あらすじ
江戸・芝神明前の医院「北村堂」はいつも大繁盛。腕利きであるうえ義に厚い宗哲だが、訳あって人を斬り、長い逃亡生活を送っていた過去を持つ。そのためか、「その筋」から厄介な頼み事が持ち込まれることもある。ある日、昔の知り合い半五郎が労咳を病んだ身でふらりと江戸に現れた。宗哲は住む部屋を世話するが、家主に思わぬことで苦情を言われ……。人情とペーソス溢れる人気シリーズ第1作。
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Posted by ブクログ
町医 北村宗哲シリーズ・1
昔は渡世人・・ という過去を持つ 町医者の宗哲シリーズ
・・ん? この設定どこかで見たことあ・・る・・(^^)
そう 以前講談社文庫から出ていて 一旦完結したと思われていた
啓順シリーズ!(笑)
どーみても あの啓順が名前だけ 宗哲と変えたようにしか見えんw
どういう事情か?は わかりませんが
連載継続できなかったんでしょうねー 面白いのになーコレ^^
宗哲は腕のいい漢方医なので 繁盛しているようです
相変わらず 色々な事件に巻き込まれてますね^^
Posted by ブクログ
確かな考証と傍証の提示が楽しいお江戸町医者小説。
読み始めるまで気づいてなかったのだけど、啓順シリーズの後日談なのですな。
苦労して江戸に戻って、そのあとちゃんと身を立てたと。
お話にも放浪時代の背景が度々顔を出して、
自然に様々なトラブルがかかってきてお話が平板にならないし、ぽっと出の背景ではないから、人物に深みがある。
江戸の町医者の暮らしの紹介も面白くちょっと久しぶりに楽しい時代小説でした