羽海野チカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今まで孤独に将棋をやっていた零くんが兄弟子というか、
師匠筋の棋士、島田八段に巡り会います。
ベテラン棋士たちは皆、泥臭く、重厚感のある人生を持っていますが
皆、小奇麗ではないのに非常に格好いいです。
何かを真剣にやって結果を出してきた大人っていうのは
底力がありますし、良いものですね。
プロというのは、底の深い長い時間をくぐり抜けるものだと
零くんは知っていきます。
そして、義姉の香子さんが侮辱されると、真剣にかかっていこうと
する零くんを見てると、
「なんだ、この義姉弟は、ちゃんと姉弟じゃないか。」
と、きつい場面なのにホッとします。実はそこが一番印象的だったの。
二人共口にしたり、器用に伝えたりは出来ないでいるけれど
お互い傷つけ合ったことを越えて、やっぱり繋がってる気がします。
それに後藤さんも、彼女に応えきれないから
殊更ひどく突き放そうとしているのかもしれません。
寄りかかりたくなる自分の弱さを知っているからこそ。
それと、
「自分で家を出て、家賃を払ってご飯が食べられるようになれば~」
の述懐は、私もそう考えていました。そしてそれは、7割正しいと思うので
完全に否定はしたくないです。後の3割はそれだけじゃ埋まらないけど
7割の部分を自分でどう責任取るかが、人生の始まりだと思います。
早く彼が胸を張れたらいいのに。 -
Posted by ブクログ
2012/12/26
【好き】新人王の零は宗谷名人と記念対局。 当然負けるが、初めて悔しいではなく楽しいと感じた名人との対局が頭から離れず名人の棋譜を漁る。 名人が電波なだけなのか零も電波な人なのか、それとも棋士自体が電波な体質なのか?言葉以外で通じ合う感覚が不思議。 零のライバル:二階堂が退院して復帰。良かったぁー!個人的にアイドルが帰ってきた気分(笑) そして、初タイトルを狙う島田八段と永世棋匠を狙う柳原棋匠が大熱戦を繰り広げる。 島田さんが負けて残念だが、それを上回る柳原棋匠のたすきの重さにグッときた。 読み終わり、表紙の白いひらひらの意味が解ってから見直すと重みが違うなぁ。
2014/06/24
【好き】9巻読む前に再読。 何度読んでも表紙に泣ける。 -
Posted by ブクログ
小学生の頃、手にとって途中で挫折した覚えがある。ちゃんと読んだのは23歳になってからが初めて。
最近になって、小学生の頃の担任から私はアンに似ていると指摘されたのをきっかけに読んでみた。
読んでみると、ここまで優秀ではないけどアンに通じるものが私自身の中にあると思った。
アンと違う部分にもこれから見つめていきたいと思う。
『実際家』という言葉をこの本で初めて知った。児童書で読みやすいことと羽海野さんのイラストに釣られて選んだが、序盤とか訳が不自然と思える部分がいくつか。次読み返す時は別の人の訳で読んでみたい。
あと、アンが屋根から落ちるシーンなどシリアスな場面でのイラストが軽すぎて違和感があった。
でもはぐちゃんっぽいアンの表紙かわいい。