櫻井よしこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
13億人を超える中国は、国を維持するために拡大戦略をとり続けている。しかしその拡大戦略は13億人の国民の為ではなく、中南海にいる一部のトップエリートのためであることは明白である。
自己中心的な中華思想に基づいた厄介な隣国と日本は付き合い続けなければならない。
経済が不安定な米国も今や内向的になってしまい頼りにはならない。
日本は、バランスをとりつつ東アジアの地域安定をリードする責務がある。隣国の領海拡大戦略はすでに起きていることであり日々適切な対応の積み重ねが必要とされる。
太平洋戦争で学んだことを無駄にしないためには、積極的に東南アジアとの連携に基づいた未来型の国際戦略を打ち出し、実行 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2015年の36冊目です。
元ニュースキャスターの櫻井よしこさんの著作です。
一般的には、右寄りの主張をされるフリー・ジャーナリストとされています。
そういう評価がされている方の著述であることを、心に留め置いて読みました。
中国韓国の主張の根拠の無さ、日本の自虐史観の是正などに関する内容が多いです。
こうした右寄りの主張に関する出版物は、書店でもよく平積みしてあります。
これらの主張の対極にある書籍をあまり目にすることがないのは、気のせいでしょうか?
書店では、当然売れ筋の本を並べるわけだから、世間一般の読者には、
こういった本の方が受け入れられると判断しているのでしょう。
読者が売れる本を -
Posted by ブクログ
櫻井よしこ氏が杉本鉞子著「武士の娘」をベースに明治時代と日本人の伝統的な心構え、気質、暮らしぶりや躾などを、現代の日本人は見直し改めて学ぶべきだと説いている書である。
ほとんどが「武士の娘」からの引用で語っているため、あたかも「武士の娘」の解説書のように思える。それでも日本人は西洋的価値観である「平等」や「権利」に目覚め、「義務」やそれまでの「躾」をおろそかにしてしまったために、現在のような国家存亡の危機に瀕しているという。
奇しくも東日本大震災のおり、平静を守り秩序を乱さない日本人の姿は世界中から賞賛された。明治初期に訪れた外国人たちも絶賛したという。今からでも遅くはない。日本人が -
Posted by ブクログ
日本が抱える問題、危機について知りたくて読書。
10年前の本であるが現在も引きずる問題を大手のマスコミやニュース報道とは異なる切り口で知ることができる。
まだ拉致を正式認めて一部の被害者の帰国が実現する前の話なので当時の世相を読み取ることができ興味深い。
各章末の追記や再追記があり読みやすい。
特に在日朝鮮、韓国人問題と公明党の問題をこれだけ突っ込んで説明できる人はいないのではないかと思う。とりわけ公明党の問題は多くのジャーナリストが口を重くする傾向が強いと思うから。
もっと日本人はマスコミで報道されないことを能動的にする努力が必要な時代なのかもしれないと感じる。
読書時間:約1時 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(一八七二‐一九五〇)。
戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、十三歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。
その本はたちまち大きな反響を呼び、世界七か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。
武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り―名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。
[ 目次 ]
第1章 武家の教育―厳しい躾が人を育てる
第2章 武士の妻―主人を