高橋留美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高橋瑠美子短編集「魔女とディナー」。6編収録。
中高年男性の独りよがりさを描くのが、本当にうまいなぁと唸ってしまう。『金の力』を読んだ時にも思ったのだけど、最高にデフォルメされていておっさんの最大公約数を見せつけてくれます。可愛げがある描写になっているのもまた良い。
収録最終話の『私のスカイ』だけがちょっぴり異色であるのは、おじさんの空回りさがないからかな。
作者的には、乱馬が恋愛関係でわちゃわちゃうじうじおどおどしているのと、なんの変わりもないのかもしれないな。登場人物の環境とかに変化はあっても、男性が持っている幼い部分、見栄っ張りな部分は変わらないじゃないの、という達観。
まんまと手 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人魚シリーズの3(最終)。
☆は3.5くらい。
明確な結末は無い。湧太と真魚はきっと永遠に生きる運命だからなんだろう。だから続いていく。ストーリーもずっと続いていく雰囲気のまま終わる。
永遠に生き続けるとはいっても、二人は絶対に死なないわけではない。それでも自分からは選べないものだということか。安らかな終わりを迎えたいという願いが「欲」なのか。そうではなくて、一人じゃなくて二人で助け合えれば、永遠でも生きていけるということなのか。
「生」がテーマだから、これでいいのかもしれない。
人の欲によって生み出された化け物でも「生きたい」という本能と悲しみのある舎利姫が心に残った。 -
購入済み
短編
とはいうものの、ゴミ内にテレポートする「ダストスパート」などは
もう一つのシリーズという感じ。四谷さんにしか見えないキャラとか、
既視感のあるキャラが多い。 -
Posted by ブクログ
短編集第2。
専務の犬
一を意識した構成?と思いきや、父親の機転や威厳、憎めない愛人など、以外に味付けが多い作品。短編でも上位に入るぐらい好き。
逃走家族F
一家心中を察知した長女が右往左往する話。
身勝手だよねー。
君がいるだけで
不器用な壮年の男がバイトのピンチヒッター。
迷惑だが憎めない。外国人のバイトが微笑ましい
茶の間のラブソング
オチで泣ける。ドタバタコメディで終始するかと思いきや。
おやじローティーン
独特だなー。なぜこんな話が浮かんだ?奇面組の作者が描きそう。
お礼にかえて
マンション住人同士のいじめの話。瑠美子先生が描くと、コミカルだが実際はえぐいよねー。
オチが