あらすじ
朝からわが家は大騒ぎ。「遠足いっしょにつれてって」とダダをこねているのは、おとうちゃん。すると、「わたしも遠足につれていってくれませんか」と、声がした。まわりを見渡してみると、ぼくのランドセルに手と足がはえて、目と鼻と口もついていた。ランドセルは「春休み」をとって、学校の遠足に一緒に行きたいといいだした。おとうちゃんとランドセルのけんかが始まった。だけど、おかあちゃんの一言でランドセルも一緒に行くことになった。学校からバスに乗って『りゅうせん山』に向かった。ランドセルは頭がよくてみんなの人気者。お昼ごはんになると、どんどん周りに女の子たちが集まってきた。すると、いじめっこもやってきて、ななちゃんのぼうしをとって逃げた。ところが、ぼうしはトビにもっていかれてしまった。そこで、ランドセルは取り返すために、木に登って……。テンポのよい関西弁と、ユーモアいっぱいの絵が楽しい幼年童話。
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Posted by ブクログ
6歳男子。ランドセルがある日、喋り始め、遠足に連れて行ってほしいという。駄々をこねるおとうちゃん。さっぱりした感じのおかあちゃん。関西弁のノリが小気味良く、ランドセルと一緒に冒険に出る。
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春の遠足の日、一緒に連れて行ってほしいとダダをこねるおとうちゃん。おかあちゃんに叱られしぶしぶ引き上げたと思ったら「わたしもえんそく、つれていってくれませんか」とランドセル。
なかなかの博識ぶりが面白い。かつ、友達と話したのも、持ち主けんいちのためなんていじらしい。
Posted by ブクログ
今度はランドセルがしゃべりだした!!
けんいちもお母さんももう驚かない。
ただ、お父さんだけいまだに驚いてるけど。
笑いあり、涙あり、感動あり。
なんでもてんこもりで、お話もおもしろく、言うことなし!
大人が読んでも十分楽しめる童話なのでした。
Posted by ブクログ
おとうちゃんは、すねてばかりで、おかあちゃんが、ランドセルにふつうにはなしているのがおもしろかった。
いじめっこが「いじめたら、あいてがこまる」ってわかって、はんせいしたところがいいはなしだとおもった。(小1長女の感想)
ノン関西弁スピーカーな娘が、かわった関西弁で音読するのがかわいい。
Posted by ブクログ
れいぞうこのなつやすみに続く、けんいち一家の話。
今度はランドセルが遠足に行きたいって。
ランドセルは、学校ではすぐにロッカーに入れられ、運動会や遠足などの楽しい行事に参加できないことが悲しかったみたい。
言われてみればその通りだね!
この話は関西弁で進むので、テンポとワハハ感が上がる!
特におとうちゃん。
パパでもお父さんでもなく、おとうちゃんね。
ランドセルじゃなくて自分が遠足に行きたいと駄々をこねる。リュックにおやつまで用意して。
結局おかあちゃんに言われて、ランドセルに遠足を譲るんだけど、おとうちゃんが小2のけんいちよりも子供みたいで面白いよ。
楽しい家族だなー、冷蔵庫とランドセルの次は何だろう?と楽しみになる。