岡田麿里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』『心が叫びたがってんだ』などで有名な脚本家岡田麿里さんは小学校~高校まで登校拒否児だったそうだ。
前半部分の学校時代のエピソードは思い出して再構成、俯瞰してみて書いているのだろうがやはり鋭い。
特に関わった大人達のエピソードが素敵で、おじいちゃんと最後に会ったエピソードは思わずウッと来た。
後半部分は家から飛び出して東京でシナリオライターになるまでのがむしゃらな奮闘記。
とにかく面白く一気に読んだ。
『心が叫びたがってんだ』のタイトルは岡田さんがつけたそうだ。監督に反対されたが押し通してくれた。感謝します。このタイトルを見たときちょっと救われた。
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Posted by ブクログ
『あの花』も『ここさけ』も
何のことやらさっぱりわからずに本を手にしました。
が・・・めっちゃ面白い。
面白いなどど言ってしまうのが不謹慎に感じるほど
著者の岡田さんの過ごしてきた過去は
ストレスフル且つサバイバルなものでした。
でも、読んでいるとなぜだかクスリと笑ってしまうのです、、、岡田さんの文章が絶妙で。
小中高と学校に行けずにいた自分の姿を
冷静に俯瞰で分析している岡田さん。
恐らく小学生の頃から、自分を客観的に見る目ができてしまっていたのでしょう。
誰もが自意識過剰で恥ずかしい思春期という時期に
こんなにも自分を第三者の目で見てしまっていたとしたら
さぞや辛かっただろうなぁと思うの -
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Posted by ブクログ
映画を見てから読めばよかったというのが読み終えてすぐのいちばんの感想。情景描写がなかなか難しくて、あまり雰囲気をイメージ出来なかった。工場の印象が私の中で薄いせいかも。
でも、これはアニメ映像を見たら変わりそう。登場人物の名前もよく似ていて、読んでいる最中に、あれ、これ誰だっけ…?となってしまったので(これはわたしの記憶力のせいですが)、やはり映像や音ありきの作品な気がする。
読み終わったあとに、季節の感覚とにおいだけが残った。
青春のあの痛い感じやもどかしい気持ちなどが鋭く描かれているところはとても良かったので、映像を見てからまた読み返したい。
追記。この感想を書いた後に、思いつきで予告