伊藤元重のレビュー一覧

  • マネジメント・テキスト ビジネス・エコノミクス 第2版

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    価格、流通、市場の理解、戦略、ゲーム理論について各章に分けて書いてあるが、最初の価格の賞だけでも非常に面白い内容が記載してある。
    経済学に詳しくない方でも読んでわかるように具体的事例を書いてくれており、価格の弾力性や、流通におけるハブの役割(商社の役割)、後追い戦略など、実際にビジネスに触れている人なら自分の事業に置き換えて理解が深まる部分が多々あるはず。
    個人的には価格、市場の理解はとても興味深く読め、ゲーム理論に関しては他の本を参考にしながら再度読むことにしている。

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    2021年10月16日
  • はじめての経済学〔上〕

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    とっつきにくい経済学。
    でもそれをきちんと説明してくれる。
    非常に面白い。

    実学とまでは行かないかもしれないが、
    生活するうえで知っておいたら絶対役立つ
    社会の要。流れる財のルール。
    どのような原理が働いているのか、
    どのような関係、機能がどこにどのようにあるのか、
    そしてそれらによって現在の社会が
    どのように動いているのか。

    この読後、ニュースを聞けば、
    寡占の動きへの危機感、
    日本という国の比較優位(いわば産業のポートフォリオ)が
    何なのか、
    そして理想状態と言われる
    「ナッシュ均衡」も興味深い。

    面白い。

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    2019年10月10日
  • ニュースの本質を見抜く 日本と世界の「流れ」を読む経済学

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    経済学者による現在の日本経済の実態と進むべき方向性を説明した本。日経MJ等に連載されたコラムをまとめたもので、それぞれの文章は簡潔にまとめられている。著者の意見に同意。
    「「日本人による日本人のための日本国内で閉じた産業や制度」だけを守ろうとすれば、日本社会は衰退するだけだ。経済困難に伴う失業や自殺の増加、税収不足による財政破綻、経済的低迷による日本国民の自信喪失。少し考えただけでも経済活力が失われることの問題点はいくつも思いつく」p6
    「大災害からの復興は、国土や社会を元に戻すのではなく、21世紀の経済社会環境に合った社会を創造していくものでなくてはならない」p27
    「(デフレなのは)過剰

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    2018年11月04日
  • 流通大変動 現場から見えてくる日本経済

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    商売、経済の縦の繋がりがよくわかる。
    生産があり、中間流通があり、小売店があり、商品が人々の手に渡る。その流通が、それぞれにプレイヤーがいて、利益を求めている。駅前の百貨店から郊外店、コンビニへ、ネット販売へ。流通は商品と人々をどう結びつけて、その中でコストを下げて他社より有利になるか。

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    2018年06月10日
  • どうなる世界経済~入門 国際経済学~

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    新聞やニュースなどで頻繁に登場する概念についてわかりやすく丁寧な解説がおこなわれています。
    よく見聞きするし、ぼんやりと内容や機能は知っているけれど、それが実際にどのような働きをして自分たちに関係してくるか説明せよと言われたらできないという程度に曖昧に理解したままでいたものの、輪郭がはっきりとしてきます。
    曖昧にしていたものをより正確に理解することにより新聞やニュースの理解度を深めることに役立ちました。

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    2018年01月26日
  • はじめての経済学〔下〕

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    上巻の基礎をベースに財政・金融・国際経済などの具体的な分野の経済問題を扱うことで考え方を学べる。日本銀行とか株とか信用取引とか「知らなくてもできるけどなんか気持ち悪いキーワード」をやさしく解説してくれている。個人的にはパレート均衡や比較優位等の概念が出てきて、経済学におけるゲーム理論の重要性を再認識した。

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    2016年07月16日
  • はじめての経済学〔上〕

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    経済の基礎的な内容が網羅されていた。個別のトピックに対する深掘りというのはほとんどなく、物足りなく感じる点もあるかもしれないが、この一冊を足がかりに興味関心を広げていけば良いと思う。特筆すべきは4章まるまるゲーム理論に割かれている点。大学講義の導入レベルの知識は得られるので一読の価値があると思う。

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    2016年07月02日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    優秀な人ほど人生の目的を気にかけないが、企業と同様に人生にも目的、戦略があっていいと著者は言う。
    想定外の人生で何を大切にするか?

    本書は、生活パターンの中で、どのような基本原則を持つか、大切にしているかについて著者の経験をもとに語られている。

    とくに直面している環境の変化。つまり働くことについての大きな変化にどう対応していくかが本書のテーマになっている。

    働くことは、レイバー⇨ワーク⇨プレイに変わってきている。
    肉体労働⇨事務職⇨自分にしか出来ないプレイヤーへの変化。

    人生の戦略を考える上で「自分がやりたいことを常に見つめ直すこと」が大事。
    人間は長期的な目標の重要性を忘れて、どうし

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    2016年02月13日
  • 東大名物教授の熱血セミナー 日本経済を「見通す」力

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    アベノミクスとは何なのかということを知りたくて読んでみる。現実に起きていることを経済的に語れるってすごいことだな

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    2015年09月13日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    一つの指針として読むに値する

    先方は覚えていないけど、人生の進路を決定的に決める言葉があったというのは共感

    アウトプットは究極のインプット方法であるということにも同意

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    2015年04月03日
  • 日本経済を創造的に破壊せよ!

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    この本に限らずですが、既存の延長線上的な取り組みではあらゆる仕組み・枠組みが持たなくなって来ていると思いますので、リセット的なものは必要になると思います。
    付箋は17枚付きました。

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    2014年12月13日
  • ニュースの本質を見抜く 日本と世界の「流れ」を読む経済学

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    日本と世界経済について知りたくて読書。

    アベノミクスによって空元気状態の日本。急激な円安が今後の日本経済にどう影響してくのか考えつつ読書。元が短編コラムなので読みやすい。

    来日する外国人が増えた。消費税は外国人も負担するという意味では、今後も中国や韓国に偏ることなくバランスよく外国人に日本を訪れてもらい日本へお金を落として欲しい。

    航空業界、日本の空港のハブ化について興味深く読む。
    本書で取り上げられてる成田とハブ化政策と関西をLCC拠点にして活性化するなどは進みつつあるが、チャンギやフランクフルトと比べるとまだまだという印象を受ける。

    那覇空港をアジアの物流ハブ構想は、以前から注目し

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    2014年12月12日
  • はじめての経済学〔下〕

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    ネタバレ

    ①公共の経済学:市場配分機能を補完する、外部効果・景気安定化機能・政府財政・プライマリーバランス

    ②金融システム:銀行決済機能・紙幣の機能(価値尺度・価値貯蔵・取引媒体)・金は天下の回りもの・中央銀行の役割・株式の動き

    ③人と組織:企業の役割・垂直統合・失業とは・独占市場・

    ④国際経済を見る:国際収支表・経常収支・為替レート(固定化・国境を越えた自由な取引・自国のマクロ経済を維持)・政府の介入・為替ヘッジ・輸入企業&輸出企業・比較優位(リカード)

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    2014年12月11日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    タスクをどう整理するかに心を砕かれた時期があって、今ではGTDを使っているという点
    が多いに参考になった。

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    2014年11月16日
  • 東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと

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    ネタバレ

    イノベーションのジレンマ ー 技術革新が巨大産業を滅ぼすとき 長い時間をかけて家族との生活を大切にして少しずつ築き上げるしかない 「レイバー」「ワーク」から「プレイ」への変化 自由の条件フリードリヒ・ハイエク 一生つき合える本があるというのは素晴らしいことだ 苦労して原稿の形にまとめているのだから、自分の血や肉となっている 書くことは最高のインプットである はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 読む→書く→話す→書く 経済原則は、差別化しないと競争には生き残れない

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    2014年09月10日
  • 流通大変動 現場から見えてくる日本経済

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    勝ちパターンというものは、時代の様々な因子により変わる。
    その中で敏感に在り方を変えていくことが必要。
    時には、逆風吹きすさぶ中を耐え忍び、先を読む。
    長生き企業は、それができてきたということなんでしょうか?
    差別化による付加価値を提供し続けることが鍵なのは普遍のテーマでしょう。

    キーワードは
    日本の人口減少と都市への人口集中、少子高齢化。
    アジアの隆盛と製造*販売のグローバル化、アジア需要の取り込み。
    産業を縦に掘る、流通機能としての問屋、直販の考え方。
    IT進化で変わる、代替と補完、ネットとリアルの関係模索。
    チャネル政策。

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    2014年05月18日
  • 流通大変動 現場から見えてくる日本経済

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    様々な流通の現場を観察してきた伊藤先生による流通論。
    メーカーにとっても参考になるところが多い。
    伊藤先生は、大店法の規制撤廃に好意的だが納得いかない。
    筆者は、「大店法は零細商店を守るためのもので、消費者のための視点を欠いていた」と言うが、地元の商店街を守ることが長期的には消費者の利益になると何故気付かないのだろうか? 

    安売りだけでは長続きしない、と主張している点は評価できる。上流から下流までの過程で、チャネルリーダーとしての地位を確保する事の重要性も学んだ。

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    2014年03月28日
  • 流通大変動 現場から見えてくる日本経済

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    ※メモ

    【出会い】
    丸善平積み。ちょうど前作に当たる古い新書を読んだばかりだったので、時代変化を追うため。

    【概要】
    前作の内容に2014年までのホットな内容がプラス。

    【感想】
    重なっている内容も多かったが新しい内容がそれなりに入っておりおもしろかった。

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    2014年12月27日
  • はじめての経済学〔上〕

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    中小企業診断士の経済学がなかなか理解できなかったので、本書で改めて概念を理解することにした。確かにわかりやすい。ということで、この理解をベースに再チャレンジです。

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    2014年01月02日
  • はじめての経済学〔上〕

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    伊藤先生によるわかりやすい経済学。
    アダム・スミスからケインズまで経済学の発展の歴史をまず学び、そこから理論へと移ってゆく。
    もっとも面白かったのはゲーム理論・「囚人のジレンマ」という簡単な理論で様々な経済現象が説明できるのは面白い。
    A社とB社という2社しか存在しない市場においては、2社が協調した方が互いに利得を得られるにもかかわらず、互いに競争してしまうのは何故か?といった問題も「囚人のジレンマ」で説明できる。なかなか面白い考え方だ。

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    2013年12月27日