斎藤栄一郎のレビュー一覧

  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

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    ネタバレ

    現代の、現実の人間のお話なのですね。

    アレクセイ・ナワリヌイさんについて、映画なども出されていたそうですが、正直私は名前ぐらいしか知らなかったので、すべて無知から読んだために、消化に少し時間がかかるというか、でも結末を知っているとなると、どう読んだらいいのか、どう受け止めたらいいのか、という具合でした。

    学生の頃の単位取得のお話など、社会の隅々にまで浸透している汚職のしきたりが、自身の体験を持って共有されていて、

    それがフィクションの伏線だったらいいのですが、

    本当に皮肉だなーというか。

    そして、何度も逮捕され、プーチンという恐怖政治家を敵に回してまで本当にここまでよく活動し続けられたなーと、想像を絶する。まずそもそも文章の口調がかなり明るめというか、前向きなのでなんだか次元が違う方だったんだと思いました。

    彼を助けられなかった私たち、この世界、これが現実なんだとも知る。

    これを読んでてスノーデンさんの本『独白』を思い出しました。

    彼はアメリカ政府から逃れるためにロシアに移住されていた。

    スノーデンさんの場合、アメリカ国内の支持者自体は身の危険には晒されない分、何か状況が違う気がする。

    恐怖政治は死を覚悟して臨み、それでも屈しないなんてどうしたらできるんだろう。

    ・・・

    ナワリヌイさんの止まることを知らない活動の数々。

    モスクワでのディベート討論会の開催、

    ライブ・ジャーナルのブログでの発信の数々、

    国営企業との株主総会を通しての闘い。

    ブログでは、当時流通が始まったインターネットが検閲を避けらる空間であったことを利用し、プーチン政権が汚職を基に成り立ってることなど、論稿を投稿し続けてきたそうです。 2014年に政府に閉鎖されますが、その当時には2000万人の訪問者があったそうです。

    2011年に設立した反汚職基金。透明性、普遍性を基本原理に掲げ、活動。

    エリツィンの娘夫婦が保有する別邸についてや、
    トランスネフチというロシア最大のパイプライン企業会計監査の改竄など、

    情報を収集し、表に出していく。

    裁判沙汰にもなるのですが、掲載されているイブ・ロシェ裁判での最終陳述が掲載されている。

    __毎日何十人もの詐欺師が我々の金を巻き上げているというのに、あなたがたは知らん顔だ。そして国民はそれを許している。こんな筋の通らない話があるだろうか。私はこの状況に耐えるつもりはない。もう一度言う。裁判にかけられようが、かけられまいが、いつまでもあきらめることなく、毅然とした態度で臨みたい。この人生にはもっと大切なことがある。

    2013年の市長選出馬、

    2018年の大統領選出馬準備、
    2020年のノビチョク事件は、他候補の選挙活動期間のことだったそう。

    その後、ドイツ療養を経て、

    2021年1月にロシアに帰国となりますが、入国時に逮捕される。

    いろいろな罪で刑罰が下され、その当時の日記も後半3分の1ほどに収録されています。
    2024年2月16日、極東の収容所で殺害された、とのことです。

    それでも彼は、たくさんの希望を具体的な形で残していると感じる。

    __私は今回実施された選挙には参加が許されなかったが、この選挙運動のおかげで、私たちのムーブメントは新し い段階に進 んだ。地方に設立した各本部のネットワークで、 真の野党勢力が永続的に活動を続けられる構造が-できあがった。つまり、 どんな都市であれ、 避挙に参加して勝っために、市民を抗議デモに動員できる新しい体制が築かれたのだ。

    この本もそうだと思う。彼はこう告げる。

    __「未来の美しいロシア」は絶対に築くことができるということだ。その実現のために闘わなければならない。私のストーリーはこれからも続く。たとえ私や私の仲間や反体制派の協力者たちに何が起ころうとも、ロシアが豊かな民主主義国家になる可能性は決して消え失せない。嘘と汚戦にまみれた邪悪な現政権は消えてなくなる運命にある。夢は現実に変えられるのだ。

    悲惨と希望に満ちた世界とともに、今年も地球が太陽を一周しました。

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    2024年12月30日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    ネタバレ

    テクノロジー企業の取材が多い著者
    本を書くのに最初は拒否されていたが、しぶしぶ承諾 原稿をチエックする機会も与えなかったという。納得すると1回/月の食事会 家族への取材、取引先幹部なども紹介してくれた。読むと、世界を変えるという気概に溢れている。
    ・早く首にしないと、後悔する時間も長くなる
    ・テスラの創業者は別人達 大手メーカは車の生産には殆ど関わっていないことが判明
    ・スペースX 1回/月打ち上げ 製造は殆ど自前
     火星で生活を出来る環境を作り人類を救う
    ・ライバルの1/10のコストを狙っている。ロケットの再利用など。
    ・テスラ値引き交渉はしない。販売店を置かない。チャージ代無料
    ・ガソリン車エネルギー変換効率 20%程度
    ・グーグル ラリ^ペイジに苦境時テスラ買い取りを依頼 6,000億円 よく泊まりにも来る。
    ・太陽電池が3本目の柱
    ・

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    2024年08月14日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    2015年に書かれたイーロン・マスクについての本。

    ロケット事業、電気自動車、ソーラー発電と次々に不可能と思われた事業を成し遂げていく。とにかくエネルギッシュで人類の未来のために動く男。

    そのやり方には時に批判が起こるが、結局目的を成し遂げているのですごい。これからも目が離せない。

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    2023年06月17日
  • 小売再生――リアル店舗はメディアになる

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    小売は買う場所ではなく、体験する場所に変わっていくということを当時先駆的に書いた本だと思う。オフラインはワクワクを提供する場となっていくか、ただ単価の高い購入までの検討期間が長い商品はそうでも単価の低い商品はオンライン化が進んでいくのではないか。

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    2023年05月21日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    この本はイーロン・マスクについて書かれたものの2冊目で、こちらの方が出版年が古い(2015年)。
    読んでみて、PayPalのピーター・ティールとの協業からの別れの部分が書かれていて興味深かった。ピーター・ティールの本では触れられてなかったので。そして、後半にある本人のインタビューを読むに、仕組みの裏側とお金についてしっかりと理解している人なんだなと言うのも印象深い。 儲かるか?って言う本当に基本的なビジネスの感覚があって、その先に火星やら電気の話がある。高い目標と誰もやった事がないようなチャレンジを掲げて、優秀な人材を集めて、限界まで働かせて、首を切る… 三国志で言えば曹操みたいな感じなのかなぁ。
    この本を読んでイーロン・マスクがお金と言うリアリティを大事にしているビジネスマンという事が分かったのは収穫でした。夢やらビジョンを語ってるだけの人じゃ無いって。

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    2021年11月27日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    ◾️概要
    時代の寵児、イーロンマスクの反省を綴った1冊。

    ◾️所感
    何ごとも原点に立ち返って取り組まなければいけないという物理学の視点に、人類を火星に、という飛んだビジョンが加わっていることを知り、納得がいきました。

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    2021年10月24日
  • 小売の未来――新しい時代を生き残る10の「リテールタイプと消費者の問いかけ」

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    2021.09.16 大変刺激的で面白かった。自分が考えていたことがほぼ正解であると確信した。SCはプラットフォームであり、もはや買い物の場所(ショッピングセンター)ではない。店舗はコンタクトポイントであり、メディア性を強めていく。新しい評価指標とビジネスモデルが次々と出てくるだろう。

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    2021年09月16日
  • 小売の未来――新しい時代を生き残る10の「リテールタイプと消費者の問いかけ」

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    新たな期待を抱いた買い物客は、独自の明確な価値を持つ店に、時間と費用をかけるようになる。
    消費者に貴重な時間と手間を割いてまで足を運んでもらうほど価値のあるショッピング機会を生み出しているのだろうか。

    実店舗はもはや、単なる商品流通の拠点ではない。来店客数の消費者に20〜30分の広告を訴求する、新たなメディアとしての場所である。

    サプライズ、独自性、個別対応、親密度、再現性。
    アーティスト型の道を進み、真に心に残る体験を提供したい。

    しっかりと価値があり、顧客との距離を縮めるようなコンテンツや体験をオンラインで生み出す。
    はてさて、何ができるだろうか。



    あなたのブランドが答えだとしたら、
    元の問いかけは何か。

    ①ストーリーテラー型
    「自分を奮い立たせてくれるブランドはどれ?」

    ②活動家型
    「自分の価値観と一致するブランドはどれ?」

    ③流行仕掛人型
    「新しくてクールなものは、どこにいけば手に入る?」

    ④アーティスト型
    「一番充実した体験が味わえるのはどこ?」
    同じ商品でも、デザインや演出で多彩な体験の機会を生み出す。
    原点は商品販売ではなく体験づくりにある。
    むしろ体験こそが商品。
    商品は、体験の思い出である。

    ⑤透視能力者型
    「自分のことを一番理解してくれているのは誰?」

    ⑥コンシェルジュ型
    「最高水準のサービスはどこで受けられるの?」

    ⑦賢者型
    「一番いい助言がもらえるのはどこ?」

    ⑧エンジニア型
    「最高に作り込まれた商品はどこで手に入るの?」

    ⑨門番型
    「必要な商品はどこで手に入るの?」

    ⑩背教者型
    「この商品がほしいけれど、もっと買いやすくしてくれるのは誰?」

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    2021年09月02日
  • センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

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    自然科学の薄いデータだけでは真実に辿り着けない。
    著者はデザイン思考が大嫌い。
    複数の尺度、視点、文化に基づく文脈を解釈するときっと何かが見える。
    関心を持って学び、人や文化に気遣うことで洞察が得られる?

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    2021年08月21日
  • 小売の未来――新しい時代を生き残る10の「リテールタイプと消費者の問いかけ」

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    パンデミックを経て、小売の世界も数年間分未来に進んでしまった。
    訪れてしまったこの未来をどう捉え、いかに働くべきか。
    常に考え続けなければならない。

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    2021年07月09日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    昨今、オープンイノベーションという言葉が一つトレンドになってるが、これを超人的な頭脳と超人的な目的意識で自力でやってしまおうという人物なのだと思った。

    車のバッテリーにPCのバッテリーの仕組みを応用しようだとか、宇宙船内にイーサネット規格を採用したりだとか、個別には既に成熟した技術を他分野に応用できるだけの深い知識、広い視野、柔軟な発想を持ち合わせているんだなと。

    とにかくレベル感はさておき、何らかイノベーションを起こすにはエンジニアリングやITの知識は必須だということが身に染みて分かった。

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    2021年04月18日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    イーロンマスクという人物に興味を持てた一冊だった。

    マスクは変わり者であり、並外れた行動力がある。そして大きな夢を持ち、未来を予測して動いている。

    語彙力が乏しいが、一言で言うとマスクは
    凄い人である。



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    2021年02月20日
  • TOOLs and WEAPONs――テクノロジーの暴走を止めるのは誰か

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    マイクロソフト・プレジデントのブラッド・スミス氏が、マイクロソフトで起きた訴訟対応など、様々な出来事や取り組みについて書いた本。法律家である著者は、マイクロソフトにおいて競争法や知的財産法関連の訴訟に対応するとともに、情報公開や個人情報の提供など、米政府やメディアを相手に仕事をしてきた。マイクロソフトという大成功を収めた巨大企業の闘いの経緯が理解できた。本筋とは関係ない描写も多く、学術的ではない冗長な文章も散見される。読みやすいが、ページ数の割には内容は薄く感じた。

    「われわれは数々の問題を切り抜けながら、それなりに経験を積んで知恵もついた。自分たちの理想ばかり追いかけるのではなく、鏡に映った己の姿を見てまわりからどう見られているのか知るべきだと悟った」p16
    「新たなチャンスがもたらされると同時に、喫緊の課題に対処する緊急措置も必要になってくる」p16
    「国家が危機に見舞われているときは、個人の自由と国家の安全保障のどちらを取るか妥協を迫られるものなのだ」p31
    「現在においても人々の間では、エドワード・スノーデンが英雄か売国奴かをめぐって意見が分かれている。いずれにせよ、2014年初めごろには、確かなことが2つあった。1つは、スノーデンが世界を変えたことであり、もう1つは、彼がテクノロジー業界のあり方も変えてしまったことである」p44
    「(WannaCryというマルウエアによるサイバー攻撃)ウィンドウズのセキュリティホールを突くためのツールだという。NSAが敵のコンピュータに忍び込む目的で開発した可能性が高い。このツールがシャドー・ブローカーズという正体不明のハッカー集団によって盗まれ、ブラックマーケットで販売されていた」p98
    「街の人々は事の次第を包み隠さず話してくれたが、サイバー攻撃の被害者を直撃すると、自らのネットワークセキュリティに関してばつが悪いのか多くを語りたがらない人も少なくなかった。これでは問題が解決するどころか、迷宮入りになってしまう」p110
    「ハッカーの動きを分析しているうちに気づいたことがある。標的のメールアカウントに首尾よく侵入できたハッカーは、往々にして「パスワード」というキーワードを検索しているのだ。いろいろなサービスに登録したパスワードが増えてくると、忘備録代わりに「パスワード」というタイトルや本文のメールを自分あてに送っておくユーザーが多いらしく、これがハッカーに簡単に拾われているのである」p119
    「マイクロソフトでは、新たなセキュリティ機能の開発に年10億ドル以上投じ、セキュリティ専門家やエンジニア合わせて3500人以上の専任スタッフを動員している」
    p161
    「移民制度はアメリカのテクノロジー業界で長らく難しい課題となっている。ある面では移民制度はアメリカがテクノロジーで世界をリードするために欠かせないもの
    だ。世界の超一流の人材がアメリカの有力大学で研究に従事し、アメリカのハイテク拠点に定住しているからこそ情報技術の分野でアメリカがグローバルリーダーの座を獲得できているのである」p242
    「(アメリカのテクノロジー教育)何十億ドルもの費用をかけたものの、教育現場でITをめぐる最大の課題は、教室に置くコンピュータを増やすことではなかったのだ。ITを使いこなすスキルを教師に身に付けてもらうことが先だったのだ。そして、教師のスキル習得を阻む最大の壁がこの後に待ち構えているとは思ってもみな
    かった。実は教師自身、コンピュータサイエンスを学ぶ機会が欠如していたのである(教えることのできる教師がいない)」p250
    「コンピュータサイエンスの飛び級をかなえて高いスキルを身に付けた学生は、全米平均と比較して、男子が多く、白人が多く、裕福な家庭の出身者が多く、都市部出身者が多いことになる」p259
    「(ハッカーに倫理感はない)士官学校では倫理学を履修しなければ卒業させてもらえない。アメリカの多くの大学では、コンピュータサイエンス専攻の学生にそんな縛りはないのである」p289
    「ほとんどのテクノロジー企業は政府の介入に対して長年抵抗しているが、マイクロソフトは既にさんざん政府とは戦ったことがあり、いまではより積極的でバランス感覚のある姿勢で規制に向き合う方針を打ち出すようになった」p311
    「(中国)外国からの市場参入を制限し、国内事業者に利益をもたらすという、他国の政府には真似のできない方法を駆使している。その結果、グーグルやフェイスブックといった企業は、世界中に展開しているにもかかわらず、中国だけは空白地帯なのである」p347
    「(李開復(リー・カイフー))AIが生み出す世界秩序は、経済面では米中の圧勝の様相を呈し、両国の一握りの企業に富がかつてないほどに集中する状況が組み合わさる。他の国々はそのおこぼれにあずかるだけ。この見解の根拠はどこにあるのか。基本的にはデータの力だ」p368

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    2020年12月09日
  • TIME TALENT ENERGY―組織の生産性を最大化するマネジメント

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    生産性について体系化された本。
    生産性=時間・人材・意欲のマネジメント
    マインド寄りの記述も散見されるが、実際に何かに対しての「意欲」の効果は計り知れない。

    〇生産性の高め方
    ・時間の無駄遣いを無くす
    ・人材配置や組織編制について、バランスではなく一挙集中する
    ・愛着やプライドを持たせる環境作り

    〇時間
    ・ピータードラッカー「時間は希少な資源である。時間をマネージできずして、他に何をマネージできるというのか。」
    ・効果のある会議にするように徹底しろ
    ・資金の投資と同じように時間を投資しろ
    ・優先順付けになさけは無用。優先順位を低いものを捨てさせろ
    ┗ 特に幹部。幹部には注力すべきこと、注力しないことへの明確な線引きをさせろ

    〇人材
    ・ジム・コリンズ「人材が最も重要な資産なのではない。適切な人材が重要なのだ。」
    ・人材は確かに大切だが何でもいいわけではない。本当に必要なのは、誰よりも組織の使命を理解し、戦略を実行に移すことのできる人材
    ・ベスト志向、勝利へのこだわり、新しい見方を受け入れやすく、学んだ知識の吸収が早い
    ・仕事そのものへの愛着とプライド、当事者意識、組織の目標への共感
    ┗ レンタカーを洗車する人はいない。自分が持ち主という意識や、その車とのつながりがないため、わざわざ余計なエネルギーを使おうと思わない。
    ・優良企業とそうでない企業で何が違うかと言えば、Aクラス人材の配置方法だけ。
    ┗ ほとんどの普通の企業は、優秀な人材の配置に関して無意識に平等主義を実践している。優良企業は、希少な人材の配置に関して、あえて不平等主義を貫いている
    ・スター社員、並の社員、成績不振社員を「バランスよく」組み合わせたチーム編成...これはうまくいかないチームだ
    ・エクストラマイラーを探せ。1マイル余計に進む人。与えられた職務の範囲に留まらず、期待以上の仕事をする社員だ

    〇意欲
    ・当事者意識を高めろ※後述
    ・他社のやる気を奮い立たせたり、他社の悩みを解決させる人材をリーダーにすべき
    ┗ 他社のやる気を奮いたたせる人々は多種多様。明確な理想像などいない。唯一共通しているのは自分の強みが4つ以上わかっている人材であるということだ

    〇当事者意識の高め方
    ・当事者意識が低い理由は、想像に難くない。組織が複雑で、会社が死ぬほど退屈な場になってしまっている。そんなところにいても主体性が芽生えることはまずない。
    ①仕事そのものにプライドを感じているか?
    ②他の社員との関係性によって当事者意識を持つ、あるいは保てているか?
    ③組織の目標がハイであるか?
    この3つに同時解答できる仕組みをつくれ

    〇まとめ
    ・仕事の進め方と人材配置は何度でもリセットしろ
    ・当事者意識を軽視するな。当事者意識を高める仕組みを作れ
    ・アウトプット最大化の鍵は「Aクラス人材」の配置

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    2020年06月22日
  • センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

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    人文学の今日的な価値や意義を再定義し、伝える本書は読みやすくとても参考になった。途中、デザイン思考への痛烈な批判はある意味人文学的であったのは面白かった。

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    2020年05月27日
  • 小売再生――リアル店舗はメディアになる

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    ネットで見つけた本で読みたいと思っていたら、販売課長が持っていたので貸してもらった。

    ・売場はモノを売る場所から体験を売る場所へ
    ・売場はメディアになり、ブランドのファンを作り、結果モノが売れる。

    今のうちの会社が目指している方向性と、本の内容がリンクしていた。ただ、売上拡大とファン作り両方ともをうちの会社は求めていることから、売場や販売部はどっちなの?みたいな過渡期的な戸惑いがある。しかし、今が変わるべきとき。時代の変化の波に乗れるように、先を見越して働きたいと思う。

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    2020年04月24日
  • 小売再生――リアル店舗はメディアになる

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    小売業界の現状と将来を描く。
    ネットでの販売はもはや当たり前。店舗の役割りは体験させることというのが主な内容。
    こういう切り口もあるのかと感心した。

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    2020年04月12日
  • イーロン・マスク 未来を創る男

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    ベゾスさんの本を読んだ時も思いましたが、さすが、成功する人はすごいな〜と思いました。ただ、実際には一緒に働きたくはないかなとも思いました。

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    2020年02月08日
  • センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

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    ネタバレ

    このところ人文科学を見直す流れをよく見聞きするので気になり読んでみた。

    確かに1990年代以降、我々も身近にITを感じるようになり、自然科学万能感を感じている。イノベーションはシリコンバレーから生まれ、その土壌には自然科学がある。データが全てを物語り、すべての問題はITで解決できる。そんなイメージを持っている。

    でも著者によるとそんなものは幻想で、本当に大切なものを見出すには自然科学の力だけでは不十分だという。そこで役に立つのがセンスメイキングという手法で、そのために人文科学が役に立つという話。

    自分には小学生の子どもがいるため、こどもの将来を考えると昨今話題のSTEMをやるべきかなと思っていたけど、ちょっとここで考えを改めたほうが良いのかもしれない。

    STEMは速効性があり、実用的なものかもしれないけど、自然科学だけではイノベーションは生まれない。人間にしかできないこと、そう考えると人文科学なのかもしれない。

    こどもの今後、自分の今後を考えるうえで大変参考になった。

    哲学的な文章が多く、私は読むのに時間がかかってしまったけど、著者が実際にコンサルに入った事例など面白く読めた。

    特にフォードのリンカーンコンチネンタル再生の話や、ナパバレーのワインの話、生命保険会社がシニア層にフォーカスし始めたの話、食品スーパーに人々が求めているものの話、イラク戦争中の人質開放の話(クリス・ボス)、そしてオーデマピゲ博物館の話(ビャルケ・インゲルス)など。

    中でもオーデマピゲの設計には感嘆した。オーデマピゲ社の歴史、技術、ブランドメッセージ、ブランドイメージ、博物館の周辺の景観など、何一つ犠牲にすることなく、全てを調和させてあの建築に昇華させている。しかも本当に必要な部分以外は削ぎ落とされ、極限まで抽象化されている。オーデマピゲを取り巻く文化へのリスペクトが感じられる。美しいだけでなく全てがパーフェクトにハマりすぎていて、神の存在を感じずにはいられない。

    私の解釈では、たぶん、こういう神を感じるような仕事に必要なのがセンスメイキングなんだろうと思う。

    それからもうひとつ興味深かったのがデザイン思考のくだり。個人的にはコンサルの方法として、センスメイキングとデザイン思考は近いと思っているのだけど、著者はこれにかなり否定的。かなりディスっている。

    デザイン思考で問題を解決する際、着目するのはユーザーの挙動や行動で、センスメイキングではそれが思考や文脈という違いはある。だからといって、デザイン思考が思考や文脈、文化を無視しているわけではない。挙動や行動を十分に観察したあと、思考レベルや文化レベルまで掘り下げて考察されるものだと思う。

    著者は相当嫌な思い出があるのか!?デザイン思考を敵視しているけど、十分相入れる考え方だと思し、自分はどちらも使っていきたいなと思っている。

    以下、読書メモ

    ・理系のトレーニングを受ければ、基本的には新卒就業時に人並みの職に就き、よい収入を手にするが、突出した高収入者(経営者など)、ガラスの天井を突き破る力のある人々、世界を変えるような人々は、教養学部系の学位を持っている傾向が強い。

    ・真の天才とは、不確定で危険な、相矛盾する情報を評価する能力にある。
    ウィンストン・チャーチル

    ・センスメイキングとは、人文科学に根ざした実践的な知の技法である。(アルゴリズム思考の正反対)

    ・センスメイキング5原則
    1.「個人」ではなく「文化」を
    2.単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を
    3.「動物園」ではなく「サバンナ」を
    4.「生産」ではなく「創造性を」
    5.「GPS」ではなく「北極星」を

    ・マルティン・ハイデガー
    存在者が、了解される際の基準となるもの
    (日常の暗黙の了解事項を「存在」と呼ぶ)

    ・厚いデータは、単なる事実の羅列ではなく、事実の「文脈」を捉えている(背景、理由)

    ・自己定量化(QS)ムーブメント、ビッグデータ教

    ・本物の世界は複雑で美しい

    ・アルゴリズムは客観、センスメイキングは主観

    ・万物の知識を身につけるのではなく、物事の意味を見出すことが大切

    ・何らかのメッセージが込められた全体的なデザイン→デザインランゲージ

    ・意味の連なりが大切(コーラを飲むのは爽やかさを味わいたいからで、それは仕事をもうひとふんばりするためで、それは成功したいからで、それは愛する家族を支えるため)

    ・フォードはメーカーからサービス企業へ

    ・レゾンデートル→存在理由

    ・ジョージ・ソロス
    厚いデータ(人文科学)で市場を読む

    ・知識の種類
    客観的知識
    主観的知識
    共有知識→文化、社会、ムード
    五感で得られる知識

    ・知識とパターン認識の融合

    ・経験を踏まえた現実への主体的な関わり、他者の立場になって理解する力、状況に対する神経の細やかさ

    ・金融の教養
    デフォー
    バルザック
    ディケンズ

    ・ゴールドマンサックスの稼ぎ頭 商品取引部門>外為部門
    数学モデルを使わない

    ・現象学

    ・55歳 老いのターニングポイント
    人生に新たな意味を見出すべきか

    ・共感力
    他者の世界観や文化的視点を感情と知性の両面で理解するスキル

    ・表舞台でのパフォーマンスの成否は、裏舞台でのプライバシーと息抜きにかかっている(アーヴィング・ゴッフマン)

    ・ビクトリア時代の価値感(倹約、慎ましさ、社会的階級)
    →余暇(大衆娯楽)と移動

    ・アイデアの出し方
    まずは徹底的にその世界に没入する、そして一日間その世界から離れて人生を楽しむ、すると余分なものが削ぎ落とされて素晴らしいアイデアを授かる

    ・オープンな状態でいる(禅でいう無のようなもの)

    ・米国海軍兵学校は天測航法の課程を廃止し、GPSと衛生の技術を柱としたトレーニングに置き換えたがハッキングの脅威を懸念してその決定を覆した

    ・センスメイキングには関心が必要
    関心がなければ、「正確さ」がすべてであって、「真実」はなくなってしまう。

    ・ワインに関して素敵だなと思うことはいろいろありますが、その一つは、ワインが時間と場所を物語っていて、しかも、時間と場所を物語りながら、前に進んでいるということなんです。(キャシー・コリソン)

    ・交渉は感情制御能力です。相手方の感情をうまく誘導できるかどうかで成否が決まります。(クリス・ボス)

    ・アクティブリスニングが必要

    ・人は何のために存在するのか?
    人は、意味をつくり出し、意味を解釈するために存在するのだ
    そのトレーニングに最適なのが人文科学

    ・スキル獲得の段階
    初心者レベル(文脈に依存しない要素について判断する。情報処理。)
    新人レベル(これまでの経験に基づいてパターンを認識し、その場の状況に応じた判断ができる。)
    一人前レベル(目の前の状況に最もふさわしい要素を優先して検討できるように、階層構造の意思決定手順が必要。)
    中堅レベル(迅速で流動的で複雑な行動が可能になる。過去の経験の蓄積から浮かび上がるパターンを認識できる段階)
    達人レベル(あまりに複雑な処理で、頭で考える余地はほとんどなくなる。状況判断の際、分析のための要素の分解や組換などを意識的に行わない。)

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    2019年11月16日
  • 小売再生――リアル店舗はメディアになる

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    ●メディアが店舗
    Eコマース→Cコマースへ
    指の指し示す方向

    ●店舗がメディア
    ・ストーリー
    ・コミュニティ
    ・信者
    ・モノ<経験
    未来の買い物は、現実とデジタルの区別がない
    顧客の購入プロセスに沿う

    ●戦略
    デジタルの効果をMAXにする
    なぜダメなのか?台本を変えて考える
    帝国を築くのではなく、ネットワークを構築する
    等々・・・

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    2019年10月31日