岡田麿里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ友人のオススメで手に取った漫画。
高校生が主人公の少女漫画なんて久しぶり。
友情と、恋愛と、性の目覚めと、大好きな文学と。文芸部の5人の少女たちの毎日。
主人公のかずさが良い意味で主人公すぎず、
5人それぞれがはっきりと生きている漫画だった。
危ういながらも、友達から影響を受け合いながら
ちょっとずつ感情のいきどころを着地させていく少女たち。
名前がわからない感情だらけだったよなぁ、10代の頃って。
わからないままにせずに、ずるく、すれそうに、弱腰になりそうでも、最後は真っ直ぐにぶつかっていく彼女たちが眩しいよ。
感じなくなることこそ滑稽だと思える青春漫画。
いい感じに荒ぶり、とてもへた -
Posted by ブクログ
共に秩父を舞台にして大ヒットしたアニメ映画「あの日みた花の名前を僕たちはまだ知らない。」と「心が叫びたがってるんだ。」の脚本家による初の自伝エッセイ。「ひきこもり」という言葉がまだ市民権を得ていない時代。「学校に行かない」という選択が今よりよほど特別視されていたころの話。
「誰に挨拶したらいいかわからない」という「自意識との闘い」、自らの「キャラ設定」に翻弄される思春期のモヤモヤ、そして「緑の檻」に囲まれた田舎町の鬱屈した空気感などは作品そのまま。映画の中の名台詞、名シーンの裏に込められた意味を改めてかみしめる。
閉鎖的な社会で「いじめ」を受け、長く学校に行けなかった著者は、秩父から