山口貴由のレビュー一覧

  • シグルイ 12

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    「葉隠」について受講した際になんともいえない感銘を受け、教授にわざわざ感想を述べ伝えに行った日のことを思い出した。「武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの」―「武士道」への憧れって何だろうなあ。根性なしの自分には決して達し得ない境地には違いなかろうが、本作は藤木、伊良子、そして牛股を通して疑似体験できる、まるで麻薬みたいな逸品。虎眼先生は真性の吉外とお見受けしたが、愛妾いくの情の深さがツボに嵌る。楳図先生もドン引きしかねないおびただしい臓物量も慣れれば記号みたいなもので、物語の色づけのようなものとしか感じなくなってしまった。エピソードとして特に印象深かったのは藤木片腕縫合の話で

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    2013年01月16日
  • エクゾスカル零 3

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    六花のおかげでマンガのノリが昔のような感じになってきて、これもこれで楽しい。旨し!パン旨し!
    各々の世界で主人公(ヒーロー)だった、っていう意味でそれぞれの作品のタイトルと煽り文がつけられてるのをみて、た・・・・楽しんでる!!ってよろこびました

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    2012年10月25日
  • エクゾスカル零 3

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    やっとやっと話の全容の玄関まで来たという感じの第3巻。強化外骨格が出まくりでアドレナリン出まくりです。
    要はつまり、スーパー強化外骨格大戦。各々の「正義執行者」の元々のストーリーが垣間見えてきて非常に面白い。

    六花のずれた感が違和感をもつが(パンじゃねーだろ!w)、「ああ、そういえば覚悟の罪子さんも違う方向だったけどちょっとずれていたよな」と納得。

    今回の戦闘では敵の澪が一番「覚悟」らしかった。
    あと、やっぱり零が一番カッコいい!

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    2012年08月21日
  • シグルイ 1

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    ジョークやサブカル、ネット教養で一括りに出来ない漫画だった。
    最後は素晴らしいものがあった。
    最終巻などはとにかく行間を読む(コマの間を読む)ことを要求される、ある種文学のようなものでもあったかもしれない。

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    2013年05月21日
  • シグルイ 1

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    表紙からバキ系のトンデモ格闘トーナメントを勝手に想像しており、だから読まずにいた。
    トンデモが嫌というわけじゃないので悪しからず。

    ところが本作で描かれるのはたったの1試合。
    で、現状、肝心のその試合は最初の選手入場までしか終わっておらず
    その選手同士の過去の因縁をねちっこく描き続けてる。

    描写はかなり残酷。それが本作の売りらしい。
    読みながら食べていた揚げシューマイが気持ち悪くなってきて、「これはウミガメ」という自己暗示で飲み込んだ。
    『ベルセルク』を和物にして、ファンタジー成分を引いたような。
    ベルセルク初めて読んだ時よりは、気持ち悪くないけど。

    バキ並みに無駄なマンガ。だが、それが

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    2012年01月22日
  • 覚悟のススメ(1)

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    「当方に迎撃の用意あり」

    みなさんが言うように台詞回しがカッコイイ。
    覚悟ほどまっすぐな性格のキャラは見たことがないかもしれない。
    まっすぐ過ぎて私が惹かれたのは散様でしたが。
    いや、まっすぐさでは散様のほうが上だったか。

    絵柄もこの頃が色気があって好きです。

    なんとなく散はベルセルクのグリフィスに似ている。

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    2012年01月14日
  • 覚悟のススメ(11)

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    ネタバレ

    先生に怒られて笑ったことある?
    あれって相手が真面目すぎて真面目すぎてそこに微妙な綻びを見つけるとなんてことはないのに、なんだか面白くなっちゃうんだよね。
    その時の笑いってどうしようもなくおもしろい。
    そんな怒られてる時の緊張感がずっと続くような漫画。
    ギャグなのかマジなのか。
    巻が進むにつれてそれが強くなる。
    愛のパワーってところか、ひたすら熱い、熱すぎる。
    そのくせとてつもなく下品で、意味不明。
    名言がそこらに散らばっている。
    この作者の言葉選びは逸脱(笑)
    「美しくなければ王とは言えぬ!」

    一巻を読んで許容できるなら心に残る名作。
    許容できないならその後も絶対無

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    2011年10月13日
  • シグルイ 15

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    やっと読めた最終巻。
    真剣を用いた御前試合は前回の仇打ちからしてみれば予想以上にあっという間に終わるのだけど、その密度が凄まじい。見事。

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    2011年09月05日
  • エクゾスカル零 1

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    ネタバレ

    覚悟のススメとは絵柄も雰囲気も別物だが覚悟は覚悟だった。牙無き人を護るために手段を選ばない、そんな風に見える本作の覚悟だが根底にある優しさは同じ魂を持っていることを確信させる。零式同士の悲しい争いは続いて行くのだろうか。次巻が待ちきれない。あとわんこバイクかわいい。

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    2011年09月04日
  • エクゾスカル零 1

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    ネタバレ

    ヒーロー物語としても『覚悟』の新編としても、まったく新しい表現。ガチの闘いの凄さはシグルイ譲り。この先いかに正義を問うのか楽しみ。

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    2011年08月21日
  • シグルイ 15

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    15巻にてとうとう完結。本を読んでいる最中に「歯を食いしばってる自分」に気付かされるほど、集中して読むことができました。けど、ラストの藤木さんはもう少し幸せにしてあげたかったかも…。

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    2011年02月08日
  • シグルイ 15

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    ついに手に入ったが、想像以上に素晴らしかった。空気、ストーリーの閉じ方、全て。一体この物語はどこへ行くのだろうと虚ろに思っていたことが阿呆らしい。完璧で御座いました。感服。

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    2011年01月10日
  • シグルイ 1

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    ついに完結。

    グロい描写は多々あるけど本当に面白い!

    名セリフも多々あり、マネしたくなることうけあい。

    出来ておる喃…。

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    2011年01月06日
  • シグルイ 1

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    凄い。描写、ストーリー展開の圧倒的な迫力に引き込まれる。ただ残酷なだけでなく、「無力は罪」といった厳しさがよい。万人にはオススメできないけど、グロくても大丈夫な人はぜひ一読を!

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    2010年12月01日
  • シグルイ 15

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    画力の向上が著しく、見所のあるストーリー、セリフ、一枚絵が多く点在している。15巻で収めたことで自信を持って稀代の名作といえる。個人的に、長々と巻数を重ねたものは名作とは認めたくないという考えがある。
    『ドラえもん』や『ブラック・ジャック』といった一話完結や④コママンガは別物として。

    何度も、何度も読み返すことになる作品だと思う。それだけエキスのあるマンガだった。
    無明逆流れ編完結、とあるが、続編があるとあまり期待しすぎない方がいいかもしれない。あの『プラネテス』だって、帯のアオリでは第一部完結としていたが、あれから音沙汰がない。


    藤木源之助と伊良子清玄という主人公たちはそれぞれが一つの

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    2011年10月24日
  • シグルイ 15

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    多少の遠回りはあったものの、最終巻では全く無駄のない美しい終わり方だったと思う。個人的には傑作と呼べる作品だと思う。

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    2010年11月03日
  • シグルイ 15

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    シリーズ全体を思い返すに藤木の見せた武士の情けは合計三度
    ちゅぱちゅぱの件と、笹原邸の畳の件と
    ラストで自分にかけたアレ
    いずれも恥だが、武士が生きていくためには仕方ないことなんだなあ

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    2010年10月22日
  • シグルイ 15

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    まさに「残酷」! どう原作ラストに着地させるのかと思っていたが、最後の最後に持ってきたのはこれ以上はない酷い仕打ち。壮絶!

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    2010年10月22日
  • シグルイ 15

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    ついに完結。
    「生きることを決意した者の美しさは ただ生きる者たちを圧倒する」
    からあの結末までの流れは素敵極まりない。

    藤木にとっての武士、伊良子にとっての武士、三重にとっての武士。

    「失うことから全ては始まる」
    物語の最後、全てを失った藤木は……。

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    2010年10月22日
  • シグルイ 1

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    肉と血と内臓ばっかり。

    でも、グロさは感じません。

    理屈抜きで面白い漫画というのはこういうモノでしょう!

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    2010年07月21日