高橋俊介のレビュー一覧
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キャリアをつくる独学力――プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント
著:高橋 俊介
プロフェッショナル人材とは、高度な専門性を駆使して、質の高い成果を繰り出すことのできる人材である。
独学とは「学びの主体性」を意味し、その「学びの主体性」は、学びのWHY・学びのWHAT・学びのHOWの3要素から構成されている。
本書は、独学力が注目されるようになった背景、仕事とキャリアと学びとの有機的な関係性、独学力を高める意味合い、独学の主たる目的に対しての解を記している。
構成は以下の7章から成っている。
①仕事と学びを根本から変える5つの大変化
②目指すキャリア仕事学び 3つの柔軟 -
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プロフェッショナルと呼ばれる働き方についての本
プロフェッショナルとなるためにはいくつかの条件がある、その内容と行き方について説明する
①上司よりも顧客が大事②自己完結し自分で価値を生み出せる③個別事情対応など常に創意工夫
①顧客と提供価値を自分で定義
自信:自己効力感、誇り:これだけは譲れない価値観
内因的仕事感:やりがい、功利的仕事感:出世お金ステータス、規範的仕事感:社会・会社・仕事・世代継承
②仕事をプロフェッショナル化する
何をどのようにやるか、を決める
WHAT構築力:直感力
③ヨコ型リーダーシップを発揮
一般化された信頼、多様性への感受性
④普遍性の高い学び
なぜそうするのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ独創的なキャリアに関する書。
ただし観点は秀逸。
1.ワークライフ
・脳機能には「感覚」「直観」「思考」「感情」がある。現代ではいずれに能力が偏りやすいため、バランスを取る必要がある。
・動機とは内面から自然に湧き上がるもので、その人固有のもの。18歳を過ぎると変わらない
・能力や動機の統合的活用
・どれか1つではなく大事なものはすべて大事
・人間には行くところと帰るところの2つの場所が必要
・意思決定を避けていると行動を起こした人だけが手に入れるメリットは永遠に自分のものにならない
・主体的か受け身か、その人への仕事への姿勢がどれだけ学ぶか
・無駄のない合理的キャリアなどない
・仕事そのも -
Posted by ブクログ
高橋俊介氏の本を初めて読んだが、現実の状況に対する分析、いろいろな事例、各国の比較のためのアンケートなど、感傷ではなく論理で説明し、納得できる部分が多く勉強になった。ただし、著者のレビューを読むと今までも同じような内容が多いらしい。その点では、著者の本を多く読んでいる人は異なる評価になるかもしれない。
全体の内容としては、今のキャリアは以前のバブル以前のキャリアに比べて、想定外変化が大きく、専門性の細分化深化が多方面にわたっているため、今までのような「道を究める」ような仕組みや働き方がキャリアの最後までは通じなくなっているとしている。
そのために、仕事をしている期間の中で、再学習などの機会 -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目11箇所。生涯プロフェッショナルになるには何が必要か?仕事やキャリア形成の意識は20代が強い反面40代は仕事観が確立されていない傾向。自分のキャリアに投資が必要、目の前の仕事をやりながら同時に自己投資して将来の仕事に必要なスキルや能力を身につける努力を怠らない・・・研修や自己啓発に対する意識が低いのが日本のビジネスパーソンの特徴。これからの組織に求められるのはジェネラリストのままの管理職ではなく、第一線で活躍できるプロフェッショナルと能力と意欲のある中堅社員に権限を与えプロフェッショナルに育てる支援ができるマネジャー。医師やコンサルタントは自分がプロフェッショナルでないとマネジメン
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Posted by ブクログ
特徴である軽妙な語り口が思い出されるような、
明快で展開の速い構成。
21世紀的環境におけるキャリア形成のポイントについて、
危機感を交えながら紹介していく。
制作や制度といった、キャリアを取り巻く環境に対しての提言もあるが、
その環境の中で、個人の仕事観をどのようにすり合わせていくかが重要である
との考え方がベースに置かれている。
悲観的になり過ぎず、楽観的にもなり過ぎず、
現実的にどう考えることが求められるのか、
すべての年齢層の企業人に参考になるのではないでしょうか。
でも、キャリアについて考えることが初めての方が読むと、
ちょっとショックを受けるかも・・・ -
Posted by ブクログ
高度かつ現代的なキャリア論。これもまた,残酷な世界を生き残るこれからの方法のヒントをくれる一冊だった。PHPビジネス新書侮るべからずw
プロフェッショナルとは,「高度な専門性を活用し,個別性が高い問題に対して第一線で創造的に価値を生み出す職業。政治的意図や株主価値,組織都合などのバイアスを排除し,クライアントの意向のみを重視する,極めて独自性の高い職業団体や職業集団」。
プロフェッショナル化に向いている仕事の特徴。
①上司より顧客が大事である。
②ある程度自己完結できて自分で価値が生み出せる。
③同じことの繰り返しではなく,個別事情への対応などで常に創意工夫が求められる。
自信(