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名著『武士の娘』から明治人の美徳を読む
激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(えつこ)(1872―1950)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、13歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界7か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。
武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り――名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。
Posted by ブクログ 2017年03月19日
「畏れ」を忘れた日本人
神仏への畏れ
自然への畏れ…
自分の力の及ばない大きな力への「畏れ」を科学は忘れさせるのかもしれません。
うちの子供達にも見えない力に対する畏敬の念は持つように教育してきたと思います。
これは学校ではできない教育です。
こういうところに家庭教育の力の衰えを感じざるをえないのか...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月07日
明治人の姿を、杉本鉞子(すぎもと えつこ)の記した『武士の娘』を解説することによってわかりやすく紹介したもの。
櫻井よしこさんは難解な文章を書かれるのだけども、この本ではかなりわかりやすく噛み砕いて説明してくれている。
大東亜戦争(太平洋戦争)後、日本人が語り継ぐことをやめ、記憶から消してしまった...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月31日
いい本です。女性観・結婚観が変わります。一読の価値あり。
明治時代に武家の娘さんが、英文で書きヒットした「サムライの娘」を紹介しながら、明治時代の女性の立場、役割を紹介していく。明治の奥さんは男尊女卑ではなく充分な権限が与えられていた。武士の嫁としての矜持を持ち合わせている必要があった。嫁として武士...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月31日
櫻井よしこ氏が杉本鉞子著「武士の娘」をベースに明治時代と日本人の伝統的な心構え、気質、暮らしぶりや躾などを、現代の日本人は見直し改めて学ぶべきだと説いている書である。
ほとんどが「武士の娘」からの引用で語っているため、あたかも「武士の娘」の解説書のように思える。それでも日本人は西洋的価値観であ...続きを読む
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