櫻井よしこのレビュー一覧
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非常に分かり易く、日本国憲法について考える為の入門書として最適。それにしても、60年近く一度も改正が行われていない事実を見ただけでも、憲法がその役目を果たしていないと思われるのに、改正どころか改正の為の論議さえ許そうとしない人たち、組織とは一体なんなのか・・・本当に情けない。「アメリカに与えられた憲法に手を加えるのではなく、本当に日本人が自らの頭で考え、二十一世紀に向けて、国家としての新しい価値観を打ちだしていく、新しい憲法。それこそが私たちの論議すべき憲法の姿だと思います。」(櫻井よしこ氏)。巻末には日本国憲法全文が掲載されています。
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タイトル通り、日本が陥っている危機を多面的に取材してあります。全部で21項目。どの項目も、正鵠を射た指摘ばかりで刮目もの。
これを読んでいると、日本の政治家・官僚がいかに重要な問題をなおざりにしてきているか、またその結果甚大な損害を国民が被っているのかが、改めてわかります。それと同時に、私たち国民ももっと国政に関心を持って、受け身でなく、能動的であるべきだと痛感させられます。
櫻井さんの尊敬すべき素晴らしいところは、、彼女自身が取材先へきちんと足を運んで取材をされていることですね。某新聞の記者なんぞは記事捏造やら、裏付けもなしに情報を垂れ流していることを思うと、なおさらその地道な取材っぷり -
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奈良林氏の主張はさておき、櫻井氏の主張は「政府も電力会社も、原発に対する取り組みが非合理的で非科学的である。その結果、世論は脱原発に傾いている。もし、政府も電力会社も、原発に対する取り組みが合理的で科学的であれば、世論は原発を受け入れるはずである」であるように思いました。
しかしながら、政府や電力会社の原発に対する取り組みが合理的で科学的であることは、世論が原発を受け入れるための必要条件であって、十分条件ではないので、櫻井氏の主張は成り立たない、というか、不十分だと思います。
そういう意味では、政府や電力会社やマスコミや国民に、合理的かつ科学的であることを求める櫻井氏自身の姿勢に、合理性や科 -
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2020年4月から2021年4月までの政治、国際情勢について、櫻井よしこが語る。主張はさておき、色んな事があったなぁ、と。日米政権交代、中国によるマスク外交、日本学術会議の問題も一時メディアを賑わせていた。メディアの語り口を、保守の視点から説明し直すために、新たな気づきもある。しかし、やや感情論的な面も否めない。
ウクライナ情勢を受け、中国の立ち位置がどう変わるか。時代の変わるスピードが早く、この本すら、もはや過去の古いニュースの評論。しかし、日本ファーストで物事を考える際、保守の論壇における役者が変わらなければ、思想の根源にあるものは同一であるから、感情論の源泉も含めて、その視点を認知して -
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いまひとつ
本書は2017年の7月から2019年の3月までの週刊ダイヤモンドに掲載されたコラムを加筆修正して編集したものだそうです。
その当時の出来事をベースにコラムとして筆者が思うことを掲載していたわけで、コラムとしてはよかったと思いますが、本として(ストーリとして)出版するにはどうかなと思います。
せっかく一冊の本として買って読むわけなので、筆者の思いのたけをストーリとして語ってもらいたかったのですが、短いコラムをたくさん載せてもその思いは半分しか届かないと思います。
本書の中では
トランプ含めた対米関係を含めて、対韓、対北朝鮮、対中国といった外交に対する日本の在り方
モリカケ問題
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購入済み
東アジア情勢の復習には良い
新型コロナ感染症と中国については前文と最初の1章のみで、残りが過去1〜2年で識者と中国、香港、台湾、韓国の政治と外交について日本を絡めて対談をしている内容になっている。このタイミングで出版されたため、新型コロナ感染症に関しての中国の動きと日本及び他国の反応について評論している本だと誤解して購入したこともあり若干期待と異なった。ただしここ2年程度の東アジア情勢が大きなイベントともにまとめられており、今の日本と東アジア各国の情勢をよりよく理解するための復習には有用だった。昨今のネットをみるに右翼的なレッテルをはられかねない内容かもしれないが、書かれている内容は至極まっとうで正統保守というべき。普段
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朝日新聞の報道に関し、櫻井よしこ氏、門田隆将氏、花田紀凱氏らが対談した内容をまとめたもの。森友・加計事件を中心に朝日新聞の報道をはじめ、TBS、NHKなどの反安倍政権キャンペーンについて批判している。説得力があり、よくまとまっていると思うが、範囲がほぼ森友事件に限定されており、狭くて残念。
「国の運命は何よりも国民の資質に左右される。国民の賢さが国家を守り、国民の愚かさが国家を衰退と滅亡に導くのは、人類の歴史が証明するところだ」p3
「(ストローマン手法)証言や資料などの証拠を、正しく引用せず、自分の都合のいいように変えてしまう。切り取ってしまう。そうして相手を論破することをいいます。なぜ「ス -
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ネタバレ晋州市は我が市と姉妹都市であり、これまで重ねて訪韓したし、友人も少なくない。一方で、我が県には竹島があり、国レベルでの領土問題がある。文在寅大統領は、先の訪米でトランプ大統領から単独会談をわずか2分間しか与えられず、歯牙にも掛けぬ扱いであったように報じられた。そんな韓国の内情を談ずるふたり。現政権は、朴槿惠を虚偽・捏造によって弾劾・罷免した従北左派勢力であると断じて警鐘を鳴らす。いつしかジャーナリスト櫻井よしこ氏の物言いには極端な保守右派の臭い濃くなり、著書に触れてみれば、もはや恐るべき民族主義者に違いない。ここまで排他的な弁ならば、北との問題解決は対話ではありえず、強兵しかない。そのためには
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日本を貶めようとする新聞の代表格が朝日新聞です。
その手法は、客観的事実を公平に扱わず、結論ありきで自社に都合のいい事実だけをつまみ食いし、読者を思いのまま洗脳する、その結果、たとえ事実の間違いを指摘されても基本的には訂正も謝罪もやらないという唯我独尊の俺様会社です。
まあここまでくれば、最早新聞社というよりも、ある思想に凝り固まった運動体というべきという指摘はもっともです。(P171)
その子分格が毎日新聞や東京新聞などですが、本書ではNHKや最近の文藝春秋もやり玉に挙がっています。
本書の最も面白い対談は、花田氏と堤堯氏との師弟コンビです。
恥ずかしながら堤堯氏の名前をこの対談で初めて知