高橋留美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人魚シリーズの3(最終)。
☆は3.5くらい。
明確な結末は無い。湧太と真魚はきっと永遠に生きる運命だからなんだろう。だから続いていく。ストーリーもずっと続いていく雰囲気のまま終わる。
永遠に生き続けるとはいっても、二人は絶対に死なないわけではない。それでも自分からは選べないものだということか。安らかな終わりを迎えたいという願いが「欲」なのか。そうではなくて、一人じゃなくて二人で助け合えれば、永遠でも生きていけるということなのか。
「生」がテーマだから、これでいいのかもしれない。
人の欲によって生み出された化け物でも「生きたい」という本能と悲しみのある舎利姫が心に残った。 -
購入済み
短編
とはいうものの、ゴミ内にテレポートする「ダストスパート」などは
もう一つのシリーズという感じ。四谷さんにしか見えないキャラとか、
既視感のあるキャラが多い。 -
Posted by ブクログ
短編集第2。
専務の犬
一を意識した構成?と思いきや、父親の機転や威厳、憎めない愛人など、以外に味付けが多い作品。短編でも上位に入るぐらい好き。
逃走家族F
一家心中を察知した長女が右往左往する話。
身勝手だよねー。
君がいるだけで
不器用な壮年の男がバイトのピンチヒッター。
迷惑だが憎めない。外国人のバイトが微笑ましい
茶の間のラブソング
オチで泣ける。ドタバタコメディで終始するかと思いきや。
おやじローティーン
独特だなー。なぜこんな話が浮かんだ?奇面組の作者が描きそう。
お礼にかえて
マンション住人同士のいじめの話。瑠美子先生が描くと、コミカルだが実際はえぐいよねー。
オチが -
Posted by ブクログ
基本的に高橋留美子作品は全部好き。
短編集は初めてだが、凄くほっこり。
Pの悲劇
ペット禁止の団地で、ペンギンを預かることになってしまった一家の話。規則を守る事に全てを注ぐ隣人。どっちの気持ちもわかる。ペンギン可愛すぎ
浪漫の商人
不幸、というより薄幸の女性を描くのが得意よねー。オチも含めて良い人情話
ポイの家
上司夫婦のコレクションを預かる事になる家族の話。夫のコレクション、妻にはゴミ。これはあるあるなんだよねー。令和でも変わらない
鉢の中
めずらしくちょっと暗めの話。外から見ただけではわからないよねー。人の家庭なんて。
百年の恋
ちょっと、ファンタジー。勘違いラブストーリーも瑠美