石田スイのレビュー一覧
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素晴らしい作品
題名からは良くありがちな血を流せば良いとされる作品では無く、主人公金木研を中心とした繊細な心情や、人としての苦悩、種族が違うことによる葛藤、などなど細かい描写に鳥肌が立つ作品です。私はそこにこの作品の魅力を感じました。
勿論、派手な戦闘シーンが好きな方も楽しめる作品です。
昨今の人種差別問題、コロナウイルスによる倫理的な問題。自分が良ければ良いという問題では無く、「同じものを信じる、分かり合うとはすべてを共有する、という意味ではないと思う」と、珈琲を飲みながら読んでもらえると人としての彩りが増す作品です。 -
購入済み
今更ながら
東京喰種、読み始めました。
以前から気になってはいたのですが、グロさに耐えられる自信がなくなかなか手を出せずにいたのですが……やはり人気にそぐう面白さ。続きが気になります。
完結しているそうなので、どんな終わりになるのか楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
[zakki:re]読み終えてから13巻辺りから読み返すと、謎は深まるばかりだ…と言う場面が幾つか見つかる。地下に逃げて、ナアガラジと呼ばれた竜王は一体「誰」だったのか…和修の分家の出で、本家が是が非でも封じ込めたものに、分家出の旧多が同じもの生み出して復讐しようとしてた面もあった訳で…。でもそもそも嘉納はCCGの解剖医で、和修側だったわけで、その人物に研究させてた目的は、有馬が言った様に「人間になりたかったんじゃないか」なんだろうけど、嘉納はマッドサイエンティストだったかもしれんけど、目指してたのは「再生医療」なんだろうし…母親助けられなかった無念が動機だろうし。読み返してまず気付くのは、登
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Posted by ブクログ
CCG各所襲撃作戦を終え、双方が体制を整える局面に至る第11巻。
黒山羊側では、大きな意味を持つ再会から切り出して、「種の共存」という目的に関わる個人的な感情の氷解がなされるか否か、という話。CCG側は旧多が勢力を強める中で揺れる人々、という話。どちらかといえば感情をはっきり描くのは激しい展開の中が多かった今作としては珍しい展開だと思うのだが、これが良く効く。感情が揺らめく展開を溜めて、一気に吐き出すような作り方は変わらないため、静かなトーンで大勢の感情があふれだしていく。正直今までで一番心が動いた。どのキャラにも共感してしまい、困惑する感覚。それはさながら作中で揺れる人々のようで。
積み重ね -
購入済み
だいすき!!!!!
石田スイ先生、金木くん本当にお疲れ様でした!
最終巻もドキドキハラハラしながら最後まで面白かったです。( ˆoˆ )
大好きな東京喰種が終わってしまって寂しすぎるから、1巻からまた読み返そう、、、