羽海野チカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どうしていじめを解決できたのかを考えてみました
本人 の宣言と戦うための強い意志
親 の協力と理解と覚悟
先生 の協力と理解と覚悟
学校 の協力と理解と覚悟
相手 が普通の子 (基地外、サイコパス、少年院送りレベルの犯罪者ではない)
の条件がすべて整ったから解決したんだと思います
逆に言えばどれか一つでもかけていたらいじめ問題は解決するのが難しくなるということです
これはいじめはこの世からなくならないなと思いました
では解決する前の状態はどうだったかというと
親○ 本人○ 先生× 学校× 相手○
だと思います
先生がだめなせいで学校の協力も得られていませんでした
逆に言えば先生 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宗谷名人が、音の無い世界に暮らす人であったことが、
自然に描かれています。
恐らく勝負のプレッシャーや繊細さからくる
難聴なのかもしれませんが…。
名人と桐山くんの、静かな心の繋がりが美しかったですね。
しかしむしろこの巻の読ませどころは棋匠戦。
柳原棋匠と島田八段の熱戦が素晴らしかったです。
なにも背負ってこない人生は、気が楽ですが薄い。
たくさんの事を背負いつくして来た人生は、
重く、本人には焦土しか見えなくとも、
その後には緑が芽吹きます。
まだ柳原棋匠のところに追いつくまでには、人生の年数は
まだまだですが、重いばかりでなにも残っていない自分の
人生を思うと、惨めで涙がこぼれそう -
Posted by ブクログ
人の傷みが分かる人でありたい。
そう願ってはいるけれど、まだ程遠い。
このマンガを読むとそんな私でも
人の傷みが分かるような気になってしまう。
今回はおじさんたちがメインだったけれど
読み応えたっぷりだった。
年をとればベテランとは呼ばれるものの、
ゴールはまだ途方もなく先だったり、
折り合いをつけなければならなかったり。
敵も見方もそれぞれの人生を背負っている。
『精一杯頑張った人間が最後にたどり着く場所が
焼野ヶ原なんかであってたまるものか』
これは勝負の世界だけの話じゃない。
やっぱりすごい。人間讃歌だ。
道行くおじさんたちに
『がんばれ〜』ってつぶやいた。
私もまだま -
購入済み
男性にも女性にも
話題作というだけで、あまり前情報も仕入れず購入。ハチクロの羽海野チカ作品なので、女性向けっぽいかなと思いきや、これ、主人公がアレで戦うマンガじゃないですか!(書こうと思ったけど紹介文にも書いていないので伏字)。そうか、ヤングアニマルだからか。アレの漫画、ストイックで私好み。丁寧に描かれる人間模様、心理描写、時折挟まるコミカルさは羽海野作品ならではで、やっぱりすごいなあ、この作家さん。