岡田麿里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ題名とおり、「あの花」「ここさけ」を代表作とする脚本家である筆者の自伝。その筆者が、実は小学校から高校まで学校へ行けずに自宅に籠っていた、という驚きの事実から、ヒットメーカーとなるまでの半生記が綴られる。
あらすじだけでも良い話。学校へ行けない、というのがどういう心の動きを持っているのかがわかり、外に向かう展開は感動的である。が、「あの花」「ここさけ」のような感情の震えがあるかというと、そうはならなかった。エピローグを読んでもハッピーエンドかといわれると悩ましい。
大竹まこと氏がラジオで、ゲストの本を最後まで読んだ、でも読めてなかった、わからなかった、という趣旨のことを述べておられたが、同じく -
Posted by ブクログ
ドラマを見たので原作に興味を持って。
思った以上にこの本の中身を忠実に、そして実写で見られるように構成したドラマだったんだなぁ…と感嘆。
いまや名うてのアニメ脚本家となったまりーのトラウマの告白。
それはいまでも彼女の中にあって、向き合いながら仕事を続けてる。
そんな傷が、まりーの脚本の魅力…というには綺麗過ぎるか。
個性?
もしかしたら、まりーが作る物語が嫌いだという人は、この傷が認められないのかなあ。
向き合えないというか。
母と娘の確執…が、まりーの創作の根底にあるひとつと教えられたら、「さよならの朝に約束の花をかざろう」の見方も少し変わるねえ。
あれは(あれも?)閉じた世界から少女 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「あの花」「ここさけ」の脚本家。
よく書いたな・・・というのが正直な感想。
此処まで赤裸々に出しちゃった人って少ないと思う。
私が学生時代はまだ「登校拒否児」というのが珍しかった。
小学生時代は居なかったし、中学でも学年で一人。
著者の時代は、当時社会問題として浮上していたことを覚えている。
社会が 軟化してきた と当時はようやく思った。
ある意味、出現できるチャンスで出てきた人。
作品にはかなり色濃く彼女の地元が散りばめられてる。
だからこそ。
アニメであり、共感を呼べるんだと思う。
アニメは子供のもの というが。
本当にそうなのか。
大人が楽しめなくて、子供が納得するのか?
-
無料版購入済み
テンポ
ちょっと話のテンポが悪いなぁと。
あと結局誰が主人公なんだろう?
明目線なのか葉と仁加子なのか。
キャラ的には明らかに仁加子が主人公だけど。 -
購入済み
物足りなさが残る
最後はドタドタッとまとめた感じですね。終わりが決まっていて仕方なかったのかな。
感情も荒ぶる事なく素直におさまってて、読んでるこっちがええっ...それでいいの?と納得いかない気持ちになりました。
6巻までは面白かったのに残念です。 -
購入済み
絵がとてもかわいらしいが
絵がとてもかわいらしいがストーリー内容には疑問点がいっぱい。思春期の女子高校生って実際はこんなものじゃないよね、という浮いた感じがはっきり出てしまっている。登場する女子高生たちがみんな可愛らしいしコマ割り背景なども丁寧なので、ストーリー展開がいかにも残念である。