佐藤雅美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昼間に少しでもヒマができると、堪えようもなく居眠りしてしまうという奇病に悩まされる主人公・紋蔵。その体質ゆえ、日の当たる出世街道を望むべくもなく、とにかく外に恥をかかずにすむようなお役目につけられている。袖の下を望むべくもない役職で、扶持だけでは暮らし向きはなかなか苦しく、妻とともに内職をしながら子どもたちに食べさせているのが現状。そんな主人公が調べることになった、大小さまざまの事件……。
出世したいと思わないではないのだけれど、居眠りの奇病もちで、また、保身におもねって義や情を見捨てることができる気性でもなく、損な役回りを押し付けられがちな紋蔵。ちょっと情けないところがこっそりツボだったりします。あと主人公の身内や上役などの脇役たちも、なかなかそれぞれにクセがあって、すっとぼけていたり、度量がひろかったり、愛嬌があって楽しいです。
ということで、面白かったんですけど、せっかくの居眠り設定が、まだあまり活きてきていないように感じるのが、ちょっともったいないかなあ。いずれにせよ、シリーズものなので、またそのうち続きを読んでみようと思います。 -
Posted by ブクログ
同じくしくじり御家人として近藤重蔵の名が出てきたのに吃驚!〜大名家のお家騒動に係わりつつ,地主の津田織部家の家計に関わり嫁の親名代として身銭を切って津田家を救う。老中・水野出羽守が死去し,鏡三郎が解読した長崎会所の仕法書をつてに,長崎に出掛けて損金を出している訳を探ろうとするが,薩摩の後押しを受けているオランダのクォーター女に引っかかってしまい,薩摩の手が長崎の役人すべてに廻っていること,北廻船を使って北の海産物を買い漁り,幕府の上がりを掠め取っている仕組みを知るが,将軍・家斉が実父に官位を受けるため,舅の島津家を通じて朝廷に働きかけた見返りの見逃しでもあった〜汚名返上のため旦那(将軍)から長崎探索を命じられるが,女でしくじって,元の鞘に収まるか・・・。近藤重蔵なる縮尻御家人,露西亜が迫った択捉に碑を建てる・・・渋谷の豪農から自分の地所を抱え屋敷と云うことにしてくれないかと持ちかけられて話に乗り,富士塚を作って蕎麦屋が繁盛すると,近藤は地所内に家を建て嫌がらせをした挙げ句に長男が豪農ら五人を切り捨て,倅は遠島,重蔵は江州にお預け,三男以下は15歳まで親戚預けで改易となった・・・という話は読みたくないなぁ・・・蝦夷地へ渡るまで書きますか? 逢坂先生