円陣闇丸のレビュー一覧

  • 狂おしき夜に生まれ

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    無垢な花だと思っていた御主が手折ってみればじつは禍々しい芳香を放つ闇の花だった様に思いました。
    見目麗しく人外の物のようであった貴将が肌を重ねて一夜明けた朝、違う人にも見えた。
    人外であったのはどちらだったのかと。。。
    「清かん寺」を与えた朝の御主の顔つきにはもう幼さはみられずあるのは淫蕩な魔物の顔。
    御主の行動や言葉遣いが冬貴と何度も重なりました。
    初めて肌を共にした朝に届いた知らせ。
    それは清かん寺家誕生には相応しい知らせだ、と思いました。
    時代物は和泉先生ですね。
    長いお話ですが引き込まれて一気に読み漁りそして酔いしれました☆

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    2012年06月03日
  • SASRA 4【イラスト入り】

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    ネタバレ

    最終巻は大正任侠編と、現代編。
    大正編はそこそこ楽しく読むことが出来ました。
    またも身分違いの戀だったんですが、ここは任侠物。
    抗争だとか弔い合戦だとか色々とあって、一時は攻様が死んで終わりかと思われたんですが、なんとか一命を取り留め一安心。
    なのもつかの間、大正、昭和とくれば、その時代は太平洋戦争ですね。
    やっぱりここでもふたりは幸せにはなれませんでした。

    で、現代編に話は戻り、エジプトのど真ん中で不時着した飛行機。
    ここでティティと蓮、剛将は砂漠のど真ん中で迷子になってしまいます。
    そして彷徨った砂漠の中に現れた、あの因縁の始りの古代神殿が姿を現し。
    もうね、ティティの最後のシーンに涙が

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    2012年05月01日
  • SASRA 3【イラスト入り】

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    ネタバレ

    内容は、エスパニア侵略者×インカ帝国の王族
    この萌え設定にもかかわらず、私はなぜか萌えず……パンチが足りないというか。柔らかいの、表現がとても。
    ラストがうやむや感があって入り込めなかったのが残念。
    結局、ふたりの末路はどうなったんだろ……。

    で、江戸編。この話だけ、全体で抜きん出てる印象。
    貧乏御家人×鉄仮面の身代わり上様という設定。
    先を読むのが怖いのに、読まずにはいられないというか、無理矢理読まされてしまう感。お話も半端ないくらいせつなくて、その悲恋っぷりといったら中国編の比ではない。
    おもっそ、主人公死にますから。
    ホント、今までの6回分で、中国編と江戸編だけが主人公の死ぬ様子を詳細

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    2012年04月16日
  • 水に眠る恋

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    ネタバレ

    高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然
    姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。
    もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんですよ。
    砂でも胃袋に詰められたみたいに苦しかったですよ。
    王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という
    歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。

    やきもきします。

    結局、すれ違いのまま別れを選ぶんですが、そのあたりから涙腺崩壊。
    結構壮大なお話でして、読むのに胆力が入りましたが、良作でした。
    機会があれば、またこの作家さんのを読んでみたいと思います。

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    2012年05月01日
  • きみがいなけりゃ息もできない

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    だめっ子は支配者側を実はコントロールしている…あれくらいだめだめになってもいい相手がいる、という身の上は至福だろうなぁ。住む人のいなくなった部屋の扉、指でかりかり…ああ、悶え死にそう!!絶対的に依存される・依存する関係、大好物だもん、たまらんよ…理屈は不要、これはもう、お互いの依存関係が中毒的であればいい。「こんな関係はあいつの為にならない」とかいい、もう腹くくって「ずっと面倒見続けてやる」って開き直られた方が気持ちいい。

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    2011年11月25日
  • サウダージ

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    地球の裏側アルゼンチンが舞台です。異国情緒が皮膚感覚で伝わる快感に酔いしれました。アルゼンチンタンゴにマフィアときたら食指が動きます。ブエノスアイレスって響きがエロティックに聞こえてしまうのは、多分某映画のせいなんでしょうか。

    マフィアのアンダーボス×県警刑事。
    傲岸不遜な異国のマフィアに監禁緊縛されて調教される男前な受、という図になっていてワクワクしますが、ふたを開ければ王道ラテンエロなハーレク〇ンでした。
    受の朔弥は、はるか遠い国で攻様に身も心も奪われまくるけど、気丈にも堕ちることを潔しとしない確固たるプライドを持っています。首輪、媚薬でペットにされても、それは兄の命を救うための取り引き

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    2011年10月07日
  • 水に眠る恋

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    ネタバレ

    学生時代に一方的に別離→仕事で再会、の同級生モノ。

    脅されて再び関係をせまられ・・・から始まるのは
    王道展開だけれど、心理描写が丁寧でしっかりしているのと
    双方がお互いを求めてるのが第三者視点ならわかるすれ違いなので
    その切なさもまた心地よい。
    また、無駄に遠回りしない(無駄にじれったいエピソードを入れない)
    ので、読後感も良い。

    表題の本編と後日談が収録。
    後日談は、思いを通じあった2人が、受けの家族の反対を
    乗り越えるもの。受けは弱気になる面もあるが、攻めが
    がんばって受け止めよう、つないでいこうとどっしりしているので
    切なくもありそして甘い。

    挿絵の円陣さんの絵もとても美しくて、お

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    2011年07月20日
  • SASRA 4【イラスト入り】

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    ネタバレ

    ずっと、シリアスでハラハラしながら、尚且つ、ロマンティックさに酔いながら読んでたのに、4巻目の現代編はテンションが全然違います。

    今までの話は、奇跡的に出会った恋人同士の切ないストーリーです。
    でも、現代編は無理あり出会わされた『過去の関係を認めたくない者』同士のストーリーって感じです。

    仲の悪すぎ具合が半端ないですw

    これって、今までで一番、合いそうもない二人じゃないかってくらい相性最悪に見えましたw
    言い争ったり、喧嘩したり、そういうことは今までもありましたが、それはツンデレだったり立場上仕方なくだったりだったと思います。
    それが現代編は本気で嫌がってる気がしますw
    でも、コンビネー

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    2011年05月28日
  • きみがいなけりゃ息もできない

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    天才肌ゆえに日常生活に疎い漫画家・二木と、家事はプロ級、世話好きサラリーマン・東海林の幼なじみラブ。

    なんだかんだ言って二木を甘やかす東海林が最高です。二木を見るあの優しい目にドキドキです。

    二木は東海林におんぶにだっこ。ちょっと羨ましいくらい東海林に甘やかされて育ってます(笑)

    深い信頼関係がやがて恋に発展していく過程にドキドキです。ページ数多めなので読みごたえがあります。

    個人的には、二木のような世間ズレしたキャラクターが大好きです。

    エロスは少なめでした。

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    2011年05月14日
  • 不遜で野蛮【イラスト入り】

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    熱情シリーズ第3作。中でも一番のお気に入りです。なにしろ「不器用な純情」の織田の弟、冬輝は、型破りにワイルドで男くさくてかっこいい。対する受の警視庁エリート上條は、美人クールビューティー眼鏡。この設定だけでも好物です。

    ストーリーは、ちょっと大人めラブで萌えどころがいっぱい。
    「張り込みH」と「男夫婦」がイチオシのシーン。美味しいです。
    誤解したまま5年間会っていなかった二人が、ある捜査のために再会し、やむを得なくパートナーを組んで張り込みます。
    ゲイの夫婦と偽って、見張っている男の隣の部屋に同居する織田と上條が、もう読んでいて楽しすぎで。

    かりそめの新婚生活が萌えます。織田が一晩で書き上

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    2011年04月21日
  • きみがいなけりゃ息もできない

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    原作もよかったけど、こうして挿絵がコミックスになって、それが成功してるってすごい。
    円陣闇丸センセは、イラストの時からイメージがぴったりで、コミカライズでもハンパなくいいお仕事したと思います。
    あんなシーンやこんなシーンでは、ルコちゃんと東海林は一体どんな表情を見せていたのかな?とか、原作以外の場面でも気になるシーンがいっぱいあって大満足で楽しかった。

    世間的にもかなりいいトシなのに、いっこうに自立できないルコちゃんと、彼の世話を焼くことに何の疑問も抱かず、日常と化している東海林。ホットケーキ、胸がキュンとします。

    東海林がルコちゃんを愛していることを自覚してからは、マンガで読んでもやっぱ

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    2011年04月16日
  • 水に眠る恋

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    真面目に地味に良かった、文章好みだったし。途中のすれ違いはイラっとしないでもなかったけど、キャラから考えると最終的に納得。特に捻りもないのに良かった。時間の必要性がとても上手く噛み合ってて。これだけ時間がかかっても気持ちが変わらないって確信もてるし羨ましい限りw 絵も良かったなぁ綺麗で♪

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    2011年02月18日
  • 水に眠る恋

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    何度読み返しても、涙腺にくる再会ラブストーリー。
    高校の同級生であり当時恋心を抱いていた二人が、受の裏切りで離別、誤解の解けぬまま9年後に偶然再会して、またすれ違うという、ぐるぐるじりじりのせつない話。

    裏切られたと思っている攻の久住は、尚哉を償わせるかのように蹂躙してくるけれど、それも心の行き違い。泣けるシーンが多すぎました。
    その中でも一番大泣きした箇所は、多分みんなと一緒のところだと思います…


    何といっても、この話の重要なところは王道BLだということ。ちゃんと、男同士の恋に悩み、家族の反対に合い、つらい試練の後運命の恋をしっかりと受け止める、そういう根底にあってほしい葛藤する部分が

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    2013年12月13日
  • 嫉妬は黄薔薇に託して【イラスト入り】

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    ジーンが1人くるくるしているのが楽しい作品です。
    西根のカッコ良さと思わぬ第三者登場と話のテンポもよいです。
    さっくと読めてGOOD!!

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    2010年12月22日
  • Voice or Noise(3)

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    非常に好きだ。
    すごーく続きを待っている。
    BLなドリトル先生のお話。
    でも、このタイトルは良い得て妙でうまいなと思う。
    他者が発する音を「声」とするか「雑音」として受け入れるかはすべてその人次第。

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    2010年06月22日
  • きみがいなけりゃ息もできない

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    もうこれはbookey超オススメBLマンガです。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
    天然ダメ男の二木と世話好きいい男の東海林のラブストーリー。
    BL初心者にも、BL読んだことのない人もオススメできる一品ですd(。ゝд・)!!


    〔あらすじ〕
    全然売れてない超遅筆マンガ家・豪徳寺薫子こと二木に
    メジャー出版社での掲載のチャンスが。有能お世話係りの
    幼なじみ・東海林は、いつも通り彼の面倒を見ていたが-。

    はぁ~、東海林がかっこよすぎます( ´艸`)
    bookeyも東海林が欲しいです!!
    (あのオールバックはいただけないが…)

    ルコちゃん…ニブいし、クサいし、ダメだし…可愛くなかったおしまいだよ(

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    2010年05月23日
  • SASRA 4【イラスト入り】

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    全4巻。

    Unit Vanilla (和泉桂、岩本薫、木原音瀬、ひちわゆか、4人の制作集団)
    繰り返される輪廻のなかで、魂がお互いを呼ぶが。。。
    せつない話しがいくつも詰まって最終章に向かっていくオムニバスドラマ。 

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    2010年02月11日
  • SASRA 1【イラスト入り】

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    最後とても切ないけれど、中国編が凄く好き。尽し系心優しい攻め×攻め
    の恋心を利用するツンデレ受け。

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    2010年02月07日
  • SASRA 1【イラスト入り】

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    前世で恋人同士だった者たちが、転生を繰り返し、生まれ変わっても再び巡り会い、愛し合う。
    そんな運命の恋に、多感な年頃の乙女は誰でも憧れるものでしょう。
    しかし、その恋は決して幸せに終わるものではなく、やるせないような最後を迎え、来世に続いていきます。
    4人の作家さんのリレー小説ではありますが、それぞれの話が独立しながらも綺麗に繋がっており、全4巻で1つの壮大な物語として完成されています。
    また、1つ1つの話もクオリティが高いので、好みのCPの巻だけ買って読んでもそれはそれで楽しめる作品。(ただ、所々に伏線が張られているので他の巻も気になってしょうがなくなるでしょうが)
    ちなみに、どの話をどの先

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    2009年12月04日
  • きみがいなけりゃ息もできない

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    ダメ受けと聞いてはいましたが
    ここまで、すごいダメダメちゃんだとは思いませんでした。
    人間と言うよりも、君はペットか。←違う漫画のタイトルみたいにw。

    あまりの依存っぷりに、イラっとする
    場面も多いのですが、終盤からラストのあの
    可愛らしさは反則です。
    あれで何もかも許せちゃいました。くそ、可愛いな。

    お互いの気持ちを確認しあって体を結び合った後に
    受けくんが、愛らしさをキープしつつも
    ちゃんと成長してるところが見られて
    読後はすっきりでした。原作も読んでみようと思います。

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    2009年10月24日