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終身雇用が崩壊した今、どういうキャリアが求められているのか? 当代随一の人気人事コンサルタントが「成功するキャリアの作り方」をレクチャーする本。キャリアを切り開く人の発想と行動パターンが身につきます。
【主な内容】
序 章 キャリアショックはある日突然やってくる
第1章 成功のキャリアか幸せのキャリアか
第2章 キャリアを切り開く人の行動パターン
第3章 キャリアを切り開く人の発想パターン
第4章 人生支配の代償だった雇用保障
第5章 知的資本経営のできない会社は生き残れない
第6章 明日から取るべき五つのアクション
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Posted by ブクログ
■概要
現在のような変化の激しい時代においては、所属組織における自分の将来像やポジションを明確に定義し、そのとおりにキャリア構築していくことは不可能であるという前提のもと、むしろ個人が、自ら望ましい変化が起こるよう仕掛けていく行動パターンを身につける重要性を説いた1冊。初版から10年近く経過した今、世界はグローバル化や景気の後退に見舞われ、企業も個人も、数年先を明確に見通すことが難しい時代になってきた。今こそ、会社として固定のキャリアパスを提示するだけでなく、一人ひとりが自発的にキャリアを創る力を身につけたり、その環境を整える支援が、人材育成担当者に求められている。
著者は、自らキャリアを仕掛けている人にインタビューし、4つの行動パターン「仕事を膨らませる、布石を打つ、キャリアを進める、キャリアを振る」を抽出しており、米スタンフォード大学教育心理学教授のジョン・クランボルツ教授による「計画された偶発性理論」を織り交ぜながら、キャリアは行動の後からついてくることを裏付ける事例を多く掲載している。
■仕事に参考になる点
個人的には、「人は自分が一番得意なものを仕事にするべきではない。二番目に得意なことを仕事にするべきだ。そうすれば自分の一番得意なことが、その職種のなかでの差別性・希少性になるから」という言葉に大いに共感している。最初から天職を探し求め、うまくいかないからと3年で辞めてしまう若者が増加する昨今、とにかくやり続けるという根性だけではなく、自分のあり方をデザインしていくことも大切であると、経験に照らしてしみじみ思う。(千)
Posted by ブクログ
・スキルは蓄積するものではなくて、更新するものだ
・海外営業や外資系など、日常的に英語を使うところで英語ができなければ論外だが、国内営業や購買など、英語に縁がないような職種にいる人ほど英語力をつけておかないと、いざと言うときのキャリアショックを乗り切れない危険性がある
・キャリア・セルフ・リライアンス(CSR)のコンセプト
①自己認識と価値観の確立
②生涯学習の実践
③未来思考の行動特性
④人的ネットワークの積極的開拓と活用
⑤変化への適応性
・偶然を必然化する行動・思考パターンの5つの特徴
①好奇心(Curiosity)
いま、自分が持っている具体的な目標に直接、必要であるかに関わらず、多種多様なことがらに広く好奇心を持つこと。
②こだわり(Persistence)
一度、計画を立て、実際に進めてみて、その結果、うまくいかなくても、ある一つのテーマについて長期にわたって、一定のこだわりを持つ。自分の考えや価値観に、根底の部分ではこだわりを持ち続ける。
③柔軟性(Flexibility)
環境がどのように変わっても対応し、今の具体的計画にとらわれず予想外のチャンスも活かすことができる。
④楽観性(Optimism)
どのような結果になろうとも、自分のキャリアにとって、それなりに役に立つ部分があったとポジティブにとらえる事ができる。あるいは役立つようにしてしまう。
⑤リスクを取る(Risk Taking)
変化が激しく、先行きの見えない時代には、自らリスクを取らなければリターンは少ない。受身でもリスクは向こうからやってくる。
・幸福なキャリアとは動機とコンピタンシーとのマッチング
自分の動機がどのようなものであろうと、すべてを自分のものとして受け入れる。その上でパーソナリティーを矯正するのではなくできるだけ生かす形でキャリアやスキル、コンピタンシー強化を考える。「ラブ・ユア・パーソナリティー」が幸せなキャリアの第一歩。
・自分が望むキャリアを構築していくときのポイントは、上司に対し、「やりたい仕事」とはいわず、「やるべき仕事」として提起すること。この仕事は自分のキャリアになると思っても、単に、「自分はこの仕事がしたい」というだけでは、まわりには単にわがままと映る。
・「横並び」や「キャッチアップ」の発想は、まわりとの相対的な比較を常に意識するから、絶対的な満足感は得られない。この発想を突き抜けると、人と自分は関係ないという境地に達し、むしろ、人との違いにこだわるようになる。そして、人とは違う何かを模索する中で、自分が大切にする価値観や自分ならではのコンピタンシーが浮かび上がってくる。それが希少性や差別性を求める行動になって表れる。自分でキャリアを切り開こうとするなら、横並び意識からはこの際、脱却すべきである。
・会社にとって、社員は資産ではなく、社員の生み出す知恵が資産となる。一方、社員にとっては、会社は知恵という資本の投資先になる。社員は知恵の投資家-ここに、知的資本経営の大きなポイントがある。
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