センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

ビジネス・実用
1,980円 (税込)

9pt

【内容紹介】
本書のテーマは「人」である。もっと具体的に言えば、文化に光を当てたものであり、我々の時代の揺り戻しを描いた書籍である。アルゴリズム全盛の今、我々の感性は麻痺しがちだ。
だが、目の前の課題を本気で読み解きたいのであれば、 こんな時代だからこそ、昔からある時代遅れと思えるようなやり方に回帰すべきなのである。それは、あらゆる組織で、あらゆる日々のやり取りの中で甚だしく失われてしまったもの、つまりクリティカル・シンキング(批判的思考)である。だが、そのやり方自体は、決して革命的でも最先端でもないのだ。

【著者紹介】
[著者]クリスチャン・マスビアウ(Christian Madsbjerg)
ReDアソシエーツ創業者、同社ニューヨーク支社ディレクター。
ReDは人間科学を基盤とした戦略コンサルティング会社として、文化人類学、社会学、歴史学、哲学の専門家を揃えている。マスビアウはコペンハーゲンとロンドンで哲学、政治学を専攻。ロンドン大学で修士号取得。現在、ニューヨークシティ在住。
[翻訳者]
斎藤栄一郎(さいとう・えいいちろう)
翻訳家・ライター。山梨県生まれ。早稲田大学卒。
主な訳書に『1日1つ、なしとげる』、『イーロン・マスク 未来を創る男』、『SMARTCUTS』、『ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える』(以上講談社)、『小売再生 ―リアル店舗はメディアになる』、『TIME TALENT ENERGY』(以上プレジデント社)、『フランク・ロイド・ライト最新建築ガイド』、『テレンス・コンラン MY LIFE IN DESIGN』(以上エクスナレッジ)などがある。

【目次抜粋】
はしがき 思考の終焉
序 ヒューマン・ファクター
第一章 世界を理解する
第二章 シリコンバレーという心理状態
第三章 「個人」ではなく「文化」を
第四章 単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を
第五章 「動物園」ではなく「サバンナ」を
第六章 「生産」ではなく「創造性」を
第七章 「GPS」ではなく「北極星」を
第八章 人は何のために存在するのか
出典

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センスメイキング――本当に重要なものを見極める力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    きっかけは多くのところで、特に佐生邦武氏に紹介されていたから。

    非常に良書。

    (難しくてついていけない部分があったのは眼をつぶるとして)

    センスメイキングは、これからの時代重要になってくると思う。
    考えずに、直感で、でも間違えずにするということ。
    つまりは職人技のようなこと。

    そこには定量的客観的データの取り扱いと、定性的人道的データの取り扱いとが重要ということ。

    分かる。
    だってそれ、仕事でやっていることだから。

    ヒトは感情の生き物だ。
    そして、ヒトの未来をつくるのはヒトである。
    となれば、未来は「最適解」ではなくて感情の着地点へと運ばれる。

    この本からも非常に強く感じるが
    これからの決断は論理的なものではダメだということ。
    自分で、感じて、考えて下さなくてはいけない。

    おそらくシミュレーションの結果の「最適解」は最適解ですらなくなるのだろう。
    なぜならヒトは感情によってシミュレーションできない予想外の動きをするだろうから。

    0
    2019年08月05日

    Posted by ブクログ

    著者が北欧の戦略ファームで働いていると知り、興味を持って読んでみた。結論から言うと、とても示唆に富む良書だが、センスメイキングのアプローチをこの本だけで理解することは難しいと思う。シリコンバレーやデザイン思考を叩いている箇所は痛快

    0
    2019年05月26日

    Posted by ブクログ

    自然科学の薄いデータだけでは真実に辿り着けない。
    著者はデザイン思考が大嫌い。
    複数の尺度、視点、文化に基づく文脈を解釈するときっと何かが見える。
    関心を持って学び、人や文化に気遣うことで洞察が得られる?

    0
    2021年08月21日

    Posted by ブクログ

    人文学の今日的な価値や意義を再定義し、伝える本書は読みやすくとても参考になった。途中、デザイン思考への痛烈な批判はある意味人文学的であったのは面白かった。

    0
    2020年05月27日

    Posted by ブクログ

    近年、技術が著しく進歩し、何もかもが技術にとってかわられるようになってきました。業務の最適化や、顧客の購入履歴データの分析など、様々な分野で技術が活用されています。しかし、購入履歴のデータだけで、ある特定の人の感情や行動を見極めることは、今の現状では難しいです。ここでいう技術は自然科学に関する技術です。
    そこで、大事になってくるのは、哲学や歴史学などの人文科学です。技術が進歩していったので、人文科学の評価が年々薄れてきています。
    なせ人文科学が大切なのか、それは数値だけでは測れないものがあるからです。例えば、市場の流れの雰囲気や、長年の経験から得た勘などです。農業やワインなどを作る際に様々なデータが出てくると思います。しかし、植物も生きているので、同じデータが出ていたとしても、同じようにしてもうまくいかない場合があります。そうしたときに、環境の変化や、これまでのノウハウなどを活かして、その困難を乗り越えていく。そうしたことは、自然科学の分野ではなく、人文科学の分野に関係があります。
    最近は訪日外国人がたくさんいます。その人々は、様々な宗教や哲学があります。そういったことを知っておかないと、いつの間にか傷つけている可能性があります。店をやっていたとしたら、外国人にかってもらうためにはどうしたらいいのかを考える際に人文科学のことが役に立つのではないでしょうか。自然科学は大切ですが、これからは人文科学も活用しながら生きていくことがこれから必要になってくると思います。

    0
    2019年10月10日

    Posted by ブクログ

    前半は面白いけど後半はつまらん。
    薄いデータだけですべてを語れないこと、人文科学的な手法の適用が違いを生み出しうること、文化の理解の重要性が高まることなんかはまあ納得。
    全体的には面白かったけど、ちょっと文章が過激かな。

    0
    2019年08月25日

    Posted by ブクログ

    私は、理系人間で数学や論理が大好きだった学生時代。
    いまは、システム関連の会社にいる完全に自然科学の
    範疇にいますが。この年になって哲学や文学、歴史、芸術
    などが面白くなってきています。
    また、息子は文系で、人文科学系(心理学や社会学)のほうに歩もうとしているようです。
    そこで、書店で目に入った、AIをはじめとしてのSTEM(科学、技術、工学、数学)よりも人文科学(文学・歴史・哲学・芸術)が大事であるとの記載が気に入って読みました。
    一言でいうと面白かったです。
    文脈を把握する大事さが改めて感じる内容です。

    0
    2019年06月16日

    Posted by ブクログ

    自己啓発本への偏重傾向に一石を投じた本 哲学や心理学、美術などの一般教養を学ぶことが、今になって再び必要とされているとのこと。この様な論調の書籍を最近目にする様になり、自己啓発本に偏りがちだった読書傾向を改めているところです。そんな中で手にしたこの一冊、ハウツーは殆ど見られません。ただ歴史上の著名人等の「センスメイキング」に関するエピソードがふんだんに盛り込まれており、一読するに値する内容と言えるのではないでしょうか。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    ビジネスにおいては、定量情報(STEM=科学・技術・工学・数学)だけでなく定性情報(=人文系学問)も必要、いやむしろ定性情報の方が大事だと言うことを主張した本。
    ユヴァル・ノア・ハラリの「ホモ・デウス」で話題になっている通り、人間は全てビッグデータの蓄積によって人間個々のアルゴリズムが解明され、ホモ・デウスとなるといった説の正反対の内容。人間のあらゆる行動や思考は、先の読めない変化ががつきもの。したがって数値化できないことの方が、ビジネスに限らず人間には重要だという説。

    0
    2019年04月02日

    Posted by ブクログ

    普通のビジネス書のように、スキルやテクニックの重要性を啓発する本ではない。現在の世界が薄っぺらな「技術」に乗っ取られそうになっており、観察も判断も機械に任せるようになっていることに危惧をいだき、人文知を重視せよ、というスタンスの本。ハイデッガーやフッサール(現象学)に言及されるのもむべなるかな。テクニックや数学を磨くのではなく、全体観や感性や歴史を勉強せよということだ。

    0
    2019年02月11日

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