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“いが茄子男”を探しているつもりが、岡山藩のお家騒動に利用されていた岡っ引半次。岡山到着直後に捕縛されたが間一髪で脱出し、江戸へ戻った半次は真相究明に執念を燃やす。だが将軍家をも巻き込む継嗣争いが激化する中、半次の娘お美代が攫われる。権力に翻弄されながらも追跡を続ける半次、痛快捕物帳!
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Posted by ブクログ
佐藤雅美せんせいの主人公って、腹がすわって いるというか、めまぐるしい理不尽な難関も 仕方がないとばかりに、正面から立ち向かう または、恬淡と受け入れる スゴイものです この主人公なんて、結構数奇な運命なのに それをさらっと、ストーリーの味付け程度に しかつかわないなんて・・・もったいない!
上巻を読んで3か月。 その間に病院で作者の訃報を聞き、なんとも言えない心地がした。 流れを思い出すのに少し時間がかかったけれども、思い出してみたら陰謀に巻き込まれた半次は、冤罪の上に命を狙われるというスリリングな展開。 ”いが茄子男”という、しびれ薬を使って若い女性を狙う婦女暴行犯の事件と岡山藩...続きを読むのお家騒動。 複雑に絡み合ったこのふたつの事件が半次を狙い、ついには半次の娘、まだ3歳のお美代をさらわれる事態になる。 半次はかすかな手がかりを手繰りながらお美代の行方を探すが、何度も何度もその手掛かりは途切れてしまう。 実はお美代は半次と血は繋がっていなのだが、お美代の安否を案ずる半次の姿に胸が痛む。 複雑だった事件も、自業自得というような形でうやむやのうちに解決し、お美代は無事に半次の元に戻ってくる。 今後はお美代が珍しく懐いたお志摩と半次が、今後は縁を紡いでいくのだろうか。
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半次捕物控
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佐藤雅美
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