●小説は人間観察力を研ぎ澄ます。
直接人から学ぶのも大切だが、人は自分と同レベルの人としか直接出逢えない。ところが小説であればこれまで出逢ったことのない人物といくらでも出逢える。しかもその人物がどのように考え、どのように行動するのかまで丁寧に教えてくれる。本気でお金を稼ぎたければ、人間の研究は不可欠なのだ。
●成功者たちの本を読んでいるうちに、同僚にいちいち嫉妬しなくなる。
同僚にいちいち嫉妬しなくなるコツを公開したい。それはあなたが住んでいる人生のステージを変えることだ。嫉妬から解放されたければ、本を読んで志を上げておくことだ。
●著者プロフィールはブランディングの教材
あなたも自分自身のプロフィールを作成してみよう。プロフィールを作成すると、何も書くことがないと気づかされる。何も書くことがないということは、あなたの現在のブランド力はゼロだということだ。まずこの現実を直視することからがブランディングのスタートである。何も書くことがなくても、あなたの名前が書ける。何も書くことがなくても、生年月日と出身地が書ける。何も書くことがなくても、未来完了形の夢なら書くことができる。冗談ではなく、人は自分が未来完了形で書いたプロフィール通りの人生を歩むのだ。
●本棚に難しい本が並んでいる人より、簡単な本が並んでいる人のほうがお金持ち。
お金持ちは買った本を血肉にして、何千倍や何万倍、それ以上に化けさせていたのだ。
●身近で一番稼いでいる人が贔屓の著者を聞いてみる。
よく目上の相手にオススメの本を聞きたがる人がいるが、それよりももっと効果的なのはオススメの著者を聞いてみることだ。人の思考を知るには贔屓の著者の作品を知るのが一番の近道なのだ。
●一瞬で理解できないことは、今のあなたには必要ないということ。
一瞬で理解できないものは何度説明を受けても理解なんてできない。それなら、とりあえず理解できないなりにやってみて正々堂々と注意を受けたほうがいい。とりあえずやってみて、はじめて具体的なアドバイスをもらえるのだ。一瞬で理解できたことだけをすぐに100個試した人が、稼げるようになっていくのだ。すべてが理解できるまで何度も読み返してちっとも動かない人は、永遠に貧しいままだ。
●本は最後まで読まなければならないのではなく「最後まで読んでもいい」のだ。
本を最後まで読まなければならないという固定観念を取り除くだけで、人生の自由時間は一気に増えるのだ。
忙しい人には貧乏な人が多いが、お金持ちには自由時間がたっぷりある人が多い。忙しい人は頭を使う時間が持てないからますます貧しくなるが、お金持ちはゆったりした時間にまた稼ぐ方法をワクワクしながら考えられるからますます富んでいくのだ。
●年下の著者の本は、意外な発見が多い。
稼ぎ続ける人の本棚は、自分より年下の著者の本の比率が高い。
あなたが30代なら、本棚の10%を年下の著者で占めるのを目標にしてもいい。
●本→挑戦→対話の∞サイクルが成功の秘訣。
「挑戦」とは本を読んでピン!ときたことを実際に試すこと。幸いなことに、私たちは最初の「挑戦」はほぼ失敗するようにできている。まず本で読んだ通りにはならない。それでいいのだ。なぜなら今までグズグズして一歩も動き出せなかった臆病者が、一歩踏み出せたからだ。勇気を振り絞って一歩を踏み出すと、そこには無限の課題が山のように襲いかかってくる。山のように襲いかかってきた課題を解決するために、今度は「人」と対話する。必ず「挑戦」したことをによって授かった貴重な課題を、「人」と対話して共有することだ。すると「本」をちゃんと読めていなかったことに気づかされる。付箋を貼る箇所を見落としていたことに気づかされる。あるいは別の「本」との出逢いが訪れることもある。そして再び「挑戦」するのだ。この「本→挑戦→対話」の∞サイクルを、どれだけあなたの人生で繰り返すことができるか。それがあなたの成功を決定する。
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