佐藤雅美のレビュー一覧

  • 樓岸夢一定 蜂須賀小六

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    蜂須賀小六が主役
    武功夜話から忠実に話を紡ぎだした名作です
    戦国武将の生き様、生活が感じられますよ♪

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    2014年02月08日
  • 覚悟の人 小栗上野介忠順伝

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    BS時代劇を観て一読しました。
    幕臣としての小栗上野介より、家庭人としての人間性が強調された演出でしたが、本では公人としての経歴が細かく描かれて、良いと思います。
    時代の騒乱期には、不条理に裁かれる傑物が出るものか…
    維新の小栗、大戦の廣田、歴史的には暫く陽の目をみない場合が多いだけに興味深い内容になりました。

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    2013年06月28日
  • 縮尻鏡三郎(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    大番屋元締の拝郷鏡三郎の許には、町方の怪事件から老中の心配事まで相談事が持ち込まれる。鮮かに解決する鏡三郎の評判はあがり、遂には将軍から、ある難問を持ち込まれた―最近、長崎での交易が不振となり、赤字が続くようになっている。どうやら、陰に薩摩藩の存在があるらしい。長崎へ向う鏡三郎を待ち受けるものは…。

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    2013年01月30日
  • 縮尻鏡三郎(上)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    拝郷鏡三郎は、もと勘定方で将来を属望されていた役人だったが、いささかの仔細あって、クビとなる。“しくじり鏡三郎”と呼ばれることもあるが、今ではかつての上司の尽力のかいあって八丁堀近くの大番屋の元締として再就職を果す。仮牢兼調所でもある大番屋では、町方から武士まで、あらゆる相談事がいつも持ち込まれる。

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    2013年01月29日
  • 男嫌いの姉と妹 町医北村宗哲

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    町医宗哲シリーズ ついに完結編!
    このシリーズ テンポもよく痛快という感じで お気に入りでしたが
    終わってしまったかーと^^

    最終巻では 長井半四郎という好感の持てる
    なかなかキレモノ浪人の新キャラが出てきて 最後に相応しい内容の
    七転八起の展開になります^^
    そして最後にはちょっとした色恋もあり イイ感じの1冊でした (^o^)/

    何より宗哲の人柄・立場・行動力・・ 全てが面白いし魅力的でした^^
    よく考えたら 前の啓順シリーズも合わせたら
    かなりの長さになるわけで・・
    ファンとしては 完結に「お疲れ様でした!」という思いですね

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    2013年01月05日
  • 町医 北村宗哲

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    町医 北村宗哲シリーズ・1
    昔は渡世人・・ という過去を持つ 町医者の宗哲シリーズ

    ・・ん? この設定どこかで見たことあ・・る・・(^^)
    そう 以前講談社文庫から出ていて 一旦完結したと思われていた
    啓順シリーズ!(笑)

    どーみても あの啓順が名前だけ 宗哲と変えたようにしか見えんw

    どういう事情か?は わかりませんが
    連載継続できなかったんでしょうねー 面白いのになーコレ^^

    宗哲は腕のいい漢方医なので 繁盛しているようです
    相変わらず 色々な事件に巻き込まれてますね^^

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    2012年05月18日
  • 一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵(九)

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    文吉もすっかり大人っぽくなっちゃって…
    「それをなんとかしてこられたのが父上ではないのですか」と息子に詰め寄られてムムムと唸る紋蔵さんが愛おしいです。
    それにしても紋蔵さんと大竹金吾は仲良すぎですね。奥さん公認か。

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    2012年03月08日
  • 口は禍いの門 町医北村宗哲

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    佐藤雅義「町医・北村宗哲」シリーズで、これも単行本出版時に既に読んでいるものだが、正月休みにはずれの無い時代小説をということで文庫本なったものを読み返したもの。

    医学館で医術を学んだがふとしたことから渡世人の抗争に足を踏み入れたものの、そこから足を洗い江戸は神明前で町医を開業する北村宗哲。渡世人の争いからは一線を画しているものの、昔のつてで未だに色々と難題を持ち込まれる。品川の宿で倒れた旅人に頼まれかつての盟友で竜次のもとへ金を届けたのが、江戸の町の渡世人抗争に火種を作ったと疑われることになる。

    医術を通して江戸の庶民の暮らしを横糸に、そして渡世人の世界を縦糸に紡ぐ江戸物語。どこから読んで

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    2012年01月04日
  • 天才絵師と幻の生首 半次捕物控

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    本書は既に2008年単行本刊行時に購入・既読だったが再読したもの。

    佐藤雅美の時代小説・シリーズ物も「縮尻鏡三郎」「物書同心居眠り紋蔵」「八州廻り桑山十兵衛」などがあるが、個人的には何と言ってもこの「半次捕物控」が一番のお気に入りだ。

    「しくじり」だの「居眠り紋蔵」だのと佐藤の描く主人公は名前はおどけているが性格はそれほど不真面目ではなく、ニヤッとほくそ笑む場面・セリフはあるのだが大笑いするようなものでは無いのだが、この半次シリーズだけは別だ。岡っ引き・半次は極めて普通の性格なのだが、何時とはなく「腐れ縁」になった元浪人で今や町道場の主に収まり金に汚く、自分勝手、女に目の無い蟋蟀(こうろぎ

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    2011年12月04日
  • 一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵(九)

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    江戸後期、居眠りの持病を抱える物書同心の事件帳

    相変わらず面白い。
    判例係に道を定めた紋蔵の家族はどの家を継ぐかでそれぞれに道を見つけ、結局紋蔵の後を継ぐのは養子になりそうだ。
    時代的に感覚は違うかもしれないが、それを問題にしないのは器の大きいことだと思う。

    好きだったのは、お奉行の手柄と、タイトルの筆禍の話か。
    資料性豊かなこの筆者のスタイルが良く出ている噺だったと思う。
    あとは、天網恢恢の終盤の怒涛の展開が、珍しい超展開を見るようで面白かった。

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    2011年10月08日
  • 一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵(九)

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    この居眠り紋蔵シリーズも単行本で買い読んだのだが文庫版が出たので再購入したもの。単行本が2008年刊だから既に三年も経ってしまっているので流石に内容は忘れていたために、まるで初見のように楽しめた。読んでいて気が付いたのだが、紋蔵の娘や息子が通う手習所の名前は、佐藤雅義のもう一つの作品・縮尻シリーズで娘がやっている手習所「知新堂」と同じ名前ではないか。此れまで随分と読んでいて全く気が付かなかった。こんなところで佐藤な遊び心を出していたのか。

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    2011年10月05日
  • 覚悟の人 小栗上野介忠順伝

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    小栗、偉人、偉才なり!
    そうだよね。慶喜はリーダーではないよね。

    でもこの作者、大君の通貨以来好きなんだけど
    なんか慶喜とか春嶽をぼろくそだね。
    元幕臣の家系かな?

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    2011年08月30日
  • 町医 北村宗哲

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    ネタバレ

    確かな考証と傍証の提示が楽しいお江戸町医者小説。

    読み始めるまで気づいてなかったのだけど、啓順シリーズの後日談なのですな。
    苦労して江戸に戻って、そのあとちゃんと身を立てたと。

    お話にも放浪時代の背景が度々顔を出して、
    自然に様々なトラブルがかかってきてお話が平板にならないし、ぽっと出の背景ではないから、人物に深みがある。
    江戸の町医者の暮らしの紹介も面白くちょっと久しぶりに楽しい時代小説でした

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    2011年03月27日
  • 影帳 半次捕物控

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    若い半次親分ですね
    世の中、作家が都合よく書くような
    甘いもんじゃないといわんばかりの
    佐藤雅美先生の世界

    なるようにしかならないってことが
    思い知らされます・・・
    半次の思いつめる様子が良い!

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    2011年03月08日
  • 向井帯刀の発心 物書同心居眠り紋蔵(八)

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    江戸時代町奉行所裏方事件帖8冊目

    前巻で現場周りになったと思ったら、裏方に必須の人材と請われて戻って元通りの巻。
    普通になら裏方になってしまうところ、人情を通しながら事件出来事に整理をつけて、解決にもっていく話運びが何とも見事。
    今回は、例繰方にもどって元通りということもあってか、紋藏の私事が結構深く関わるようになって、子供と養い子計4名の将来が決まっていく。子が優秀で、行き先がそれぞれあって良かったというものではあるが、送り出す親の複雑なところも出ていて、それぞれ面白い。
    そのなかで、一番気に入ったものをあげようと思うと「どうして九両三分二朱だろうか。
    あと、この巻通して敵役として出てきた

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    2010年08月29日
  • 髻塚不首尾一件始末 半次捕物控

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    半次捕物控の6作目。前作まで蟋蟀小三郎に手を焼いていた半次だったのに、さらに風鈴狂四郎まで現れて、なんだか大変そう。江戸時代のお話なのに、勤め人の悲哀が感じられて身につまされます。時代が移り変わっても、人間の本性みたいなものはあまり変わらないのかもしれませんね。だからこそ、時代小説に感情移入できるのでしょうし。

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    2010年08月01日
  • お尋者 物書同心居眠り紋蔵(四)

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    紋蔵さんは、居眠りも多いけど
    生来の詮索好きが高じて、受難も多い
    もっとも、真相に到ることも多いので
    思わぬ貢献も多いのだが、残念ながら
    居眠りの印象が強く、上からの覚えは
    よろしくない

    剣の腕が立つという意外性もあるので
    面白いですよ~

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    2010年02月06日
  • 覚悟の人 小栗上野介忠順伝

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    1/28-2/2
    作者は淡々と小栗のことを書いているが、
    この人物の優秀さがひしひしと伝わってくる。
    対照的に将軍慶喜の優柔不断のなさなどが
    情けないほどに感じる。

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    2010年02月02日
  • 縮尻鏡三郎 首を斬られにきたの御番所

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    縮尻御家人の拝郷鏡三郎シリーズ第2段
    娘夫婦に家を譲って御隠居となった鏡三郎
    相変わらずいろんな相談事に振り回されてます^_^;
    今回は、娘夫婦の危機も。

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    2009年12月20日
  • 啓順凶状旅

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    何故かこの方の作品は全て面白くて悉くハマってしまう・・。
    話は勿論。人物も魅力的で、十兵衛といい半次といい、この方の書かれる主人公の性格がツボなのです・・・(笑)
    ちなみに啓順も好き。この作品も続編が出てます。

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    2012年04月23日