が不用意に発する言葉…悪気は無いし、自分のことを思ってくれてるとを受け入れた上で「ちょっと違うなぁ」ってあたりに胸が締め付けられる。
でも本人は至って淡々と語っているし、途中ぷっと吹き出す部分も。

娘に読んでいて一番最後泣いてしまった。

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2012年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長谷川さんの絵本は
面白いの、感動するの、両極端ですね。

息子から父へ。
素敵な思いがこもったお手紙です。

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2012年04月05日

Posted by ブクログ

長谷川さんの講演会に行ったとき、ご本人の読み聞かせで知りました。とっても心に響いた一冊。体験をもとにした作品だからこそ、この静かでずしんとした感じが伝わるんだろうなと思います。

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2010年10月11日

Posted by ブクログ

子どもに読み聞かせをすることより、大人がじっくり読んでも良いなも思った。
家族との関わり方を改めて見直そうと思った。命は永遠ではないし、お別れが来る前にたっぷり関わっておきたい。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

敬語の語り口だったので、もうかなりこの子は成長しているんだろうなと思っていたけど、もうすぐ4年生…しっかりしすぎてて泣けてきた((T_T))

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2018年03月21日

Posted by ブクログ

夫を亡くした母親と父親を亡くした子ども。どちらが苦しくて悲しいのか。そして大変なのか。私の叔父さんは「子どもは周囲の人から『可哀想だね』と言ってもらえるけど、そんなことを母親は言ってもらえない。だから母親の方が大変」と言っていました。本当にそうなんでしょうか!?
子どもと大人では背負える重さが違います。子どもは子どもの持てる分だけ悲しみや苦しみを背負うのです。大人にしたら、それは軽いのかもしれません。でも体の大きさと同様に心のキャパも違うのです。
子どもは子どもで色々と感じて頑張っているのです。だから子どもも大人も大切な人を失ったのは同じで、その悲しみや苦しみは重さは違うけど同じなのです。
この作品を叔父に読んでもらいたいです。

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2014年05月08日

Posted by ブクログ

2014.3.29
【経緯】
長谷川さんの本すき

【書き出し】
はいけい、てんごくのおとうちゃん、げんきにしてますか

【感想】
やっぱりすき

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2014年03月29日

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