あらすじ
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「あれ、こうて」とぼくが言うと、おかあちゃんは「そんなん、つくったる!」と、なんでもミシンで作ってしまう。それが、ちょっとかっこわるい。あるひ、ぼくは思ってもいないことを口にしてしまった。そして、おかあちゃんは……。せつなくて、あたたかくて、でも笑える、いとおしい家族の物語。
『てんごくのおとうちゃん』で、幼いころに亡くした父との思い出を描き、ユーモアにとどまらない奥深さを描いた長谷川義史氏。本書はその後日談でもあるお話で、“おかあちゃん”の明るさ、優しさ、力強さを、あたたかいタッチで描いた著者渾身の作品。すべての“おかあちゃん”と、その子どもたちへおくります。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
親の視点と子の視点を同時に見られるのは、絵本の醍醐味。それぞれの想いはすれ違うんですよね。親となった今は、このお母さんがどれほど素晴らしいか。また、子どもはどれほど不憫か。オチは「やっぱり、やってもうたー!」です。
Posted by ブクログ
・おかあちゃんが、ジーパンやたいそうふくや、かばんをつくっていて、名まえつきでハートがついていたのを学校にもっていってわらわれていたところが、おもしろかった。
・この話はお母さんが子供のためにバックやズボンをがんばって作ってるのに子供がズボンをはいたけど、友達に笑われるのが面白かった。
Posted by ブクログ
おとうちゃんが亡くなって、おかあちゃん、ねえちゃんと3人暮らしのぼく。
なんでもミシンで作ってしまうおかあちゃんと、ぼくの日常のお話。
『てんごくのおとうちゃん』続編。
何げに切ない内容を、関西弁のリズムがあっけらかんとした空気に替えてくれいて良い。
バッグに名前のエピソードには笑った。
最後の背広のオチも、なかなか素敵。
Posted by ブクログ
なんでもミシンで作ってしまうおかあちゃんが作る服にかばんが、いつもどっかヘンで、お友達に笑われてしまうエピソードから入ります。
そんなある日、主人公の男の子は、つい思ってもみないことを口にしてしまいます。そこでおかあちゃんがとった行動は・・・というもの。
もともとは、亡くなったおとうちゃんの思い出話をつづった前作「てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本)」があったそうです。なので、このお話は母子家庭のお話。
亡くなったおとうちゃんがらみのちょっと悲しいエピソードも入りつつ、ユーモアで包み込んでくれているので切なくなりつつウケる話になっているような感じかな。
このお話は、作者の子ども時代のお話のようで、どことなく昭和の香りがします。
お友達にからかわれているシーンでも「ジーパンのようでジーパンでない。ベンベン」なんてギャグも懐かしさを感じます。
ぷちぐりとみにぐりはこの「ベンベン」が大好きで最近は毎晩これを読まされることに(爆)
私も、文体が関西弁丸出しなので読みやすいのなんの。
ぶっちゃけ、私がこれ朗読したらピッタリですよ。バリバリの関西弁ですし(笑)
最近に出版された物語系の絵本で、小学生を主人公にした作品には、シングルマザーが頑張っている話が多いですね。これも時代なんでしょうか。
Posted by ブクログ
【経緯】
MBSの長谷川義史とびだせ!絵本の展覧会で。
【感想】
寂しい要素を明るさで吹き飛ばす関西のノリって素敵や。。
【共感】
裁縫するひとって名前刺繍したがるよね。うれし恥ずかしいよね。笑
【引用】
「ごめんな。お父ちゃんはミシンでつくったげられへんわ」
Posted by ブクログ
いつもの笑い前面だしタイプの絵本とは違いますよ-。
なんだか、懐かしい気持ちがわき出てキュンとなりますから。
なんでもミシンで作ってくれるおかあちゃん。
でもかっこよくなくて。。。
自分の思うとおりにおかあちゃんが作ってくれないところなんか
ちょっと思い当たる節が。
作ってくれたことには感謝の気持ちでいっぱいなんだけど
ちょっと欲しかったのとちがうんだよなぁ。。。みたいなね。
わかるわかる。
by えみママ
Posted by ブクログ
私の亡くなったおばあちゃんは洋裁の学校を出ていて、母の中高の制服も縫ったそうだ。
今私の手元にあるのは、おばあちゃんの作ったズボン(パジャマにしてる)と2、3才の頃の私に作ってくれた手縫いの浴衣。
白地に大きいバラ模様でとても洒落てるの。
浴衣は私と娘達2代で着た。
おばあちゃんの形見として浴衣は今は洗ってしまってある。
でもね、母はおばあちゃんの手製の服が嫌だったんだって。
既製服が着たかったんだって。
今思えば贅沢な事を言っていたよなぁって母は言う。
私もそう思う。
手製の服ってなんて贅沢なんだろう。
私の為に縫ってくれた浴衣は宝物だ。
さて、絵本に戻ろう。
きっとそんな母が子どもの頃のような時代だろう。
なんでもお母ちゃんがミシンで作ったくれる。
思ってんのとちょっぴり違うけど。
お父ちゃん、ミシンで作れないのが切ないなぁ。
でもラストがさすが長谷川義史さんだった。
Posted by ブクログ
長谷川義史氏の絵本
司書さんから勧められて借りた
ミシンでなんでも
作ってくれるよしおくんのおかあちゃん
(手作りの服とか私は羨ましいわ)
でも
おかあちゃんの作るものは
みんなに笑われてしまう( ; ; )
カバンに「よしお」の名前入り?
ハート??( ; ; )
恥ずかしいよなぁ
でも親心なんだろうなぁ( i _ i )
おかあちゃんがおとうちゃんになって
授業参観に来た?
息が止まるよねーよしおくん!
でも
おかあちゃんの一言が良い!
「ミシンでつくってん」
よしおくんの顔*・(*゚▽゚*)
おかあちゃんの背広の生地の
チョイスがまた良いわー(≧∀≦)
大阪弁だから
しっくりくるんだよね
このイラストがまた良い味を出してる♪
Posted by ブクログ
旦那を亡くしても頑張る母。
そのことは分かっているけど、少しズレてる母に対して葛藤を抱く主人公。
大人にとって母のズレは面白かったり、たいしたことだとは思わない。
でも、子ども社会ではたいしたことではない。
そういうところまでは考えが至らない母だけど、息子を大切にしようとしているのが伝わってきます。
Posted by ブクログ
ハナの奥がつーんとなる。
この感覚を例えるなら「北の国から」で
「五郎さんがこどもたちにたっっぷりの
無償の愛情を表現するけど、ちょっと的外れ」な
場面に似てる。
経済的には貧しい暮らしだし、
不満もいっぱいあるこどもたちなんだけど、
親が一生懸命、
しかもユーモラスにやってくれてることを、
彼らなりに受け止めていく。
小学1年生にはギャグとして、
お母さんたちには、センチメンタルな琴線に触れる絵本でした。
お父さん以外は、
何でもミシンで作ってくれるパワフル母ちゃん。
個人的には「崖の上のポニョ」の
そうちゃんのお母さんに憧れます。
※輪厚読み聞かせの会「もこもこもこ」の読み聞かせにて。
Posted by ブクログ
なんでもミシンでつくったるおかあちゃん。すごいな。ちょっとずれてて、ちょっと恥ずかしくて、ちょっと困ってしまうけど、やっぱりすごいよ、おかあちゃん。
Posted by ブクログ
昭和、浪速のシングルマザーの母ちゃんと、その息子のコミカルなお話。
お母ちゃんが明るくて、逞しくて、それでいてちょっとぬけていて可笑しい。(息子は振り回されっぱなしではある(笑))
ゲラゲラと笑う息子の横で、不覚にもボロボロ泣き笑いの父であった。
Posted by ブクログ
ミシンでなんでも作ってくれるお母ちゃん。体操服とか、ちょっと変だったりするし、みんなに笑われたりするけど、・・・お母ちゃんはすごい!お母ちゃんの愛情いっぱい感じる絵本。
作者の自伝的絵本。
この時代、なんでも作れるミシンって、魔法の機械やったんやろな〜。
Posted by ブクログ
お母さんはミシンでなんでも作ってくれる。
ちょっと変で笑われたりするけどお母さんの愛の深さを感じる絵本。
どんなにお母さんがミシンが得意でもお父さんは作れないか。
Posted by ブクログ
おかぁちゃんと呼ばれると
急に頑張りたくなってしまう。
でも、おかあちゃんの頑張りって
何でかちょっとだけ
ズレてるのはどこも同じなんなね
と思える絵本。
Posted by ブクログ
さまざまな理由で両親の愛情を十分に受けられない子もいる。よしおくんが悲しい思いをしないようにおかあちゃんがミシンでなんでも作ってくれる。
こんなおかあちゃんの愛情を忘れてはいけないと思う。
Posted by ブクログ
縫製のお仕事をしているおかあちゃん。
お父さんが亡くなってから 節約も兼ねてあまり布でなんでも作ってくれる。でも ちょっと変。
ちょっとホロリのラストです。
Posted by ブクログ
そうじゃないのよおかあちゃん…。おかんの愛に感謝しつつもコレじゃない感に押しつぶされてあんまり楽しめなかった。おとん死んでるし。もう少し明るいほうにテーマを寄せて欲しかった。
Posted by ブクログ
面白いけれど切ない、愛すべきお母ちゃんのお話。
裏表紙まできっちり見たい本。
関西弁なので、読み聞かせには難しいかな。
主人公は3年生。内容的にも3,4年生向けかと思う。