石田スイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
CCG各所襲撃作戦を終え、双方が体制を整える局面に至る第11巻。
黒山羊側では、大きな意味を持つ再会から切り出して、「種の共存」という目的に関わる個人的な感情の氷解がなされるか否か、という話。CCG側は旧多が勢力を強める中で揺れる人々、という話。どちらかといえば感情をはっきり描くのは激しい展開の中が多かった今作としては珍しい展開だと思うのだが、これが良く効く。感情が揺らめく展開を溜めて、一気に吐き出すような作り方は変わらないため、静かなトーンで大勢の感情があふれだしていく。正直今までで一番心が動いた。どのキャラにも共感してしまい、困惑する感覚。それはさながら作中で揺れる人々のようで。
積み重ねてきたアイデンティティが崩れ去るくらいの衝撃を受けた時、我々はどこに向かって進めるのだろうか。彼らの進む先からそれをまた考えさせられる展開が来るといいなぁ。 -
購入済み
だいすき!!!!!
石田スイ先生、金木くん本当にお疲れ様でした!
最終巻もドキドキハラハラしながら最後まで面白かったです。( ˆoˆ )
大好きな東京喰種が終わってしまって寂しすぎるから、1巻からまた読み返そう、、、 -
Posted by ブクログ
ずーっと、最終回を繰り返し読んでおりますが…やっと、腰を下ろしたと言うか、膝を落としたと言うか、什造、本当にお疲れ様と言う気持ちでいっぱいだ…
「母性」を描こうとする傾向の方が強いですよね、その人の人格を形成するのに「母性」は欠かせない神話がまかり通っている、特に日本では「母親が子育てをして当たり前、父親は家計を支える為にお金を稼いでいるから」と言うのが役割分担だと未だに信じられてます…女性パートさんの殆どが、旦那の稼ぎだけでは子供を大学にやれず、マイホームも手に入らないから共働きしてます、そして家事もやってます。父親の稼ぎで一家が成り立つのであれば、パートに出る必要はないですよね、なので、父親・母親が協力して家庭を築く、子供を育てるしかないだろうと思うので、父親が(もしくは父の代わりになる手本の様な存在)誰かの人格形成にこんなに必要なんだ、と訴え続けた漫画も少ないと思います。ただの「師匠」的なポジションはよく見ますが。
スイさんの家庭環境に根差したテーマなんでしょうね。母性よりも父性が必要だった、と言う思いがあるのかも…
作中、よくよく考えると、成人して仕事し始めて父が手本で、って武臣くらいじゃ…後は全て両親ともに居ない、片親しかいない登場人物ばかりでした。実際に、片親の家庭も多いし、そう言う中で「子供」はどうやって大人になって行くんだろう、一人で生きていくんだろう、家族を得るんだろう…と言う事を徹底して根底に据えていた気がします。
28号表紙飾った時点でいきなりクライマックス告知…この前までは、恐らくあと5話くらいで17巻が余裕で出せるペースで描く予定だったのでは…と今だから余計に思います。あまりにも不自然すぎる…アニメが奮わなかったのも要因だと思います。でもそれは、アニメ制作サイド、特に監督が変わったと言う明白な原因があるので、作者には全く関係ないし、10月2期スタートするのに、きっちり描いて最終回を迎えてた方がアニメに繋がる可能性があるのに…不可思議なことばかりですね。編集者の方とはきちんとコンタクト取ってやれてるのでは…と思っていたので、編集部と揉めてると言うのが解せないし。編集部の『東京喰種』に対する方針と、スイさんが描きたいものが離反していた可能性はありますが(今回の最終回見てると)東京喰種専属の編集者の方とは一生懸命作り上げて来た感を感じます。ヤンジャン側は、2世代目で3部を、と思ってたのかも…スイさんは最初から今回の最終回の様な終わり方を決めてたけども、3部描くには人と喰種が共同戦線張ったり理解しあったら成り立ちませんし。東京喰種はこう言う終わり方で、いやいや人気あるんで3部描いて、と言う辺りかなぁ、と言うのであればなんとなく解りますね、軋轢が生まれるのは。
どちらにしろ、:reは簡単に描いてしまうと「悪行」を働いていた闇落ちした者が、「改心」して自分を取り戻す、と言う描写が幾つかあり、人は変わる。自分を許したり、人に許されたりするんだ、と言う事が自分の事としても置き換えられない場合、ご都合主義に思えてしまうかも…キャラ立ちしてて、中二病的世界観もにおわせながら、完全に「精神的に成熟したい」と願う人が読みたいと思う漫画ですね。お子様には向いてません(笑)
担当編集者の方と、切磋琢磨と言うか、ぶつかりながらも『東京喰種』と言う作品を作り上げて行く目的は同じ、と言う感じでやって来たのかな、とスイさんのツイート読んでて思いました。この担当さんが担当すれば描くかもしれませんが、もう石田スイと言う漫画家の認知度は明白なのですから、プロとしてどこででも描かせて貰えると思いますので、週刊じゃなくて月刊で良いので、スイさんが描きたいものを描きたい様に丁寧に描かせて貰えるとこで描いて欲しいです。最終回から遡ってずーっと読んでるんですが、手首とか足首とかぞんざいになる部分もありますが、一貫しているのが「表情」です。この人の描く表情は、それしかない、と言う「絵」を常に持って来てますね…旧多の最期の、柔和な笑みを浮かべた顔とか、あんな表情、どう言う感情に合わせてとか、計算して描けるもんじゃなく、センスとしか言いようがないです。記号じゃなく、本当にその人物が浮かべるであろう表情を描いてるんですよね…最終回で「あ、みんな」って出て来たカネキくんの、無邪気ささえ感じる顔とか、その前話からは考えられないくらい穏やかだ…
スイさんのツイートの中で「この半年間は、「終わるぞ」と気持ちの準備をしながら描いてきましたが、」とあるので、作中の科白の表現方法を加味すると、半年間の間に於いては、終わるのは作者の意志で、その前になんらかの事が起きた可能性がありますね。起きた事に「終わる」と決めたのはスイさんなんでしょう。大体24週前になるので、今年に入ってすぐ、と言う事だから、13巻辺りの時点ですかね。カネキくんの「竜化」の表現方についてかもしれませんね、明らかに『AKIRA』っぽい…と言ってしまえばそれまでで、13巻自体は傑作ですけども。カネキくんが自分の意思で「食った」描写が明暗を分けたのか…と勘繰ったりもします。読者アンケでの反響かもしれません。と言う事を考え乍ら13巻パラ読みすると、多分、ナキは死んでた筈だろうな、と言う気がしました。黒磐も死んでた筈…そして、やっぱり最終回で、カネキを必死に救うアヤトの姿が描かれる筈だった気がします。オマケ漫画でからかわれてるし(笑)最終回があのような形になったので、大筋としては人間と喰種が共存できる社会になるかもしれない、と言うテーマは同じでも、ひょっとしたらカネキくんさえ、本当は死んでいたんじゃないか、と思えてきました。ナキや黒磐(明らかに死んでる描写じゃん…これ)と言う二人を生かしたのは、スイさんの反骨心の様な気がしました。最終回で受ける東京喰種読者が待ち望んだ「希望」は、篠原が目覚める事と、カネキとトーカの子供が生きて生まれてくることじゃなかったか、この二つだった気がします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に本当に、お疲れさまでした。
4年ほど前、無印の東京喰種が終わった頃に1人上京したのを鮮明に覚えています。
当時の自分は故郷仙台での思い出と決別する為に実家を飛び出していたので壊れそうな気持ちの置き場が東京喰種と重なったのかもしれません。
終盤で金木研が「全部、必要なことだった」と言い放つ場面がありますが、これが自分的には衝撃的でした。
re:がこんなにも素敵な終わり方をするなんて思ってもいなかったので、石田スイ先生にも同じような感情の変化があったのかと想い馳せています。
まだ自分には必要な事だったと過去を見つめる事は出来ませんが、いつか至れるように先生の言葉を抱えて進んで行きたいと思います。 -
ネタバレ 購入済み
素晴らしい作品をありがとう
素晴らしい作品でした、石田先生、作品に関わった全ての方々、本当にお疲れ様でしたm(__)m
>jyojyuさん
正しいかは分かりませんが、
金木くんと、トーカちゃんの子供は「人間」だと思いますよ、以前の話でトーカちゃんが子供に栄養を送るために嘔吐を堪えながら、ハンバーガー?を食べていた描写がありました。
金木くんはグールになった訳ではなく、グールに改造されてしまった、人間と言うことですね!
あとエトはあの後、普通に亡くなったんじゃないかなと思います、多分最後っぺだったのではないかと(^^; -
何回読み返したかわかりません。
カネキケンの人として、喰種としての、目覚ましい成長に目を見張り、後半の強いけど心が繊細なカネキケンに涙し、どうか幸せになってほしいと、毎回切に願いながら読んでいます。 -
購入済み
とても面白い
アニメの続きかな?と1巻無料だから試しに読んでみたら。ノンストップで最新巻まで読んでしまいました。面白かった。闘いの中の群像劇。一人の平凡な青年が数奇な巡り合わせにより、リーダーとして歩むことになる。
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Posted by ブクログ
159話のカネキの脳内でリゼに言った言葉
「僕は…」
「つらいことも 死ぬような思いも
どんな不幸も…」
「いろんなものを見て 色んな人に会うために
必要だったと思います…」
「出会って良かったと思える人が…
僕を求めてくれた人がいたから…」
「…やっぱり いまも…」
「あなたを憎む気持ちなんてなくて…」
「だから…」
「ああ…」
「そうか…」
「…僕は… 幸せだったんだ」
この言葉が『東京喰種』と言う作品が読者に及ぼす「読みたい」と言う欲求を代弁してくれている。
『東京喰種』を読んでいるとamazarashiが聴きたくなるのは、想いの抱き方が同じだ、と思うからだろう。 -
Posted by ブクログ
ヒデのマスクの下が透けて見えそうで見えない仕様になってるなぁ。左頬の傷はやっぱりある。角度的に、鼻先も欠けている可能性が出て来た。鼻先から咽喉ぼとけ辺りまで表皮が失われているのでは…ハジメちゃんの顔面に喰いついていたので、恐らくヒデに対してもそうだったんだろう…(泣)
150話も神回なんだが、これ読んだ時は3部は無く、終結すると確信したんだが、解らなくなって来たぞ…無印の13巻14巻読んでると、:reは自分が主人公の物語は「悲劇だ」と言い切った主人公のカネキくんをなんとか悲劇から遠ざけようとするが、しかし、と言うのが『:re』って気がして来たんだよなぁ。
月山にしろ、ヒデにしろ、トーカにしろ、みんなカネキくんは幸せになっても良かろうと思ってるんだよね、悲劇的な体験をしたのだから、報われていいだろう、そうしてあげたい、と言う気持ちでいる…が、やはりハイセがいた「クインクス」の話でもあるんだよなぁ。 -
購入済み
続きが気になる
いつも想像とは違うストーリー展開なのでとても新刊を楽しみにしています。
クライマックスに近付いているので展開がわからないのはワクワク感があって15巻が待ち遠しいです。 -
Posted by ブクログ
カネキくんはヒデを食った記憶が残ってるんかな…故意に覚えてない可能性もあり、記憶があるからこそ生きてる可能性が大いにあると知っていて、自分のした事を目の当たりにする事にもなるから会えないのか、11巻の亜門の素振り見てると、その辺りに踏み込まない様、ヒデから入れ知恵されてる気がする。
「なあ」「お前本当はサ 種の共存とかどうでもいいんだろ?」「なんつーか別の動機でやってんだろ?」→滝澤の言葉にカネキくんが嘘を吐く時の癖が出ている。同じ「カラッポ」と言っているので、この時既に、カネキくんには能動的に生きて行こうとする動機が「無」であると言う事になる。
別の動機である可能性のある事
①有馬との約束を守る
②トーカやヒナミたちが死ぬのを見たくない
③ヒデに会いたい
カネキくんはヒデを食った記憶があるのかないのか…あればヒデが生きているのも知っている筈。亜門もカネキくんとのやり取りで探り探り喋ってるしなぁ…最大の回収処は、ここだろう。
「僕は見えない誰かの為じゃなく 身近な人のために戦いたい」と言ってカネキくんが頭に浮かべているコマに入見さんがいないんだよね…古間さんは台詞に見切れながらも居るんだが。ミザの後ろにいるのは誰なんだ?フカ?次の小さなコマには初代Qsの瓜江、才子、六月、不知…で「……」と言う科白。
結果として、半喰種化された後のカネキくんを受け入れたのは(芳村店長の管轄内で起こった出来事であるのも大きいが)食種の世界の住人だったんだよなぁ。人間側の唯一の「理解してくれるかもしれない」一人はヒデだけだった。そのヒデを守る為には人間側にとどまる事ができなかったんだよなぁ…
共存なんかできないと言うのは、カネキくんが一番身に染みて知っているだろう。共存する前に在るがままを理解する「知性」がどちらにも必要なんだ、と思った事だろう。そんな事より、昔の様にヒデと馬鹿話したり、友達として遊びに行ったり、そう言う日常が一番欲しいモノなんじゃないかな…