あらすじ
止まることを知らない中国「領土拡大」の野望。赤い覇権戦略を地図で読み解く。
「尖閣諸島」「習近平」でアジア情勢が激変する中、中国「覇権主義」の実態と対処方法を巡り、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が緊急提言します。
櫻井氏によれば、中国は尖閣諸島だけでなく、沖縄、台湾、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、インドと領土拡大の野望を持ち、虎視眈々と既成事実を積み上げてきています。こうした中国の脅威に対抗するためには、中国に厳しい交渉姿勢で挑むベトナムのやり方を学び、中国と領土を巡って争うインドと連携し、中国と権益争いを繰り広げるロシアを牽制に活用することが重要だと櫻井氏は主張します。
傍若無人な中国のやり方への怒りや、日本政府の対応への疑問や不安が渦巻く中、明快な櫻井理論が冴えます!
【ご注意】※この作品はカラー版です。白黒端末の場合、解読が難しい部分が含まれます。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分にとっては「地政学入門」的な存在でした。
勿論東アジアに限定されたお話ですが
現実のお話ですからリアルさは別物です。新聞記事を追いかけて記事に対する深みや読みの可能性を
示唆してくれるようにもなりました。戦争というか支那には辟易しておりますが。
平成30年3月21日:追記
読み終えてもう5年くらい経過して居るのですが。
少なくとも東アジア情勢に於いて地政学をわかりやすく
書いている著書はなかったと思います。
櫻井氏の脳みその中にはもうすでに出来上がって居るの
でしょうが、今度は東南アジア+南アジアを加えた情勢を
加味した作品が欲しいところです。
きっと難しい作業でしょうね。今回はISのイスラム系の
動向も大きな要因になるでしょう。
Posted by ブクログ
日本の外交で、いま一番やっかいなのが尖閣問題である。
中国の強行な態度に日本はどのように対応すべきか、櫻井よしこ氏は著書の中で明快な方向性を示している。
中国はいま、日本だけでなく東南アジアやインド、ロシアや北朝鮮など外交上の微妙な関係で野望を抱き続けている。日本は多国間外交を通じ、多くの国々と協力しながら中国の覇権に立ち向かう姿勢を示さなければならないと著者は訴えている。
同感である。
Posted by ブクログ
中国海軍「領海侵犯」の狙いは「資源略奪」と「潜水艦のための海底地形調査」です 震災直後にヘリを飛ばし、日本の防空能力を試した中国共産党を忘れてはなりません 平和は力を背景に勝ち取るもの。国民の国防意識低下は結果的に平和を遠ざけます 日本人の感覚では「約束は守らなければならないもの」ですが、中国にとって「約束は破るためのもの」なのです