斎藤栄一郎のレビュー一覧
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ネタバレ毒殺未遂後、なぜ命の危険があるのにロシアに戻ってきたのか知りたくて、本人の手記を読みました
その答えはとてもシンプルで、
まず、ロシアという国を人を文化を心底愛していたこと
『ロシアの人たちはすばらしい。ロシアの人たちは複雑で、思索にふけるのが好きで、私も同じだ。それに、何でもかんでも生きるか死ぬかの問題に置き換えて、この国の未来について議論を交わし始める。私もそうだ。』
『ロシアの文学や映画も好きだ。どれも必ず、苦悶や沈思、苦悩、憂鬱、自省に触れている。』
そして、そんなロシアに自由をもたらしたかったこと
それには命の危険を伴うことを覚悟していたこと
『ある日、もう気にしないことにしようと決めたのである。すべてを秤にかけて、自分の立ち位置を理解して、なるようにしかならないと考えることにしたのだ。自分は反体制派の政治家であり、敵が誰なのかよく承知している。にもかかわらず、敵に殺されるのではないかと始終不安に感じているのだとしたら、ロシアで生活する価値はない。どこかに移住するか、生き方を変えるか、どちらかを選ばなければならない。』
そして実際、ロシア帰国直後に不当に逮捕され、北極圏の刑務所で毒殺されました(2024年2月16日没47歳)
After the attempted poisoning, I wondered why he would return to Russia despite the danger to his life, so I read his own memoir.
The answer was very simple:
First, he loved Russia—its country, its people, its culture—from the bottom of his heart.
“The Russian people are wonderful. They are complex and fond of deep reflection, and I am the same. What’s more, they turn everything into a matter of life and death, then begin debating the future of this country. I do that too.”
“I also love Russian literature and film. Every one of them inevitably touches on agony, deep thought, suffering, melancholy, and introspection.”
And he wanted to bring freedom to that Russia.
He was prepared to face the mortal danger involved.
“One day I decided I simply wouldn’t care anymore. I weighed everything, understood my own position, and resolved that whatever happens will happen. I am an opposition politician, and I know full well who my enemies are. Yet if I spend my life in constant fear of being killed by them, then there is no value in living in Russia. I must choose: either emigrate somewhere or change the way I live.”
And in fact, immediately after returning to Russia, he was unjustly arrested and poisoned to death in a prison in the Arctic Circle (died February 16, 2024, aged 47). -
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ナワリヌイ氏が亡くなった後にドキュメンタリー映画を観、その勢いでこの本を読み始めた。
ナワリヌイ氏存命の間にその活動をリアルタイムで体感したかった、とこの本を読んですごく後悔した。まず、衝撃を受けたのがロシアの実態で、社会主義国とは国民を等しく貧困にして、権力者が搾取するという構図になっており、それが今のロシアであるということ。(それ以外の国でも起こっているが)そして、リアルな話として、あらゆることが賄賂で免れられるということを聞いたことがあったが、それは冗談ではなかったと気付かされた。さらに、情報は統制され、政府に都合よく国民は欺かれている。国による国民に対する詐欺が常態化し、反逆するものは抑圧される。そんなおかしな体制がソ連から今もなお維持され続けているのが不思議だ。 -
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イーロンマスクはゲイツやジョブスと比較されることが多いものの、彼らよりも過小評価されていることがよく分かる。
作中に、ゲイツよりもおしゃれで、ジョブスよりも付き合いやすいという表現があるが、すでに歩みを止めた2人に対して、今だに現役バリバリのイーロンは、今後の活躍次第では伝説の2人を超得る可能性も十分にある。
マスクは南アフリカに生まれ、裕福な家庭ながら父親との関係に苦しみ、過酷な少年時代を送る。その後、カナダ、アメリカと拠点を移し、弟とともにZip2というオンライン上に会社情報や広告などを記せるサービスを1995年に立ち上げ、99年にはCompaqに売却することで資産を得る。
その後、のちにPaypalと統合する金融サービスXを立ち上げ、金融業界に風穴を開けるものの、Paypalとの統合後のクーデターにより代表を追い出される。苦境に立たされるものの、Paypalの上場による利益により、今度はSpaceXを創業。
少し間を空けてテスラに参画し、創業者との軋轢やキャッシュ不足による倒産のリスクなどを乗り越えながら、民間でのロケットの打上げに成功し、テスラを世界一の自動車メーカーへと導いている。
彼の人生は幼少期の読書から始まっている。手元の本を全て読破し、ブリタニカの百科事典まで読み切ることで、膨大な知識のベースができた。それを基礎として、どんな業界に対する知識も驚くべきほどの速さで深く理解することができる。これが全ての基礎。
そんな彼が感じた使命は、地球環境をより良くすること、そして万が一に備えて火星開拓を進めること。これらの使命感からテスラやSpaceXを率いている。天才が大きな使命感を持ち、全身全霊を注ぐことで、これほどまでに大きなことを成し遂げるのかと驚き、そして素直に尊敬するばかりである。 -
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本書は、マイクロソフト社でコンプライアンスを担当するブラッド・スミス氏と、同社で広報を担当するキャロル・アン・ブラウン氏による本です。技術は中立であって、それを良い目的に使うか悪しき目的に使うかは人間しだいなのですが、AIやSNSなどのデジタル技術についても同様で、利器(ツール)になるか、武器(ウェポン)になるかは我々人間の取り組み次第だ、という話です。これだけなら当たり前ではあるのですが、本書ではマイクロソフト社が実際に体験した、あるいは巻き込まれた事案がかなり生々しく描かれているため、その点だけでも読む価値はあります。つまりマイクロソフトの作っている技術が「武器」として使われてしまった際の対処、あるいは「武器」として使われそうになった場面などが事例として紹介されています。
本書で著者が繰り返し述べていますが、マイクロソフトはかつて独禁法訴訟など世界の政府とやりあった経験がある。そしてそこから学んだ教訓は、デジタル技術が「適切に」規制されるよう、テクノロジー企業も積極的に関与すべきだということです。本書では19世紀の鉄道を例に挙げていますが、もともと(米国)州政府が規制していた鉄道事業が全米に展開するにつれて、ついに連邦政府が規制主体として権限を持つに至った。ITについてはこれまで国ごとに規制が行われていますが、今後はEUなどのように複数国家をまたがる機関、あるいは国際会議を通じて規制されるべきだということです。ただし政府の規制の在り方については鉄道時代とは異なる。具体的には、ソフトウェア業界のMVP(ミニマム・バイアブル・プロダクト)方式のように、最低限のプロダクツ(規制)をとにかく早く導入し、その後それを改善していくべきだという主張は興味深かったです。本書の著者が、テクノロジー企業の老舗であるマイクロソフトでコンプライアンスを担当している役員であること、またこれまでIT技術が利器にも武器にもなってしまった状況を現実に体験している人だということで、説得力と含蓄、そしてバランス感覚を本書から読み取りました。面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマイクロソフト役員であり、弁護士の著者。
前半は巨大であるがゆえにいろんな所からチャチャ(?)入れられるIT企業の
切った張った!
のスピード感あるドキュメンタリー。
よくぞここまでオープンに出来たと思うほど、実名&社名が出てきます。課題解決の為に競合と連盟組んだり、歴史上の出来事に解決の糸口を見出したり。現代版ゲーム・オブ・スローンズ。
後半は、ホットなテクノロジーと社会との付き合い方を漏れなく無駄なく紹介&提案してます。
全般を通して、とてもポジティブで推進力のある内容です。どんなに大変でも絶対に悲観一辺倒にならない。
こういう方がいないと、AI監獄ウイグル みたいな世界になりかねない。ある意味社会のガーディアンです。
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Posted by ブクログ
コロナ後のブランドが直面する社会構造の解釈がおもしろかった。著者のドライな語り口も好感。
新しい時代を生き残る10のリテールタイプ×4つの価値領域から2つで強みを見出し、3本脚で自社の戦略を練ろう!という。
インスタグラマーやYouTuberも猛スピードで発展してきており、流行仕掛人型だけでなく賢者型・背教者型が増えている気がする。そんな個人が増える中、企業に求められてる価値ってナンダ??
また、アフターコロナではメディアコンテンツが来店先・購買場所になっているという。ユーザーとの双方向の会話を取り込んでコンテンツループを回し、ショッパブルメディアになることが勝ち残りの一案とのこと。思考を止めたり旧来型の広告戦略にしがみついていたら本当に退場させられるな〜〜 -
Posted by ブクログ
コロナ影響を踏まえたビジネス書を読んだのは初めてかもしれません。
出向を経験し流通小売業界にみをおくものとしては
非常に参考になった内容です。ただし、日本の書物ではないので、日本でいう小売りというよりメーカーに向けた内容でもあったような。
パンデミック後のリーダー像(HERO:謙虚さ・共感力・立ち直りの早さ・寛大さ)
なぜ自社が必要とされるのかを考える。
あなたのブランド(会社)が答えになる問を考える。
10個のリテールタイプ
ストーリーテラー
活動家
流行仕掛人
アーティスト
透視能力者
コンシェルジェ
賢者
エンジニア
門番
背教者
どれだろう・・・どれも中途半端な感じが・・