伊藤元重のレビュー一覧

  • はじめての経済学〔下〕

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    初歩的な公共経済、金融、国際経済の解説をわかり易く説明している。
    踏み込んだ知識はこの新書から先に進んでくださいという感じ。
    少し古いので経済事象は現在と過去の問題点を比較できる。
    本書発行当時の人たちはまさか不況が長引き就職氷河期世代を作り出し、最近では150円近くの円安になったり、米の価格が5kg5,000円超えたり、トランプが関税をかけまくるとは思いもしなかったであろう。

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    2025年04月25日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    この本は、東大教授の伊藤元重氏、クレイトン・クリステンセン教授の「ライフオブ〜」に刺激を受けて、若者向けにこれからの人生に向けてどうしていくといいかをアドバイスを描いた本。

    本書は大きく、インプットの方法、思考の方法、効率の上げ方、現場からの学ぶことの重要性、ロールモデルを見つけることの大事さについて紹介してある。

    現在39歳の自分からすると、アドバイスされている大半の内容は「そうだよね」と共感できることが多く目新しいことは少なかった。ただ、著者が想定しているような新社会人といった若者にとっては、がむしゃらに働く毎日の中でつい忘れてしまうようなことが多く、参考になると思った。

    本書の中で

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    2025年04月20日
  • どうなる世界経済~入門 国際経済学~

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    講義形式で各テーマが分かりやすく説明されている。ロシアウクライナ侵攻やコロナの前の経済情勢ではあるが、分かりやすかったので、日本経済編も読んでみようと思う。

    ただ、比較優位の話がやはり理解できなかった。2品目とも自国での生産コストが安かったら自国で作るべき?


    EU――イギリス離脱でどうなる?
    中国――減速する経済
    アメリカ――新大統領でTPPは?

    激震する世界の潮流をつかめ!
    大好評! 東大名誉教授のセミナー形式の入門書第2弾。基礎から世界の最新動向まで、この一冊でざっくりわかる。

    ◎目次◎
    はじめに
    ガイダンス 国際経済学で日本と世界をつかめ
    第一講義 ざっくりわかるTPP
    第二講

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    2024年01月30日
  • 世界インフレと日本経済の未来 超円安時代を生き抜く経済学講義

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    ネタバレ

    為替は実質実効レートでみる。名目よりもより円安になっている。110円でも円安。
    日本の所得や購買力が安くなっている。
    為替を動かすのは、その時のテーマ。美人投票と同じ。今は金利差。
    sp500からGAFAを除いた時価総額の伸び率は日本と変わらない。
    ケインズ→新古典派→市場原理主義→ケインズ=アベノミクス
    供給サイドへのテコ入れ=労働生産性、労働増加、資本増加、の3つの方法。
    恣意の一貫性=最初に選んだ数字が全く関係ない筋であってもアンカリング効果が働く。
    今日の行為を決めるとき、明日の自分を想像する。

    金融所得の分離課税が、高額所得者の税率を下げている。富裕税で調整することが可能。1億を超

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    2023年11月13日
  • はじめての経済学〔上〕

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    経済学の基礎をわかりやすく学べる。特にゲーム理論については、初見であったが、具体例も提示してくれているためとてもわかりやすかった。

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    2023年01月23日
  • ネットニュースではわからない本当の日本経済入門

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    コロナ後は、戦後インフレになるかもしれない。
    スタグフレーションは、フィリップス曲線が右上方にシフトした=失業率が高く、インフレ率も高い。インフレ予想が高いためインフレが収まらない。ケインジアンの裁量的政策が原因、とフリードマンは考えた=長期フィリップス曲線は、自然失業率と同じ=失業率を下げるために景気刺激策を取るのは間違い。

    雇用や賃金は複雑な現象で、構造変化は見逃せない。
    日本的こようは、法人扶助=企業丸抱え。解雇が難しいので採用に慎重になる。
    北欧は、政府による労働者の保護が強い。企業に頼る問題点が出ている。

    日銀がコントロールできるのは超短期の金利。
    銀行を中心とした金融システムで

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    2021年10月05日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    「人間とは、他の人との交流の中から何かを学び、他人の行動を参考にして変化するものである。特に同世代の人々からの刺激は効果が高い。いろいろな生徒が雑多にあふれている大学はこうしたロールモデルの宝庫なのである」

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    2020年05月10日
  • 東大名物教授の熱血セミナー 日本経済を「見通す」力

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    入試問題などにも数多く出題されている著者。
    対談形式になっていることで、講義を受けている気分を味わうこともできる。

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    2020年03月18日
  • はじめての経済学〔下〕

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    弟の教科書を読んでみたのだが、つまらない。
    もっと楽しく書いてもらわないと困る。
    しかし教科書とは往々にしてこういうものだ。

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    2019年10月27日
  • 百貨店の進化

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    わかっている内容が多く、あまり内容なし。
    島国である日本の都心部は鉄道網が発達していて、百貨店はまだ全然イケますし、毎年あれだけのお中元とお歳暮をさばけるシステムを持っている百貨店のITは昔から普通に凄いし、デパ地下でアパレルから体験型施設にも既に振り切り、外商部は既にテレビショッピングに進出してる。

    日本のITは楽天のようなメガベンチャー以外は、コンテンツ持ってる会社は横並びでグループ会社(子会社じゃないよ)になって連合組まないから目立たず小さいままなだけ。

    そして、コンテンツではなく、最先端技術先行で事例を紹介していたこの本は非常にダサい。(もう最先端じゃないのと、これで案件取れるほど

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    2019年07月10日
  • 百貨店の進化

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    丸善
    情報武装する消費者と、百貨店のアンバンドリング
    情報を持つた消費者が百貨店で買い物をするか?

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    2019年05月19日
  • 伊藤元重が警告する日本の未来

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    前半は技術革新と経済成長、人口バランスの問題
    中盤はトランプ賛歌
    後半は日本経済の浮揚、デフレ脱却、財政健全化、社会保障の問題と
    総花的で読みやすかったですが、結局何がいいたいのか
    よくわかりません。

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    2017年07月27日
  • 東大名物教授の熱血セミナー 日本経済を「見通す」力

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    講義形式で全5回に分割されている。アベノミクスについてから始まり、財政再建問題、産業構造問題、TPP等について最新の話題・学説等を盛り込みながら続いていく。

    自分が受講者になったつもりで読み進めることができる。ビジネスマンにおすすめ。

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    2017年03月12日
  • はじめての経済学〔下〕

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    下巻では、公共経済学や金融、労働と企業、国際経済などに関する諸問題が分かりやすく解説されています。

    ただ、せっかくビジネスの現場に降りて経済学という道具を使いこなすことに定評のある著者だけに、たとえば流通の具体的な事例なども参照しながら説明をしてほしかったように思います。とはいえ、上巻同様、たいへん分かりやすい説明には違いなく、他の経済学入門書を読む前に、本書によって大まかなイメージを得るといったニーズには最適の本ではないかと思います。

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    2017年02月15日
  • はじめての経済学〔上〕

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    テレビ東京系の番組「ワールド・ビジネスサテライト」のコメンテーターを務めていた著者による、経済学の入門書です。上巻では、ミクロ経済学とマクロ経済学の基礎のほか、ゲーム理論も扱われています。

    ミクロ経済学とマクロ経済学の解説に関しては、本書で扱われるのはごく初歩的な内容に限られています。その一方で、現代の日本経済の流れを分かりやすく説明するなど、初心者にとって親しみやすいような工夫がなされているように感じました。また、ゲーム理論についても1章を割いて、そこでどのようなことが問題になっているのかを印象に残るような例を引いて説明しており、ユーザー・フレンドリーな入門書だと思います。

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    2017年02月15日
  • はじめての経済学〔下〕

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    新しいものかと思ったら、意外と古いものだった。
    普遍的なことは背景も含めてよく分かりやすくコンパクトにまとめられている。
    もう一息まとめて一冊にしてくれていると更に良かったのだが。

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    2016年02月07日
  • 流通大変動 現場から見えてくる日本経済

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    非常に平易な文章で読み進めやすい。
    主観的な記述が多々あるため、事実と筆者の考察は区別しながら読む必要がある。
    全体を通して、流通初心者にはとっつきやすい本だった。

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    2015年11月16日
  • はじめての経済学〔下〕

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    ネタバレ

    上巻は経済学の基礎概念的な話が多かったが、下巻はより具体的な経済事象も解説している。

    1. 公共部門の経済学
    ・先進国は経済全体に占める公共部門の割合が非常に大きい
    ・公共部門には、三つの機能がある。①所得分配を公平化する機能、②資源配分において民間経済を補完する機能、③マクロ経済の調整機能
    ・①生活保護、失業保険、公共サービス、地域間の財政配分による
    ・②民間経済に任せた場合に起こる「市場の失敗」として、外部効果(自動車による大気汚染等)、公共財(電波等)、費用逓減産業(鉄道等)の三つが代表的
    ・③公共投資や政府消費の活動を拡大させたり、抑制させることにより、景気に影響を及ぼす(財政政策)

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    2015年11月01日
  • はじめての経済学〔上〕

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    ネタバレ

    忘れている事も多く良い復習になった。経済学の基礎が簡単に書かれていて分かり易い。『経済財政白書』等を実践として読むといいだろう。

    GDPの構成要素を需要サイドで見ると消費(最も巨大な支出で全体の60%を占める)、投資(最も激しく変化する)、政府支出(景気の調整弁)、輸出・輸入である。経済的な指標で考えるならまずその国のGDP関連を詳しく見ると色々分かる。その国が一年間に生み出す付加価値、一人あたりGDP、消費者物価指数の変動、投資指数の変動、輸出・輸入品目の構成(公易条件)、GDPデフレーター(名目GDPから実質GDPに評価しなおすための指標)、寄与度(実質経済成長率に占める各需要項目の割合

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    2015年09月23日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    一つ一つがとても腹に落ちる感じがしたのだが、言葉が小難しいと思う人もいるかもしれない。俗に言う「気持ちの問題」的な部分も無きにしも非ず。概念と実践を融合させることが職業ともいえる学者だからこそ言える内容だとも感じる。分かっていることと、やっていることをいかに一致させるのかが自分の課題なのだとつくづく感じた。

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    2015年06月28日