佐藤雅美のレビュー一覧

  • 十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯

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    11代将軍徳川家斉と側近の水野忠成の物語。骨子は『将軍たちの金庫番』とほぼ同じですが、こちらは人間関係にスポットがあてられています。『将軍たちの金庫番』の方が、衝撃的だった水野忠成の通貨の改鋳のからくりについて詳しく解説されていて、章立てもしっかりしているので読みやすいです。

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    2011年05月16日
  • やる気のない刺客 町医北村宗哲

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    ネタバレ

    元医学生で極道になり放浪した後江戸に戻って町医をやっている宗哲先生の日々のお話。
    時代考証や傍証の紹介があいかわらず面白い。
    医者稼業にからむ政治と、極道社会の駆け引きと、どちらにも顔が利いてしまうので、望まずとも頼られ話を転がしていくところが、良い設定のキャラクターになっている。
    持ち込まれる問題の解決に味があり、それぞれ面白い。

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    2011年04月10日
  • 物書同心居眠り紋蔵(一)

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     昼間に少しでもヒマができると、堪えようもなく居眠りしてしまうという奇病に悩まされる主人公・紋蔵。その体質ゆえ、日の当たる出世街道を望むべくもなく、とにかく外に恥をかかずにすむようなお役目につけられている。袖の下を望むべくもない役職で、扶持だけでは暮らし向きはなかなか苦しく、妻とともに内職をしながら子どもたちに食べさせているのが現状。そんな主人公が調べることになった、大小さまざまの事件……。

     出世したいと思わないではないのだけれど、居眠りの奇病もちで、また、保身におもねって義や情を見捨てることができる気性でもなく、損な役回りを押し付けられがちな紋蔵。ちょっと情けないところがこっそりツボだっ

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    2010年12月07日
  • 薩摩藩経済官僚 回天資金を作った幕末テクノクラート

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     19世紀の前半に、つまり幕末の一歩手前の時期に薩摩藩家老として活躍した人物である調所広郷の生涯を描いた物語。

     巨大な負債に苦しんでいた薩摩藩の財政を自身の生涯を賭して見事立て直すも、名君として有名な斉彬ににらまれ自殺に追い込まれる。皮肉なことに調所という人物が薩摩にいたからこそ斉彬は金に糸目をつけず西洋の技術を積極的に導入することが出来たし、薩摩藩は維新の事業に長州に遅れを取らずに参入することが出来た。

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    2010年06月28日
  • 命みょうが 半次捕物控

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    おかしな二人

    半次 と 蟋蟀小三郎 の初顔合わせ(*^_^*)

    この作品のなかなか得難いところは、岡っ引きが.何処からお足を引き収入を得ていたかが、飾りなく描かれているかにつきます


    余り胸を張れる仕事じゃないですね

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    2010年04月11日
  • 縮尻鏡三郎(下)

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    下巻。
    「旦那」(将軍)の頼みで長崎へ交易の赤字の秘密を探りに行かされた今鏡三郎
    彼を待ち受けていたものは・・・

    だんだんおなじみになってきたメンバーで、読みやすい
    スラスラーっと読めます
    このシリーズ他に何冊かもらって家にあるので
    引き続き読んでみるつもり

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    2009年12月09日
  • 縮尻鏡三郎(上)

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    縮尻は「しくじり」と読むそうです
    江戸時代、お役をしくじった侍につけられるあだ名
    その後大番屋(簡易牢獄みたいなもの)の元締めにおさまった
    拝郷鏡三郎が、種々雑多な相談事や厄介事に巻き込まれ
    奮闘する・・・

    うーん、1編が短い連作だから読みやすいかな

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    2009年12月09日
  • 揚羽の蝶 半次捕物控(下)

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    佐藤雅美せんせいの主人公って、腹がすわって
    いるというか、めまぐるしい理不尽な難関も
    仕方がないとばかりに、正面から立ち向かう
    または、恬淡と受け入れる
    スゴイものです
    この主人公なんて、結構数奇な運命なのに
    それをさらっと、ストーリーの味付け程度に
    しかつかわないなんて・・・もったいない!

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    2009年12月05日
  • 無法者

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    天保水滸伝の飯岡助五郎がてんで情けない男にかかれていますが、天領とか、関八州とかわからない世界で、無宿人とかの意味が少しわかった
    この作者は確かシリーズで書いていたので読むことにしました

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    2009年10月08日
  • 物書同心居眠り紋蔵(一)

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    さえない中年の同心が主人公
    時々、上手く物事が運ぶけど、ほとんどの場合
    見逃したり、騙されたり・・・ハァ、情けない

    でも面白いんですよ、このシリーズは

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    2009年10月07日
  • 啓順純情旅

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    元医者の啓順シリーズ3作目で一応完結作。
    一応ごたごたが片付いて最後にはまた町医者に戻る・・・
    といったある意味大団円的な話。
    個人的にこのシリーズも啓順が男前な性格なので気に入っていたので「えーっこれで終わり〜?!」って思っていたのだが・・・・
    実はこの後続編としか思えない作品が別社から出版されていた〜 (^^)

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    2009年10月04日
  • 啓順地獄旅

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    元医者の啓順シリーズ2作目。
    ある理由があって逃亡してるワケですが
    逃げる先々でも元医者としての活躍とトラブルに巻き込まれる・・・という
    本当に怒涛というか波乱のストーリーです〜

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    2009年10月04日
  • 縮尻鏡三郎(上)

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    佐藤雅美を初めて読む。
    連続のテレビドラマ仕立て?
    はまるというほどでもないような。
    下巻まで読んでまとめて感想を書くことにする。


    作成日時 2007年05月09日 21:40

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    2009年10月04日
  • 縮尻鏡三郎(下)

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    最後の「元の鞘」がおもしろかった。
    貿易不振の原因を調べに長崎へ。お決まりの賄賂や籠絡のあれこれがあり、命までも狙われる。

    地位や名誉に恬淡として要職に就かず、大番屋に復職したまま引き合い茶屋の婿となる。

    経済のからくりに明るい鏡三郎が、市井に暮らしよろず相談役となる設定。連作の足がかりができた。

    作成日時 2007年05月26日 05:38

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    2009年10月04日
  • 白い息 物書同心居眠り紋蔵(七)

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    何となく白石一郎の「十時半睡」を思わせる作品です。
    捕り物と言うより、江戸版リーガルサスペンス。紋蔵の人情味溢れる裁きが見もの。そんなところが半睡に似てるのでしょうね。
    可も無く不可も無く。安心して読める作品です。

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    2016年08月07日
  • 縮尻鏡三郎(下)

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    同じくしくじり御家人として近藤重蔵の名が出てきたのに吃驚!〜大名家のお家騒動に係わりつつ,地主の津田織部家の家計に関わり嫁の親名代として身銭を切って津田家を救う。老中・水野出羽守が死去し,鏡三郎が解読した長崎会所の仕法書をつてに,長崎に出掛けて損金を出している訳を探ろうとするが,薩摩の後押しを受けているオランダのクォーター女に引っかかってしまい,薩摩の手が長崎の役人すべてに廻っていること,北廻船を使って北の海産物を買い漁り,幕府の上がりを掠め取っている仕組みを知るが,将軍・家斉が実父に官位を受けるため,舅の島津家を通じて朝廷に働きかけた見返りの見逃しでもあった〜汚名返上のため旦那(将軍)から長

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    2012年02月20日
  • 縮尻鏡三郎 首を斬られにきたの御番所

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    いわゆるエリートコースから脱落した縮尻(しくじり)御家人、拝郷鏡三郎が現在でいう留置場にあたる「大番屋」の元締となって江戸市中の揉め事を解決…という話。
    シリーズ第1作があるらしく、これは2作目にあたる連作短編。壮大な事件の香りがしても、わりかしそんな事かい!とつっこみたくなる様な肩すかし的オチが待っていたりします。人間間違いを犯すのに、そう大層な理由はいらんということでしょうかね。

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    2009年10月07日
  • 青雲遙かに 大内俊助の生涯

    匿名

    購入済み

     佐藤雅美は好きな作家なのでいろいろな作品を読んでいるが、この作品にかぎっては、見せ場がまったくなく終わってしまった。
     丹念に筋を描いていくのが、作者の作風であるが、どこかで見せ場があり、痛快さを感じられるところがあるはずであった。
     それがないこの作品はどういう意図で書かれたのかということさえ疑問に思えてしまう。

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    2020年02月25日