櫻井よしこのレビュー一覧
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ネタバレ櫻井よし子著。
中国がいかに危険な思想を持ち、周辺国と相互理解できないか、を余すところなく描く。週刊新潮の「日本ルネッサンス」をまとめたもの。2021年以降のコラムを集めてあるが、それぞれの記事について、注釈をさらに加えてある。それくらい中国情勢は激しく動いた。
3期目の書記長任期についた習近平。習の、「中国はこうあらねばならない」という大中華思想は他国とは相いれない。特に日本が期待する、友好はすでにどこかに消し飛んでいる。
日本は韓国軍のロックオン事件で韓国との緊張が高まったが、中国軍が台湾をはじめ東南アジア各国に対して行っている非道に比べればかわいいもの、と映る。そして何より、ウイグルやモ -
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保守派の論客である櫻井よしこさんと、保守派政治家の星、高市早苗さんの対談をまとめた一冊。ロシアが、ウクライナを侵略した前後に行われた対談になる。
高市さんは自民党総裁選に敗れたものの、政調会長に抜擢され、党として保守的な意見を取り纏め、政府に提案するために奔走していた時期である。
櫻井さんは当然としても、やはり高市さんも非常に勉強されていらっしゃる。対談の高度な内容に、感服する。
敗戦によって日本国としての精神性を断ち切られ、アメリカに憲法を押し付けられ、 自虐史観に基づいたリベラル教育を行ってきた日本。
それを本来の国としての在り方に戻すべく、現在の世界情勢、国連の正体、国防、自衛隊 -
ネタバレ 購入済み
私は「反安倍」を許さない!!!
2022年8月読了。
参院選の最中、7月に安倍元総理が暗殺された。
初めは「民主主義への挑戦」だの何だのと言っていたが、犯人の動機に某宗教団体が絡んでいると分かった途端、大半のメディアはこの約20年以上、自分達が放ったらかしにしていたネタを、初めて知ったかの様な振舞いで取り上げ、不発に終わった「モリカケ桜」の次のネタとして与党攻撃に利用するため故人を冒涜し、憲法上認められている事も知りながら「政治と宗教の癒着」等と日夜騒ぎ立てている。
ウクライナの戦争すら終わっていないのに、与党攻撃をすれば改憲阻止が出来るとでも思っているのだろう。
何がハト派だ!どこにタカ派が居る?!
日 -
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高市さんの本ということで、購入しました。まず、防衛について、日本は、ロシア、中国、北朝鮮と対峙しており、日本を守るために、防衛力を増強する必要があると述べています。その一方で、核共有については議論の必要はあるが、非核三原則については、「持ち込ませず」を見直す必要はあるが、他の見直しには慎重な立場を表明しています。思考停止することなく、核について冷静に議論する姿勢は評価できます。ただ、私は、核兵器の地上配備や原潜保有などまで議論が必要だと考えます。軍事に敏感な国民性に配慮しているのか、非核2原則でも日本を守れるという公算があるのか、釈然としない部分もありました。また、経済については、効果的な財政
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南モンゴル出身の楊海英教授、ハルビン出身で芥川賞作家の楊逸、櫻井よしこの中国の覇権主義に関する鼎談。
モンゴル、チベット、ウィグルでの残虐なジェノサイド、オーストラリアでのサイレントインヴェジョン(中国人富豪の政治家、大学への多額な資金提供による親中国派拡大策)
中国政府は大学関係者を、自由で解放的な学問研究と戦う戦争従軍者と認識しているとの指摘もある。
日本でも2500人の中国人留学生が在籍する早大では中国政府にそぐわない発言をした教授を反動教授と弾劾した例も語られる。読み進む内に中国の地球規模での侵略はコロナ同様に既に各国の肺に浸潤しているのではと不安に襲われる。 -
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こういう真実を知ることは大切だなと感じた一冊。読んで良かったし、安倍総理がこういう活動をしていたと知り、少し支持したいという気持ちが増えた。
読んでいて気になったポイント
⬛️人種差別や虐殺の歴史
まず、チベットの人達の拷問と虐殺は、文化大革命ではなく、その三年前に行われています。チベットの寺院の98%が壊され、10数万人いた僧侶の殆どが殺され、残ったのは僅か数千人。しかし中国は人権問題ではなく、文化大革命のせい、と歴史を歪曲しようとしています。拷問内容なども悲惨なものが多いですし、現在の人種差別もひどく、漢民族かチベット民族かで給料もちがい、失業率も異なります。
⬛️シンポジウムへの -
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自分にとっては「地政学入門」的な存在でした。
勿論東アジアに限定されたお話ですが
現実のお話ですからリアルさは別物です。新聞記事を追いかけて記事に対する深みや読みの可能性を
示唆してくれるようにもなりました。戦争というか支那には辟易しておりますが。
平成30年3月21日:追記
読み終えてもう5年くらい経過して居るのですが。
少なくとも東アジア情勢に於いて地政学をわかりやすく
書いている著書はなかったと思います。
櫻井氏の脳みその中にはもうすでに出来上がって居るの
でしょうが、今度は東南アジア+南アジアを加えた情勢を
加味した作品が欲しいところです。
きっと難しい作業でしょうね。今回はIS -
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●花田編集長が直撃! 櫻井よしこの「知的生活の方法」
●白熱の公園全録音 国家の岐路
●私の櫻井よしこ論 金美齢/百田尚樹/門田隆将/安藤信允/田久保忠衛/熊谷亮丸/中山紘治郎/大谷和子
●櫻井よしこ4大対談
①山中伸弥「人生、遠回りして今がある」
②李登輝 台湾が感動した安倍総理の一言
③百田尚樹 日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ
④ダライ・ラマ 健康と幸福を得る最善の方法
●櫻井よしこ6大テーマ
【中国】無法中国への最大の反撃
【中国】日台で「対中包囲網」を!
【朝日】第三者委員会報告徹底検証 朝日新聞は廃刊すべきだ(×西岡力、阿比留瑠比)
【朝日】植村隆元記者「捏造」裁判 陳述書全文掲 -
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正直最後まで読むか迷いました。
最初の対談があまりにあの国らしくてσ^_^;
日本がまず責任を果たせみたいな(笑)
しかし最後の3つは良かったです。
中国がいかに民主主義の通用しない国かということがわかります。
党の軍隊という私兵を持つ国がいかに戦争にブレーキが効かないか。
情報統制が容易にできることで兵の暴走を許します。
世論というブレーキが効き過ぎる我が国といかに対照的であるかとわかります。
また憲法改正についても「日本国民は」という主語を消せばどこの国の憲法かわからなくなるとあります。
笑えたのは「平和を愛する諸国民」の下りを平和を愛する中国国民」に変えたらどうなる?という下りはゾッ