羽海野チカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あづにゃんの独白が胸に刺さります。そこにあるのは、天才たちへの異常なくらいな嫉妬、わかるわあ(笑)
「天が与えてくれた武器は、ある日を境に・・・」「人は情熱を失うとせっかちになる」ああ、自分に言われているようだった。
この巻は銘言が多いなぁ。
零は絶対に手放してはならないモノ、自分が生きていても良いと思える場所、失くしたくないもの手に入れたよう。
これからの零の闘いは生きる力と、帰る場所を大事にする場所を手に入れる。
ところで、ひなちゃんのコスは何?尊うと過ぎですあれは可愛い♪って(笑)
あかりさんの銀座物語笑ったあ。あーあの罪作りなポテサラが。嫁さんがマネしましたわ(笑)美味しかった♪
あ、ぶんちゃん虹の橋の向こうに行かれたんですね、ご冥福をお祈りいたします。
#3月のライオン
#3月のライオン15巻
#漫画好きと繋がりたい
#漫画倶楽部
#漫画好きな人と繋がりたい
#練乳ポテサラ
#練乳入りポテサラ -
Posted by ブクログ
川本父に立ち向かう為にひなたを婚約者にすると(勝手に)決めた零の暴走が酷い……(笑)
指輪を贈れば「婚約状態」に出来るなんて発想も地味に怖い(笑)
更に笑ってしまったのはそんな零の一世一代の暴走告白がひなたに全く通じていなかったことか。色々な意味で衝撃的な数ページ。でも、よくよく考えれば川本家と零の関係を考えれば良い落とし所だったのかもしれない
ただ、そんな暴走状態の零を持ってしても難敵と言える川本父。零の暴走告白を受けても再度やってくるのは想像できたけど、彼の心理構造があまりに酷くて唖然……
面倒事を全て誰かに押し付けて自分はただひたすら楽しい思いをしたい。そんな考え方をする者が居るのは充分理解できる。しかし、川本父が押し付けようとしているのは実の娘であって…
他人どころか家族ではないのかと言いたくなってしまう。そこに家族への情は無いのかと。おまけに零にとって急所となるカッコウなんて言葉まで出して……
だからこそ、感情的になり過ぎず彼の思惑を正確に言い当て、更には切り札を示して彼を追い払った零の姿が格好良い
将棋によって培われた他人との向き合い方、川本家を大切に思う気持ち。それらが合わさって川本父を撃退した零は素晴らしい
……なんて111話を読んだ時点では思ってました。
うん、何ていうか川本父を侮っていたよ……
ここまで何も考えず誰かに面倒を押し付ける為に全力になれるタイプって何なんだよ……。最早理解の範疇を超えているよ……
あのページを開いた瞬間に思わず「まじかよ…」なんて呟いてしまったよ。それくらいの衝撃だったよ
ここまで来たらもう理詰めなんて何の意味もない
だったらあかりとひなたがしたように「家族」として別れの言葉を全力でぶつけるしか無いということか
でもそれは「娘」である彼女らにとって自分達をも傷付ける言葉であって……
今度こそ撃退できたはずなのに嬉しさはなくて、ただただ悲しみだけが勝ってしまって…
母親代わりとして妹たちを支えてきたあかり。父を拒絶するとはつまりあかりにのしかかる重圧が更に増えるということでも有るのだろうな
ここに来てあかりの将来が心配されたのはそういう背景もあってのことなのだろうけど……
皆忘れていたけど、今の零ってそういえば暴走状態だったね!
誰に頼まれたわけでもなく、あかりの伴侶探しを始める零の姿は何のギャグなのかと(笑) -
Posted by ブクログ
零と宗谷の対局、二人には大きな実力差が有る。だから結果そのものはほぼ決まっている
ここで求められているのはどれだけの将棋が指せるか。
明確に悪手を指してしまった零はその時点で敗着と悟りつつもそこから全てを最善手のみで指してやろうと意気込む
島田との対局の際には自分の足りなさを恥じて途中で対局を辞めたいと思ってしまった零だけど、ここでは全く逆の考えを見せている。
この対局を思う存分「味わってやろう」との気持ちだったのかもしれない
そうして対局が終わった零は帰るのだけど……
ここで思わぬ展開になったね。迷子をお家に送り届けるような展開には見ているこちらまで何とも言えない気持ちに…
それでも見えてくるのは宗谷の人間性。将棋に関わる部分では彼は鬼か神かといった所だったけど、迷う零に精算窓口やホテルを示すなど年長者としての振る舞いを見せる
また、明かされた宗谷の事情からも判るように宗谷って将棋のために人間を辞めたわけではなくて、耳が聞こえなくなったことで将棋の世界にのめり込めるようになってしまった人間だったというわけか
そうなった宗谷の振る舞いを見て周囲は勝手に天才だ、鬼才だと持て囃すけど、その実情はとても孤独で儚い人なのかもしれないと、零が朝起きたら消えていた描写含めてそんな風に思ってしまった
79話から始まるのは島田と柳原による将匠戦なんだけど……
いやはや、これがどうして予想外に深みのある重い対局を見せてくれたね
最初は完全にギャグ調で二人のポスターも投げやりだし期待されてないのかな、なんて思ってしまったが実際は二人は周囲からの想いをこれでもかと身に纏った人間だったわけだ
こうしてみると柳原って島田の上位存在なのかなと思えてしまう
島田は故郷に錦を飾る為に胃の痛みと共に何十年も戦い続けた。故郷の期待は島田の重圧となりつつも一方で諦めさせない強さとなった
対して柳原も長い棋士人生の中で諦めざるを得なかった人々の想いを雁字搦めになるまで身に纏っている。それが柳原の重厚な力の源泉となっている
二人は似ているようで少し違う。島田は棋士になれなくて故郷に帰った自分を夢に見ていたけど、柳原には棋士を辞めて残るものなんて想像できない。また幾重にも絡まった想いの襷は柳原に棋士を辞めることを許さない
けれど、棋士を辞められないとの想いがまるで将棋盤にしがみつかせるような、それでいて誰にも退かせられないような将棋を指させる
全てを拾い、全てを捨てないまま永世称号を獲得した柳原
それだけでなく、焼け野っ原にいるようだと漏らしていたがんちゃんに頼み集合写真を撮るシーンは感動モノ
柳原が火だるまになっても離さなかったものの価値が集約されているような気がした -
Posted by ブクログ
新人王戦を勝ち取った零。この勝利を通して彼が手にしたものは大きいね
一人蹲っていたひなたの下へ駆けつけられたこと、宗谷名人への挑戦権を手に入れたこと、将科部から思う存分祝われたこと。どれも尊い価値を持つものばかり。以前の零ならこのようなキラキラした価値を受け入れられず将棋にのめり込もんで世界から目を逸らしていたけど、幾つもの経験をした今の零なら受け入れられる。この尊い日々を記録に残したいと思う
これこそ、零が手にした大きな変化の象徴だよね
だからこそ、そのキラキラした描写の直後に明らかになる先輩たちの引退には何とも寂しい気持ちになる……
その反面、去る者あれば来る者がありと言わんばかりに将科部に新しいメンツが現れたのだけど、あのメンバーは予想外にもほどが有る(笑)
生徒一人に教師4人の部活ってそれ有りなの!?
ひとまず、零の学校生活が暗いものに逆戻りしそうにないことを喜ぶべきなんだろうか……(笑)
一転して再び描かれるいじめ問題。その闇は遂に教師にまで向いてしまって……
ただ、それこそやりすぎと言われる事態。限界まで膨張したクラスの闇は一旦破裂してしまえば最早いじめを続けるなんて不可能だし、大人たちも無視出来る状況ではない
国分登場からあっという間に明るみに出て裁かれていくクラスの闇を巡る描写は気持ちいい。ただ、欲を言うならこれだけの介入が出来るならもっと早く介入してくれよ……と思わなくもない
でも、大人が簡単に立ち入れないからこそ広がってしまうのがいじめ問題でも有るのだろうな……
ただ、問題が明るみに出て大人による介入が有ったって傷付けられた者の傷が癒やされるわけではないし、いじめの中心人物となった高木に反省する様子もない
でも、確かに存在しているのはそんなどうしようもないいじめからひなたが逃げなかったということで、ちほがひなたに手紙を出してくれたということで
何かが終わったわけではないけど、とても大切な区切りがついたと感じられるシーンがそこにはあった
零はひなたのいじめ問題で何も出来なかったと感じてしまったけど、そんなの大間違いで零の頑張りにこそひなたは救われたし、零やあかりが居たからひなたは負けずにいじめに立ち向かえたのだろうなと思う
ひなたからの感謝、林田からの助言。それらを抱えて零は宗谷との対局に向かったのだけど……
何だ、この人間を辞めてしまったような人は…
零はこの将棋の極地に居るような人に何処まで立ち向かえるんだ…?