神永学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『幽霊に交渉して事件解決なんてあるのか!?』と、事件解決のヒントの見つけ方が斬新すぎる作品。
殆どのミステリーは、事件が起こると被害者の周辺情報をもとに犯人を探っていくが、本作では現場に残る被害者の魂に問いかけて解決していく。
本作は、死者の魂を見ることができる不思議な赤い目をもつ大学生・斎藤八雲が解決する事件の数々が描かれている。
(ただし、見えるだけであり、除霊などをすることはできない)
八雲と同じ大学に通う小沢晴香と仲良く?ヒントを探り、鋭い洞察力と赤い眼で見た幽霊の姿から謎を紐解いていく。
個人的に本作の魅力だと感じるのは、切り抜かれた描写を描く順番である。
点々と事件に関連する -
Posted by ブクログ
我孫子武丸さんデビュー35周年記念のアンソロジーです。
作家陣も錚々たるメンバーで、私に割とトラウマを植え付けた『殺戮にいたる病』に因んだテーマ。
我孫子さんご本人がヘンテコなテーマで作家さん方に申し訳ないし、自身も書かれるとは思って無かったので苦労したと仰っていましたが、そこは流石の力量を持った作家さん方!見事にテーマに沿った短編集となっております。
それでいて、それぞれの作家さんの個性がキラリ。
ではでは、いつもの如くさらっと短編毎の感想をば。
(なるべく短く…)
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【切断にいたる病】我孫子武丸さ -
Posted by ブクログ
都市伝説で襤褸女の噂がある。ボロボロの服を着たびしょ濡れの女が木箱を抱えながら徘徊しているという。捕まったらバラバラにされるらしい。その噂と、実際に起こった木箱に入った河川敷のバラバラ殺人事件、噂と事実が混濁していき、また、登場人物やその家族が抱えた闇も繋がっていく。1巻で明かされなかった蘇芳の宗教団体との関わり、なぜ記憶を失っているのか、心音とはどんな風に昔関わっていたのかなども触れられていきます。でも、まだまだ、沢山謎を残して3巻へ。
石井が成長していく姿、八雲が特に蘇芳とちゃんと関わろうとしているところなど、前のシリーズとはだいぶ変わったなぁと思います。和心(後藤)が一番変わらないかも? -
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾です。
audibleにて。
面白かったです。
前回の覆面パトを放って行った件で、後藤刑事は閑職に追いやられちゃいました。
でも、部下の刑事の石井さんも入ってきて、これからも八雲と捜査しそうなので安心しました。
石井さん、良さそうな人で、心霊探偵の助手としても感も良さそう。
今後も頑張って欲しいなって思うんですが、新聞記者の真琴さんに感謝されて、慕われているのに、憑依されていた時の真琴さんが怖かったからってめっちゃ怖がるのデリカシーないです笑
今回も晴香は騒動に巻き込まれて、危ない目に‥。
ホント、巻き込まれ体質なのわかってるんだから、1人で行かせるなよって八雲にツッコミたい -
Posted by ブクログ
前に出版されたものは読んだことがあったので
半分再読というイメージで読んだ……
はまる……
しばらく時間がたっているからか
再読という感じはほぼ受けず…
集中しすぎるくらいに集中して
楽しく読む
晴香と出会ったことで少しづつ変わっていく八雲
この二人のやりとりも楽しくて
もちろん後藤とのやり取りも最高…
物語は切なさだったり怒りだったり
持って行きようのないもどかしさだったり
人の心の中の暗い部分にスポットが当たることも多いけど
晴香の真っ直ぐな心や
後藤の八雲に対する表に出さない優しさ
叔父の一心の大きな心を感じて
ホンワカとする場面もあり
怖さや気味悪さだけではない
良くも悪くも人 -
Posted by ブクログ
新シリーズ開始。大学生の蘇芳には中学校以前の記憶がなく、そして幻覚に悩まされていた。しかしそれは幻覚ではなく、死者の魂。同じ能力を持つ助教の斉藤八雲と出会い、蘇芳は自らの過去に向き合う決意を固める。
蘇芳の人物設定が、まんま八雲と被っている印象です。だからこそ八雲が彼のために心を砕くさまにぐっと来ました。八雲、相変わらずの毒舌もあるけれど(まあこれがなければ楽しくないかも?)、人間としてはかなりとげとげしさが減った印象でほっとします。彼の周りの面々も相変わらずで嬉しいし、新キャラも楽しそうで期待大。
呪いによるものと思われる連続不審死事件など、ミステリとしての謎解きも歯ごたえ抜群です。多角的に -
Posted by ブクログ
結構シリーズのメンバーが幅広く登場していました。当たり前のように御子柴先生出てきてますしね。そして、新しい主軸となっていくであろう蘇芳。御子柴と八雲の講義を聞くようなポジショニングの大学生。小さい時に何かがあったらしく記憶がない。おじさんに引き取られている。しかし、幻覚だと思っていたものがどうやら自分には見える幽霊(この世ならざるもの)であることや、昔の自分を知っているらしい美女、同級生で主席の心音と出会う。いろいろな経験を経て周りともかかわるようになった八雲は蘇芳の面倒を見始める。といった流れで、始めは色々なところで起こる怪異を解いていくのですが、少しずつ収束して一つの大きな流れになります。
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Posted by ブクログ
ネタバレ石井刑事の成長ぶりを見ると改めて泣けてきた2巻。
こけたところもあったけど、基本的には頼りになる刑事である。
結局仲の悪い(?)同僚を懐柔してしまうし。
恐ろしい子。
今回の事件も不謹慎ながら面白い内容だった。
解けたと思ったら二段仕込み、最後まで気が抜けない謎解きに八雲の推理が冴える冴える。
今回のシリーズのラスボスであろう存在もいよいよ登場で、盛り上がってきた感じだ。
心音と後路さんがどうにも苦手だったのだが、前回の事件を受けて少し丸くなったのか、読み手の自分が慣れたのか、前回ほどの苦手意識は出なかったやも。
相変わらず好きにはなれないのだが。
今回新たに登場した藍さんの方が好感度が遥 -
Posted by ブクログ
ネタバレ八雲の相棒が変わってしまうのかと少し残念に思ってなかなか読めずにいたが、後藤元刑事も、出世した石井刑事もがっつり登場、そして晴香もちゃんとおいしい場面に出てくるので、思っていた以上にすんなり読めた。
新キャラの蘇芳君が今のところ八雲の相棒というより、八雲の捜査方法をそばで見て学ぶ新人の研修生みたいな立ち位置だったのも大きい。
彼もまた重い過去持ちで、しかも今回でその全てが明らかにはされないから、気になって仕方ない。
事件も「呪い」の話で、色々な方面から捜査していくと、どんどん一つに集約されていくのは面白かった。
思っていた以上に犠牲者は出てしまったが。
ただ個人的には、新キャラの女性陣二人 -
Posted by ブクログ
待ってました!八雲くんの新作。
ということでめちゃくちゃ楽しみにしていて、あっという間に読み終えました。今回はカルト宗教が主となっていて、それに呪物と都市伝説が絡んでくるような内容だった。いつものことながら、複数の事件を絡めるのが上手いなぁ。そして最後には、こういうことか!と思わされる。
蘇芳と心音は駅で彷徨う霊を見つける。その霊が探していたと思われる勾玉のネックレスをその霊、瑠里花の母親、清水清美に届けることになった元刑事の和心。しかし清美はこんなのは瑠里花のものではないと突っぱねる。瑠里花は一緒にいた友人、楓に殺されたのだと主張する清美。
そんな時、蘇芳と心音のもとに、宮本藍という学