山口貴由のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
強力な規範意識によって統制された人々が
特権意識を増長させ
甚だしき場合には差別、虐殺、民族浄化に走るという事象など
歴史上、さして珍しくないことであるが
それゆえのことであろうか
戦争における、悲惨な敗北の記憶がまだ新しかった時代
昭和のヒーロー「仮面ライダー」においては
これに対するアンチテーゼが設定に盛り込まれている
すなわち思想統制からの離脱
「洗脳」の回避・克服が、彼らにとってヒーローの条件なのだ
しかしながら、もはや誰がゾンビになるかわからない
誰が敵で誰が味方かわからない、そんな状況では
突然ゾンビ化した者に対するための、規範意識も必要とされるだろう -
Posted by ブクログ
<全15巻:全編への感想です 原作読破済み>
シリーズ途中で原作小説を読み、大筋にのみ乗っ取り、キャラクター像や登場キャラクター、エピソードは山口氏(以下「作者」)の独自創作・改変が予想以上に多いことを知り、納得しつつも改めて驚きました。
狂気の暴君・大納言忠長が駿河城にて主催した真剣御前試合。その第一試合に登場した二人の剣士は、片や全盲、片や隻腕という異様な取り合わせ。
二人の一見奇矯な剣法がぶつかり合おうとするシーンから一転、その因縁が1から語られ、最後は試合の決着がついて終わります。
残酷物の傑作として知られた原作に劣らず、(もう表紙からして)血と内臓、不条理と狂気の応酬。迫力は素