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『進撃の巨人』、『彼岸島』、『寄生獣』…。ご多分に漏れず『東京喰種』も「人喰い」マンガなのだが、人肉無しには生きられない喰種(グール)を、現代社会のマイノリティに重ねて描いている点では、他の「人喰い」マンガとは一線を画すように感じる。
ある事件をきっかけに、人間と喰種の両性質を持つこととなった、主人公の金木をはじめとして、彼が働く“あんていく”と呼ばれる喫茶店の従業員たちも、人間と喰種の共存を願っており、マイノリティであることの葛藤と、やり場の無い気持ちを抱えて生きている。金木にとっての英良、董香にとっての依子、西尾にとっての貴未、リョーコにとっての雛実など、親友や恋人、家族など、かけがえのない存在の為に闘う彼等の強さ、美しさを目の前に、心を動かされること必至だ。
Posted by ブクログ
根が真面目で優しい子ほど神経症を発症すると言う…人間のカネキくんは天涯孤独な身の上の孤独さを内に秘め、順応しようとしていただろうに、グールに絶望から救い上げられ、仲間を得た事で、自分は一人ではない、と思ってしまった。故に、異常なまでの責任感、自分を孤独のどん底から救ってくれた仲間を絶対に失いたくないと言う強迫観念に捕らわれてしまった。
思い返すと、誰もカネキに「強くなれ」と促したわけではない、そう言う場面はヤモリに拷問されている間に自分の内なるリゼと会話していた間にそそのかされただけだ、そのリゼももしかしたらカネキの崩壊寸前な精神が作り出したものかもしれない。カネキは自分で自分の行く道を決めた。自分の決めたことにあまりにもひたすら正直に進んで行こうとした。
と本編は非常にシリアスな状況なのだが、不覚にも巻末の世界の童話パロで爆笑だ…
Posted by ブクログ
東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らって生きる怪人・喰種(グール)となってしまった少年の苦悩と恐怖を描くダークファンタジー。執刀医・嘉納の言葉に混乱し、激昂した主人公・金木は喰種の高み“半赫者”に姿を変える。巨大なムカデのような赫子を操り暴虐の限りを尽くす金木に苦戦する喰種捜査官・篠原だが…。再び狂気の向こう側へいってしまう金木と、人の心へ戻ろうとする金木の葛藤が苦しすぎる今巻。もういい加減燃え尽きてしまっても全然おかしくないのに金木くんスゴイなぁと。ここまで強くてトチ狂っているのに、いまだに線の細さというか、ただの文学青年だったころの繊細さを表現できる著者もスゴイ。画力だいぶアップしてますよねー。
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