長谷川義史のレビュー一覧
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一冊目に読んだ、「しにがみとおばあさん」のおばあさんが畑で作っていたのはなあに?とここで問題を出して「じゃがいも!!」と予想通り答えが来たところで、そのじゃがいもがこの子たちかどうかはわかりませんが、と無理矢理つなげての2冊目です。
北海道から町の八百屋さんにやってきたジャガイモ一族、ひとり、またひとりと買われて、みんなバラバラになってしまいます。
別れ際「元気でなジャイソン~~」「さよなら~ ジャクリーヌ」などと叫びあった後に ・・かなしいはなしです・・とあるところで、子どもたちはげらげら笑います。何にもかなしーないやん、などと言いながら。
もう長谷川さんの本は文句なしにおもしろい。
読んでいてもたのし~
平成26年11月11日(火)
3年2組 -
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ネタバレなんでもミシンで作ってしまうおかあちゃんが作る服にかばんが、いつもどっかヘンで、お友達に笑われてしまうエピソードから入ります。
そんなある日、主人公の男の子は、つい思ってもみないことを口にしてしまいます。そこでおかあちゃんがとった行動は・・・というもの。
もともとは、亡くなったおとうちゃんの思い出話をつづった前作「てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本)」があったそうです。なので、このお話は母子家庭のお話。
亡くなったおとうちゃんがらみのちょっと悲しいエピソードも入りつつ、ユーモアで包み込んでくれているので切なくなりつつウケる話になっているような感じかな。
このお話は、作者の子ども時代のお話のようで、どことなく昭和の香りがします。
お友達にからかわれているシーンでも「ジーパンのようでジーパンでない。ベンベン」なんてギャグも懐かしさを感じます。
ぷちぐりとみにぐりはこの「ベンベン」が大好きで最近は毎晩これを読まされることに(爆)
私も、文体が関西弁丸出しなので読みやすいのなんの。
ぶっちゃけ、私がこれ朗読したらピッタリですよ。バリバリの関西弁ですし(笑)
最近に出版された物語系の絵本で、小学生を主人公にした作品には、シングルマザーが頑張っている話が多いですね。これも時代なんでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ある日、ぼくんちの冷蔵庫が冷えなくなっちゃった。突然話をするようになった冷蔵庫が言うには「私にも夏休みがほしい」かららしいんだけれど、さぁ、お父さんお母さんどうしようか?
本当に冷蔵庫が冷やさなくなったら本当に困るなぁ。しかも夏なんて。
でもとてもおもしろく書かれている。
この夏休みが冷蔵庫にとってはもちろん、家族にとっても楽しいものになっているのがとてもいい。
3歳の娘にはまだ早いかなぁと思いながら長谷川さんの絵にひかれて借りたのだけれど、今回借りたどの本よりも再読をせがまれた。
できれば、関西弁のイントネーションを正確に再現したいのだけれど、なかなか難しいな。
他の秋、冬、春も順次読んであげたい。 -
Posted by ブクログ
2008年発表。
幼い頃亡くした父との思い出と
父無き後の決意を、
親しみやすい関西弁でユーモアと共に描いた
心に沁みる絵本。
この絵本は
長谷川さん自身の
子供の頃を描いた
自伝的内容の
亡き父への手紙です。
キャッチボール、
ひこうきショー、
気前よく買ってくれたホットドック。
小さな心に刻まれた
思い出は尽きない。
「かわいそうにと人は言うけれど、
ぼくよりおとうちゃんのほうがかわいそうなんとちがうやろか」
という言葉は
まったくその通りだと思う。
子供は大人が思うほど
弱々しい存在じゃない。
物語の中で、
万引きをしそうになる「ぼく」をとどまらせたのは、
天国へ行った
おとうちゃんに会えなくなるという思いでした。
(犯罪者になると地獄へ落ちるから)
死んだハズのおとうちゃんに
もう一度会うという不思議体験を
セピア色に描いたページや、
裏表紙のモノクロの家族写真が
強烈に切なさを運んできます(T_T)
自分自身、
5歳の時に親父を亡くしています。
昔気質な人で、
飯食ってんのに平気でちゃぶ台ひっくり返すような
リアル「星一徹」な人でした(笑)
(漫画『巨人の星』に出てくるおとーちゃん)
仕事はキラッキラのラメ衣装を着た
プレスリーのイラストが
バーンと描かれた(笑)
ロックンロール号を操る
長距離トラックの運ちゃんで、
1ヶ月に2日しかない休日やのに、
いつも俺たち兄弟が喜ぶ場所に
ドライブに連れていってくれた♪
周りのみんなは
カッコ悪いってバカにしたけど、
当時の俺は
そのトラックに乗せてもらうのが
なんや嬉しくて
たまらんかったんですよね(^_^)
自分が野球が好きで、本や活字中毒なのも
親父の影響だし、
バンドをやっているのもそう。
カエルの子はカエルというか
やっぱ血は争えんもんだし、
自分の元となる
揺るぎない『核』を作ってくれた人は、
まぎれもなく親父だって
今なら胸張って言える。
生きたくても生きれなかった人たちがいる中、
今生きてるって事は
ほんまにありがたいことです。
奢ることなく、
先に逝ってしまった人たちの想いを
無駄にすることなく、
凛として生きていかなきゃって
この物語を読んで改めて思いました。
大切な人を亡くして戸惑う、
沢山の「ぼく」に幸あれ。
明日はもっと
笑えますように。