山口貴由のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
完全平等の世界が実現するということは
各個人の、認知の差異が完全になくなるということ
つまり文化が否定されるということで、その意味では
「到達者」こそ、正しく進化した人類の姿と言えるんだ
だけど人間がそれを拒みたくなるのも道理
文化的な歴史こそ、人間が人間らしくあるために必要な
アイデンティティーというもので
それに対する執着を捨てるというのは
それこそ旧人類にとっての動物化というものにほかならないだろう
進化の流れに抗って、前にも後ろにも進めないのが人間なんだ
そんな状況を打開するために、二つの選択肢があって
ひとつは、「強化外骨格」のなかに、魂として取り込まれること
もうひとつは
いましめ -
Posted by ブクログ
強力な規範意識によって統制された人々が
特権意識を増長させ
甚だしき場合には差別、虐殺、民族浄化に走るという事象など
歴史上、さして珍しくないことであるが
それゆえのことであろうか
戦争における、悲惨な敗北の記憶がまだ新しかった時代
昭和のヒーロー「仮面ライダー」においては
これに対するアンチテーゼが設定に盛り込まれている
すなわち思想統制からの離脱
「洗脳」の回避・克服が、彼らにとってヒーローの条件なのだ
しかしながら、もはや誰がゾンビになるかわからない
誰が敵で誰が味方かわからない、そんな状況では
突然ゾンビ化した者に対するための、規範意識も必要とされるだろう -
Posted by ブクログ
<全15巻:全編への感想です 原作読破済み>
シリーズ途中で原作小説を読み、大筋にのみ乗っ取り、キャラクター像や登場キャラクター、エピソードは山口氏(以下「作者」)の独自創作・改変が予想以上に多いことを知り、納得しつつも改めて驚きました。
狂気の暴君・大納言忠長が駿河城にて主催した真剣御前試合。その第一試合に登場した二人の剣士は、片や全盲、片や隻腕という異様な取り合わせ。
二人の一見奇矯な剣法がぶつかり合おうとするシーンから一転、その因縁が1から語られ、最後は試合の決着がついて終わります。
残酷物の傑作として知られた原作に劣らず、(もう表紙からして)血と内臓、不条理と狂気の応酬。迫力は素