羽海野チカのレビュー一覧

  • 3月のライオン 8巻

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    いつも通り、一気に読み終わってしまった。息が止まりそうな静寂の中での熱い戦いと、とにかく騒がしいにぎやかさに生まれるほっと一息つく安らぎ。この2x2の対比、組み合わせが、バランス良く、心地よく読ませてくれるのかな。
    とにかく、誰一人として負けて欲しくないと思わせる、棋士たちの描き方が素敵。まさに人生を懸けて戦ってきた棋士たちと、若い主人公たちがどう戦っていくのか。楽しみ。

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    2014年04月27日
  • 3月のライオン 8巻

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    ネタバレ

    宗谷名人が、音の無い世界に暮らす人であったことが、
    自然に描かれています。
    恐らく勝負のプレッシャーや繊細さからくる
    難聴なのかもしれませんが…。
    名人と桐山くんの、静かな心の繋がりが美しかったですね。

    しかしむしろこの巻の読ませどころは棋匠戦。
    柳原棋匠と島田八段の熱戦が素晴らしかったです。

    なにも背負ってこない人生は、気が楽ですが薄い。
    たくさんの事を背負いつくして来た人生は、
    重く、本人には焦土しか見えなくとも、
    その後には緑が芽吹きます。

    まだ柳原棋匠のところに追いつくまでには、人生の年数は
    まだまだですが、重いばかりでなにも残っていない自分の
    人生を思うと、惨めで涙がこぼれそうでした。

    そうして、涙などでどうにかなった気になる、自分もイヤで。

    壊れかけた身体にもこころは瑞々しいまま宿るかもしれないし
    老いていても燃える火は誰もが自分なりに持っている。

    どんな、惨めなひとも、素晴らしい業績を持った人も
    人生を生き抜いていくっていうことは、熱く、苦しく。
    誰かに軽んじられるなどということは許されない。

    そんなことを思いました。

    ああ、それからもうひとつ。

    川本家のほんわりした風景が挟まれているのは一種の
    清涼剤のようなものですが、二海堂くんと桐山くんの
    「名前のつく技」の場面など、ふと優しい風が吹く場面が
    あるのがよかったです。

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    2014年03月26日
  • 3月のライオン 9巻

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    すごいキャラクターを次々に出していきながら、主人公の扱いをネタにしながら、それでも、読みたいメインの話をしっかりとすすめてくるなぁ。

    家族の話は、グッときます。

    そして、各話の表紙が二階堂の連続ドラマになっていたのに気づいて、笑いました。
    芸が細かい。

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    2014年03月06日
  • 3月のライオン 9巻

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    状況が急展開するわけではなく、丁寧に時系列で物語が進んでいくのに、中だるみ感が全くない。すごい。何度も読んで、内容が染み込んでくるような感覚になる漫画って、この3月のライオンが初めてかもしれない。

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    2014年03月05日
  • 3月のライオン 8巻

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    人の傷みが分かる人でありたい。
    そう願ってはいるけれど、まだ程遠い。

    このマンガを読むとそんな私でも
    人の傷みが分かるような気になってしまう。

    今回はおじさんたちがメインだったけれど
    読み応えたっぷりだった。
    年をとればベテランとは呼ばれるものの、
    ゴールはまだ途方もなく先だったり、
    折り合いをつけなければならなかったり。
    敵も見方もそれぞれの人生を背負っている。

    『精一杯頑張った人間が最後にたどり着く場所が
    焼野ヶ原なんかであってたまるものか』


    これは勝負の世界だけの話じゃない。


    やっぱりすごい。人間讃歌だ。

    道行くおじさんたちに
    『がんばれ〜』ってつぶやいた。

    私もまだまだ、がむしゃらでありたい。

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    2014年03月03日
  • スピカ ~羽海野チカ初期短編集~

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    読んだ後、心が温かく優しい気持ちになりました。どの話も誰かを大切にしたい気持ちや人の弱さなどの表現がとても丁寧に描かれていて、羽海野チカ先生の作品の原点がここにあったんだなぁと思いました。
    羽海野チカファンの人やそうでない人にもオススメしたい一冊です。

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    2014年02月27日
  • 3月のライオン 1巻

    購入済み

    男性にも女性にも

    話題作というだけで、あまり前情報も仕入れず購入。ハチクロの羽海野チカ作品なので、女性向けっぽいかなと思いきや、これ、主人公がアレで戦うマンガじゃないですか!(書こうと思ったけど紹介文にも書いていないので伏字)。そうか、ヤングアニマルだからか。アレの漫画、ストイックで私好み。丁寧に描かれる人間模様、心理描写、時折挟まるコミカルさは羽海野作品ならではで、やっぱりすごいなあ、この作家さん。

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    2014年01月09日
  • 3月のライオン 7巻

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    ひなちゃんのイジメ解決編。秀逸だなと惚れ惚れしたのはシソを植えるあかりさん&ひなちゃん姉妹と学年主任の先生がクラスを解きほぐしていくコントラスト。「さて…と」あかりさんは家庭菜園を作っていく。「さて…と」先生は生徒に語りかける。そのどちらも「育てる」行為。
    気持ち良く計算が行き届いていて何度読んでも惚れ惚れしてしまう。

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    2013年11月27日
  • 3月のライオン 7巻

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    結果は大事だけどな 桐山
    人に伝わるのは 結果だけじゃない
    世界は結果だけで回ってるんじゃないんだよ

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    2013年10月14日
  • 3月のライオン 7巻

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    ネタバレ

    たくさんいいシーンがあったけれど
    私はひなちゃんの ”許さなくていいですか?” というのがとても良かったなあ。

    クラスでは片がついたことになったとしても、傷は癒えないし無かったことにはならない。一件落着の綺麗な空気に流されて無理矢理自分を納得させなくてもいい。
    いっぱい割り切れない思いを抱えたまま、ゆっくり前を向いていければそれでいいんですよね。

    この答えに辿り着いたひなちゃんは 本当に芯のある強い子だと思います。

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    2013年10月09日
  • 3月のライオン 9巻

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    ネタバレ

    全体的に主人公が少なかったような(笑
    表紙通り、前半はひなちゃんがメインで、もちろん桐山君も随所でいい仕事してて、そして全体を通して家族のお話。
    私も桐山君に数学教えてもらいたかった……あれは、いいなあ。

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    2014年08月27日
  • 3月のライオン 7巻

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    ちほちゃんの手紙には泣いてしまった。許さなくていいんだよひなちゃん。いじめっ子にもいつかきっと罰が当たるさ。でももしそんなことが起こっても、ざまあみろなんて思わないで、そしてこれからはあの子よりもずっと幸せになってやるんだ。桐山君も段々明るい世界へ向かい始めている。将棋部も最早教室のようになりつつあるし(笑)、B級にこれまた素敵なキャラも出てきたし(あの天然さ、可愛いです……!)。天然と言えば宗谷さんは天然というレベルなのでしょうか? 何かがある気がしてならない。

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    2013年09月16日
  • スピカ ~羽海野チカ初期短編集~

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    ネタバレ

    かわいくてほっこりして、どこか切ない羽海野先生のお話が大好きです。
    表題作と、キオの物語が特に好きです。

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    2013年09月09日
  • 3月のライオン 6巻

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    いろいろなできごとが。内省的でありながら熱い。優しいのに曲がってしまう。正しいのに辛い。強いのに弱い。主人公は、世の中のそんな道理に直面して、その中で、真っ直ぐな道を見つけて進むことを決める。

    将棋マンガでないようでいて、でも将棋の面白さも味わわせてくれる。面白いなぁ。

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    2013年08月09日
  • 3月のライオン 8巻

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    ああ、何で面白いんでしょうか?

    やっぱりジワジワ来るんだよね。
    目立って、派手に過激に、ガシガシ来るのが好きなんですが、「3月のライオン」止められなくなった。

    良く本を読んでる人たちが、あえて薦めてくれたマンガは、やっぱり普通じゃ無かったな。

    川本家、ファイッー!

    それで、次巻の発売はいつ頃?

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    2013年10月14日
  • 3月のライオン 6巻

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    零くんが色んなものを背負って挑む新人戦決勝!
    零くんってよく泣くなぁって6巻にして思う

    二階堂が愛おしい愛おしすぎる
    そしてひなちゃんは心が強すぎる
    それを支える家族や零くんもすごいな
    この巻も読んでて胸が苦しかった
    ひなちゃんの満面の笑みが見たいなぁ

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    2013年06月26日
  • 3月のライオン 4巻

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    将棋のシーンがだいぶと多かったけどすんなり読めた!
    将棋がわかればもっと楽しめたのに、、(´Д` )

    戦う島田さん、島田さんを支える零くん
    見ててもう胸が苦しくなった
    先生の言葉には胸があつくなった
    こっちまで胃がキリキリしたー(´Д` )

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    2013年06月20日
  • 3月のライオン 3巻

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    島田さんかっこいいーーー!!!
    しびれたー!!!
    零くんもかっこよかったんだけど
    はるかにまさったねこりゃ( ´ ▽ ` )ノ♡

    勝負を仕事にするって辛いなぁ

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    2013年06月08日
  • スピカ ~羽海野チカ初期短編集~

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     「ハチミツとクローバー」のアニメがよかったので、買った。
     この本の印税は、東日本大震災の義捐金になるってことなので、買ってあげてくださいm(__)m

     いやあよかったよぉ。
     生きることに純粋である、そういう大事なことをそっと描いている。純粋であることは、わかりすぎることで、だから自分の存在に不安になる。そういう子供だからというだけで片付けられないジレンマ。きっとそれに答えはない。
     「冬のキリン」の草太は、無力が自分がカセであることにとまどう。けれど「スピカ」の美園は自分で踏み出し、戦う。

     答えのないものは、結局自分で答えを見つけるしかないのだ。

     思わず、自分自身はこんな風に誠実に生きているのだろうかと、反省してしまったよ<汗

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    2013年05月02日
  • 3月のライオン 4巻

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    ネタバレ

    宗谷名人に挑戦する島田八段の闘いと、故郷への想いが描かれる中で
    島田八段を尊敬し、少しでも自分のできる形で支えたいと願う零くん。

    ただ優しさを受け取るだけでなくて、自分が誰かの為に行動することを
    身に付け始めたこと、すごく大きいと思います。
    ここが彼の人間としてのターニングポイントじゃないかな。

    どんな道も長い年月進もうとすれば、協力者と自分の双方に
    努力と信念がなくては実現はしません。

    誰もが、先行きどうなるか解らないと言おうが
    変わってると言おうが、
    自分たちには見えている「その道」の価値を
    信じて歩き続けて行くしかないのです。

    よくある進路とは異なった世界に身を置けば
    それはどの世界にも共通で、そこにいる者同士の
    理解や絆も生まれてきます。

    それがなくして、どうして歩けるか。
    孤独で、孤独じゃない。

    二海堂くんと島田八段、零くん、そして宗谷さんのあいだにも。
    それはきっとあるのです。

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    2013年04月15日