あらすじ
九百年間止まっていた時が、遂に動き出す!
夏野が生きている限り
抜け殻の大五は甦らない。
両者が対峙した今、
猫鬼の“真の目的”が明らかにーー
因縁の地・五色堂に役者が揃い、
九百年間止まっていた時が動き出す!!
感情タグBEST3
一番起きてほしくない事が起こってしまって、泣けました。喪失感、強烈です。
これまでにもいろいろありましたが、MAO読みながら泣いたのは初めてです。
今も、「もしかしたら、よみがえ……」の一縷の望みが捨てられません。
衝撃的な事実も明かされ、深い深い巻でした。
Posted by ブクログ
妖、平安から大正、弱者の心理、恨みとネガティブな動機や人の業が描かれる。
菜花の令和な感想が時々ギャップがあってホッコリする。乙弥の勤勉な姿や、夏野の真っ当な生きがいが、明暗のギャップもあって、印象に残った。
ドキドキハラハラするか、というと、想定内の展開を安定した描き筋で進むのを眺めるような読後感。あだち充先生の本と似てて、大御所のつくる物語かな。チェーン店の牛丼のような…ブレないしそれほど驚きもない、長期安定で延長も短縮もできる展開をされている印象だった。