石田スイのレビュー一覧
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ネタバレナシロとクロナと什造の過去の話を絡めての
戦いは壮絶。
カネキたちも、どこをみても壮絶な戦いしかない。
亜門も喰種に育てられて、情も湧いてしまっているところがあるのは什造と共通しているのだ。
金木と亜門の戦いのシーンは切ない。
金木がもう少し普通に話せる状態だったら何かまた違っただろうか。
守りたいと言いながらその相手を傷つけ、それに気がついて錯乱する様子は見ていられない。
万丈さんは本当にいい人だ。
「誰かを救う前にお前が救われてくれ」
という言葉を、傷つけられた直後にもかけられる。
篠原が死んでも後悔しないという什造、
シロナを置いていけとあっさり言う嘉納。
そして、混乱しながら戦ってい -
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ネタバレ幸せな夢を見て何が悪いのだろう。
琲世が不憫でならない。
欲しがっていいって勘違いしてた、という言葉が辛かった。
しかし、夢はもういい という台詞は恰好よく迫力があった。
あの瓜江が不知に死ぬなと思いを抱くシーンは印象に残る。
2人が共に戦う中で瓜江が初めて仲間を思ったのにこんな結果になるとは。
カナエも不憫で仕方ない。
戦闘シーンは圧巻の描写。
「光栄だな、高槻先生」の台詞が良かった。
月山をホリが頼ったトーカちゃんたちが助けに来るところは嬉しかった。
危険な行為だったろうに。
一方で不知たちの遺体が奪われたのは悲しい。
この辺りの琲世は見るに忍びない。
塩野は典型的な駄目編集者だっ -
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ネタバレ月山さんが琲世の正体を知るやいなや、トーカちゃんのところへ行くのも彼らしいし
トーカちゃんがあいつを私たちの世界に引き戻したいのかとうのも彼女らしく
深い愛を感じる。
戻らない方が良い、誰にも頼れなくなった時に帰る場所になればいい。
どちらもそれぞれに愛の形なのだと思う。
瓜江が「優れた羽赫のクインケ使いがいるとチームの死傷率が70%下がる」を
裏を返して凡夫であれば死傷率が70%も上がるとシラズに告げるのが
良い性格をしている。
彼が強くなりたい、金が必要だとする理由はショッキングでもあり
苦しく、応援したくもなるものだった。
富良さんがはっきり、自分たちは 命を奪っていると言ってくれる -
Posted by ブクログ
ネタバレ始まり方が引き込まれる。
まだ平和な雰囲気があるところがまた。
敵を倒すために敵の能力を取り込むのは
どう考えても『正し』くはないと思ってしまう。
ヒナミちゃんが出てくるのは嬉しいが
悲しそうに見えるところが気になった。
真戸さんが「ああはなるな」と言うセリフがあってからの
琲世の戦いぶりが凄まじい。
西尾先輩の言うとおり、どこまでいっても救われないカネキ。
自分が仲間に殺されるリスクを背負ってでも
部下を助けようとするハイセの姿に苦しくなる。
什造が盗んだお金をちゃんと返しているのも、
カネキだと会ってすぐ気づいているのも興味深い。
最後のトーカちゃんがとても綺麗。 -
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引き込まれる
色々なキャラの背景なのが見れて少し悲しい気分になります。殺さたから殺す。人間と喰種の共存。狂気にみちたキャラの描き方などとても引き込まれます。
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先が気になる
描かれている背景とテーマが重いが、所々に脱力タイムみたいなのがあっていいです。恐怖心を煽るような場面は、敢えて荒いタッチの絵を用いることで、さらなる戦慄をおぼえます。テンポがいいので一気に読めます。