高橋俊介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
キャリアを作る上での格言をまとめた本
これだけ書くと何個かは良いこともある
リーダー必要なのは思考・行動特性、試練を乗り越える過程で身につける
無駄のない合理的キャリアは存在しない
最初の段階では仕事そのものにのめり込む
給与は仕事の満足度と正の相関関係がある
社交動機、理解動機、達成動機、影響動機、伝達動機、感謝動機
自律的に学ぶ能力を持つ人のほうがキャリア生産性が高い
キャリアにフェーズごとに名前をつける
天職、動機が能力として発揮でき、意味ややりがいを感じられる仕事
ライフテーマを追い続ける、人生のテーマを活かせないかを考える
付いた仕事で自分の動機を活かす働き方をする
自分の仕事の顧客と提供価値を定義
環境:チャレンジ度、上司の支援、成果意識、学習の見える化、事例共有、横のつながり -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価
今コロナ禍だからこそ読むべきと思わせるポイントもあった。
改めて、自分の考え方が間違っていないことや、繋がりを見いだせることがあると思った。動機の背景の意識や、日本人の価値観からみる仕事観など…
一方で、語りたいことが多すぎる?のか、若干冗長というか、補足的な要素が多すぎたようにも思う。高橋先生のセミナーはいつも大変面白いです。
感想
・この本で求めたのは、自分の会社におけるキャリア開発の考え方を変えたかったから。
・これに対する解は、自らの専門領域や役割、責任、価値を常に一つではなく、複線的に考え続けることを、会社における起点と終点にさせないこと。
・ここから考えたのは、動機は内的なもので自由はあるが、行動は変えられるもので仕事観として利己的に留まらずに利他であるように(顧客)しておくこと。
支援の役割として、上司や先輩に限定しないこと。
内容
【キャリア自律】
・自分で自分のキャリアを考え、切り開くこと
・背景:現在のキャリア環境は、想定外変化と専門性の細分化によって、過去から大きく異なる。最大の課題は、この二つが同時発生することによる、「明日のわが身に起こるアイデンティティの喪失」である。
・従来の、この道一筋、この道を行けば右肩上がり、大きな価値観の変化。がすべて崩れ去った。
1.目標より習慣
キャリアの開発に携わる行動を、キャリアコンピタンシーと呼ぶ
主体的ジョブデザイン、ネットワーキング、スキル開発の3点を行い、内的な仕事の満足度や継続的な開発をしている人は、動機というドライブを自分の中に持っている
2.普遍性の高いまなび
今後は、開発した能力が落ちる幅も速度も速くなるために、常に学び続けなければならない。そして、少しでも落ちないことを目指すためには普遍性の高い分野を学ぶとこが大切。
理解型の人ー言われたことをすぐやるー正解を欲する
納得型の人ーなぜやるのか?を考えてやるー答えを導く
納得型の人は、関係のない話を結びつけることが得意、反対を考えたり、違いを考えることが習慣になっている。一方で、具体的な事例に落とし込めないで使うと、言葉が上滑りして評論家になる。また、過度な一般化や柔軟性を無くすと、歪んだ持論となり、新たな学習が進まない。
納得型の能力は、適応とも考えられる。これを有するのは、原理原則の理解。
3.明確な仕事観
想定外のことが起ころうとも、なにをすべき、なすべきかを見極めて取り組むために、意味付けや位置付けを持つことが重要
【企業内人材育成機能の弱体化】
従来の世代継承型人材育成だけでは成り立たないにもかかわらず、OJTの基本は上意下達、仕事観はベテランほど外に向かない、若手は理解型が多く答えを求める。これにより、大企業のようなヒエラルキーの強い組織では、学習や変革が阻害されている。
ITやコロナ禍の仕事やコミュニケーション
の見えない化は、OJT(育成)の弱体化に拍車を掛ける
可能性が高い。
【キャリア自律の開発】
生涯のプロフェッショナルとしての活躍
自分自身で継続してプロフェッショナルへ進む
何度も主体的に仕事観を作り替える
自分の立ち位置を変え続ける
提供価値を再定義し続ける
→自分らしいキャリアを自分で作る。自分のためだけに働くのではなく、世の中の変化の中でも価値提供をし続ける、内的な成功と利他的な成功を併せ持つこと。
⭐️発揮能力と動機のマッチングが重要
【内因的な仕事観】主体的な意思→動機→主体的行動→納得型の仕事→成果
【規範的な仕事観】
やるべき仕事→外因動機→規範的行動→理解型の仕事→成果
両方とも必要だが、最終的には内因が持てないと、燃え尽きる。(モチベーション3.0の話と理解)
【人材育成型のリーダーシップへの変革】
1.リーダーの人間観
一度ダメでも立ち上がれるように考えや行動を変容させること
2.育成的なコミュニケーション
教えるのではなく、教え合う場所や機会を作る
そして、上位者は心理的な支援を行う(チャンスが来るぞ!と)
3.職場全体のフィードバック
褒める、叱る、教えるを含めて全員が話し合えること。(上司だけでは育てられないことを伝え固有名詞で部下を名指しして育成議論する場を持つ)
4.一対一の主体性を引き出すコミュニケーション(考えを伝えて、引き出す)
これをやれのタスクではなく、こう考えてやれのワットを伝えること。
昔の育成は秘術を隠し伝えること。今の育成は、秘術を開き進化させる速度を早めること
これらをリーダーに実践させるには、
動機を知らせること(そもそも意識があるか)
実践の仕方を伝達すること
習慣化するまで支援すること(3〜6ヶ月)
【無色透明な人事制度】
さまざまな制約による不遇をなくすようになる。言い換えれば多様な働き方、生き方の受容。(転勤、介護、育児、出世、、、)
精緻な等級による管理から、柔軟でソフトな考え方で、キャリア自律をベースとして、節目ごとに個人が気づきを得られ、次のキャリアへ踏み出す連続的な流れを作る。
【仕事観へのコミットメント】
目標による管理から、目的による管理へ
報酬による動機づけから、内発的な動機へ
【固有の人事】
日本人が圧倒的に他国に対して持ち合わせているのは、感謝欲と徹底性。これにより、おもてなしやものづくりにひいでてきた。 -
Posted by ブクログ
著者の最近2年くらいで行なわれたキャリアに関する講演の内容も多く含まれています。講演を聴かれた方にとっては良い振り返りになります。
特にタテ社会とヨコ社会、内因的仕事観、功利的仕事観、規範的仕事観等の分析から、これからの「プロフェッショナル」の必要性を説いています。
鉄道関係・航空関係のたとえ話も造詣の深い著者ならではというところでしょう。
これからは、ただ上から降りてくるミッションをこなしていればよい、という考えではダメで、
就活中の方々だけでなく、30代・40代の前向きな人たちにも読んでいただければ、働き方について考えるきっかけになる本です。
個人的にはユニクロの「スーパースター店長」制度については「ユニクロ帝国の光と影」を読んだ後だったので、必ずしも素晴らしい制度だと賛同するには疑問が残る部分もありました。そこはいろんな見方があって当然ですので、外部から判断すべき内容ではないことも確かです。 -
Posted by ブクログ
"個人にとってのキャリアと経営の一コマとしてのキャリアについて、アカデミックに研究したもの。
キャリアに関する理論的なフレームワークがいくつか紹介されているので、メモしておく。
・ホランドの六角形モデル
職業興味六角形モデル
本人の興味と仕事の特性を結びつけるため6つの軸を設定。
「現実的」「研究的」「芸術的」「社会的」「企業的」「慣習的」
・シャインのキャリアアンカーモデル
ホワイトカラー系のビジネスパーソンが一番自分らしく働くことができるキャリアタイプは、その人固有に持っていて、最終的にはそこにたどり着く。アンカー、錨のように。
8つのキャリアアンカータイプを示している。
「経営管理志向」「専門志向」「安定志向」「自立志向」「起業家志向」「社会への貢献」「全体性と調和」「チャレンジ」
・米国キャリア・アクション・センターが提唱したキャリアセルフリライアンス
プロセス型キャリア論
キャリアセルフリライアンスとは、めまぐるしく変化する環境の中で、自らのキャリア構築と継続的学習に積極的に取り組む、生涯にわたるコミットメント
6つの要件を提示
「気づき」「バリュー・ドリブン」「継続的な学習」「未来志向」「ネットワーキング」「柔軟性」
・ジェラートの直感的意思決定
現在のように不確定要素が多く、中長期的なキャリアの先行きが見えない状況で、キャリアに関する意思決定を行う場合、直感に頼らざるを得ない。直感による意思決定能力を高めることが重要。
・クランボルツの計画的偶発性理論
プランドハップンスタンスセオリー
キャリアの80%は予期しない偶然の出来事によって形成される。日ごろから能動的な行動パターンをとっている人にはより好ましい偶然が起こるという理論。
このクランボルツ博士の理論を聞いた時には、ストンと腑に落ちた感じがした。
個人のキャリアには上も(アップも)下も(ダウンも)なく、ただ幸せと感じるか、不幸と感じるかだけであり、自分の幸福に向かって能動的な行動をとっていればとっているほど、予期せぬ偶然も自分の幸福なものに近づく一歩になっているという考え方に強い共感を覚える。" -
Posted by ブクログ
【読書その49】30歳の節目を迎え、自分のキャリアを再度見つめなおす中で、生涯第一線で働き続けるために何が必要かを見出そうと手に取った本。本書を読んで得たのは次の3点。
1つ目:問題解決のポケットを増やすこと
社会が流動化していて想定を立てていても、なかなか思い通りにいかない世の中。ものをいうのが、問題解決のポケットの多さ。色々な刺激、多様な情報を自ら求め、自分の中の引き出しを増やすこと。タコツボ化した中だけでは、いざというときにアイディアが出てこない。日々、創造的に物事を考えることが大事。
2つ目:ヨコ型リーダーシップの構築
タテ型リーダーシップとは、リーダーが命令権限のある部下にビジョンを示し、部下のモチベーションを高め、先頭に立ち組織を引っ張ること。一方、ヨコ型リーダーシップは、タテ型序列を前提せず、直接権限の及ばない相手に対し、間接的な影響力で行動を促すもの。大きな成果は、こうしたヨコ型リーダーシップから、思わぬところで生まれる。
これに必要なのは、タテ型序列に依存しない信頼感が必要不可欠。つまりは自分の人間性が試される。また、相手の立場で考え、相手の行動の背景を探る能力が必要。理屈で説き伏せても、問題はいい方向にはいかないもの。
3つ目:多様で開放的な人間関係の構築
プロフェッショナルには常に最先端の知識と情報が必要。それを入手できる人脈を定期的にリニューアル必要。地位や肩書に安住し、自分と同じような種類の人間とだけの付き合では成長はない。現代のような変化の激しい時代には、予期せぬチャンスや出会いの機会を大切に。