永六輔のレビュー一覧

  • 二度目の大往生

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    大往生を読んだ。

    人間の死亡率は100%です。
    うん。そうだ。


    私も病院で生まれたのではなく、畳の上で生まれた。死に方もスパゲッティに絡まれず、家族友人に囲まれて畳で死にたい。

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    2022年03月14日
  • 上を向いて歩こう年をとると面白い : 人は歌と生きている!

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    「遠くへ行きたい」、大好きな歌です。日本人はみんな自分の音楽を持っている。歌って、飲んで、愛しあう。素晴らしいです(^-^) ただ、ひとつ。「仰げば尊し」と「蛍の光」が卒業式から消えたのは(本当か?)本当に残念に思います。復活はないのでしょうか!

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    2020年11月15日
  • おしゃべり文化―会う人はみんな僕の薬

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    野菜でも魚でも何でも、食べ物に対してあなたと言う言い方をしている関係が、商品になった食べ物とのあいだにはなくなってしまったように思う
    最近は信仰が生活の中に見えません。しかし、信仰は維持で古い子に向かう会うための用意なんです。信仰が人を救うとは思いません
    若者と年寄りの間には、断層があるのは事実。だから、頑固さを期待しているのに、妙に物分かりよくされた時ってのは、寂しい。断層には埋める以外にも、端をかける楽しみがあるんです
    今、この国で起きている事件はほとんどが想像力の欠如、つまり本を読んで考えると言う習慣を失った結果だと思います
    民主主義の中で封建的な徒弟制度を持ちこたえてきたのが、芸人や職

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    2020年02月27日
  • 職人

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    ネタバレ

    物語調ではなく、語録を集めた本です。

    行く先々で警察に電話して、計量法反対の芝居をやって曲尺と鯨尺を売るから逮捕してくださいと言った話や
    薬師寺の金堂修復再現時、メートル法の図面じゃないと許可おりない。尺で建てられたものをメートルで図面を書かないと国から予算が出ないから、尺と二種類図面を作る。役人がいなくなったら尺の図面で工事を進める話が面白かったです。
    計量法は目的として「文化の向上に寄与する」とあるのだから併用を認めるべきというのはとても思います。

    良い観客になるためには良い役者になるのと同じくらいの勉強が必要だという言葉があるというのも
    共感するところでした。
    職人仕事も同じで、

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    2019年05月02日
  • 大往生

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    市井の人の言葉を集めた本。西洋医学への疑問に満ちあふれている。人間ドックに行って痔になり、薬を勧める薬剤師が卵酒を飲むのを見、ちょっとおかしいを病気にしてしまう人間ドック。健康を病気としてしまうのが、今の医者の仕事なのか?と思ってしまうこともある。東洋医学に関してこうした苦情?がないのは、絶対数の少なさか?2000年と200年の年期の差なのか?議員さんの診療所では、東洋医学も併用していることを聞き(読み)絶句した。

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    2018年11月12日
  • 大往生

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    永さん追悼のために本棚から引っ張り出して机に置いてたらそれを見た同僚の手に渡り、帰ってきたのが今である。

    大往生、したいなあ。

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    2018年01月10日
  • 親と子

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    ネタバレ

    ‹内容紹介より›
    「お互い本気で勝負しなければダメ」-親は子ときちんと向かい合おう、伝えるべきはちゃんと伝えよう。父の手紙や母の遺言、さらには妻・娘の座談会など、著者自身の素顔をまじえつつ展開する紙上バラエティ!いよいよ六輔辻説法は佳境に。同時刊行の『夫と妻』とあわせ、人間関係のタテヨコを知恵の言葉で縦横に語りだす。

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    まえがきには

    「母の恩は海より深く、
     父の恩は山より高し」
    世界最高峰のエベレストも、フィリピン海溝には沈んでしまうのだから、母の恩の方が大きいということになるのだが…

    と最初から「女の人を大切に」という『夫と妻』と同じ系統の話かと思っていましたが、むしろ子ども

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    2017年11月19日
  • 二度目の大往生

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    『大往生』(岩波新書)の続編。前巻と同様に本書でも、「無名人名語録」から生命、病気、死についての言葉を集めています。そのほか、『大往生』のヒットを著者自身が振り返る架空の対談や、御巣鷹山のジャンボ機事故から10年目におこなわれた追悼の集いで著者がおこなった講演などが収められています。

    「続編」にはありがちなことですが、第一作に比べると、少し密度が薄いかな、という印象です。

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    2017年10月06日
  • 大往生

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    著者が20年に渡って続けてきた「無名人名語録」というノートから、「老い」「病」「死」というテーマに関する言葉を抜き出してまとめた本です。著名人でも何でもない市井の人びとの言葉の中から、人が死と付き合うための知恵をくみ取ろうとする試みだと言えるように思います。

    そのほか、中村八大、いずみたくの死に際して著者が発表した追悼文、さらに歌手の淡谷のり子や日本にホスピスを広めるために尽力している山崎章郎といった人々が参加したシンポジウムの記録、著者の父である永忠順の「絶筆・死にたくはないけれど」なども収録されています。

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    2017年10月06日
  • 叱る、だけど怒らない

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    永六輔さん(1933.4.10~2016.7.7 享年83)「叱る、だけど怒らない」、2004.10発行です。多くの人との出会い、エピソードなどを基に、「言葉」「心」「優しさ」「生き方」などが語られています。ルールよりはマナー、私もそう思います(^-^) 「ありがとう」には「どういたしまして」(^-^)

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    2017年05月01日
  • 大往生

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    タイトルに恥じず「死」について徹頭徹尾書かれている。今の日本、宗教画人々に根付いていないため、人々は「死」に対して異常に恐怖を覚えている。という言葉に興味を持った。
    水無昭善の本の中でも必ずと言っていいほど「死」への恐怖を持ち過ぎないこと。それは「生」への執着に変わる。と書かれている。実際の宗教関係者の話を読んでからこの本を読んだので、内容がすとんと落ちてきた。
    宗教というのは有事の際の最後の拠り所だと思う。
    宗教というのは本来、生きる道や心構えを示すものであって、特に日本の宗教にはその色が強いと感じる。
    最近では宗教と聞くとネガティブなイメージが先行してしまうが、日本では神社に手を合わせた帰

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    2017年04月16日
  • 伝言

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    ネタバレ

    エッセイ。対談。ラジオ。この間『100分de名著』で見た記憶も新しかったので、石牟礼さんの名前が出てきてドキッとした。挿絵かわいい。

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    2016年10月20日
  • 職人

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    『大往生』『二度目の大往生』に続く永六輔ワールド第3弾。著者曰く、「僕はこれを一番書きたかった」とのこと。友だちのKさんに、紹介してもらいましたお勧めしてもらいました。

    前半は職人語録、「語る」「怒る・叱る」「つきあう」に分けてたくさんの言葉が並んでいます。

    「職業には貴賎はないと思うけど、生き方には貴賎がありますね」
    「もらった金と稼いだ金ははっきりと分けとかないといけないよ。何だかわからない金はもらっちゃいけねえんだ」
    「褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか嘘になります」
    「自分の作品を自分で売るようになると、品がなくなります。自分の子どもを自分では売らないでしょ

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    2016年04月17日
  • 大往生

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    死に対する意識というものが、自分の中で変化したのだろうか?
    高校生時代に読んだときには面白いと思ったのだが、今読むと、本の内容にそれほどには心を揺り動かされるところはなく、一部の一般人コメントにううんとうならされたり、クスリと笑う程度であった。
    ただ、読み終えてみて、少なくとも「死」や「老い」「病」について、考えるきっかけにはなる。これらに人間がかかる率は100パーセントであるが、どうにも僕はまだそういうものを直視、考察を出来ていないらしい。
    そうしたことを経たうえでなら、本書で理想として描かれているような、明るい死、理想的な死、というのにも、より思いが至るのかもしれない。
    そういう意味では、

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    2016年02月03日
  • 大往生

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    物凄い話題作なので。でもこれはまあ、まだターミナルケアの概念が殆ど話題になっていなかった頃のもので、既に古臭くなってしまった感が否めないですね。常日頃から医療に携わる立場にいなければ、多少なり死生観について考える一助にはなるかもしれないけど、少なくとも現在の医療は、ここに書かれている状況からは進歩しているはずです。大切だけど、なかなか明確な答えはなく、これからもずっと我々が向き合い続けなければならない領域には違いないので、概念自体がどうでもいいと言っている訳では決してないですが。

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    2015年11月28日
  • 大晩年 老いも病いも笑い飛ばす!

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    対談集。
    「あの永六輔も衰え、自分の語りだけでは1冊を編めなくなったか」とも言えるし、「さすが永六輔。衰えは人脈でカバーしてしまう」とも言えます。
    老い、病み、語る力が衰えても、老いながら、病みながら、死ぬまで幸せに生きる姿を示そうとしているのだから、いいんです。これで。
    「衰えても、幸せ」を伝えようとするこの本は、成功していると思います。

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    2014年07月12日
  • 言っていいこと、悪いこと~日本人のこころの「結界」~

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    読書録「言っていいこと、悪いこと」3

    著者 永六輔
    出版 知恵の森文庫

    p26より引用
    “ところが牛を持ち主に返したその日の夜。食事の支度をしてい
    たら、肉が届きました。
    「先生のお陰で病気が治ったからつぶしました。どうぞ食べてく
    ださい」
    病気の牛はつぶしちゃいけないんです。”

     お寺に生まれ、司会者、作詞家、作家と多方面で活躍する著者
    による、人と人との心の距離について考えさせられる一冊。
     ヒトの心の踏み込んではいけない部分についてから手を取り合
    うことについてまで、穏やかでユーモア溢れる言葉で書かれてい
    ます。著者のラジオ放送から印象に残った言葉が集められていま
    す。

     上記の

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    2013年08月06日
  • 大往生

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    【目次】
    1. 老いー今が一番若いんだよ
    2. 病いー医者に文句を付けるのが大切なんです
    3. 死ー生まれたように死んでいきたい
    4. 仲間ー怖がらなくてもいいと言い
    5. 父ー死にたくはないけれど
    6. 弔辞ー私自身のために

    【概要】
    前半は、老・病・死について、無名の人々の言葉を集めたもの。
    後半は、永六輔の友人や父による、死についての対談やエッセイを集めたもの。

    【感想】
    いい人生を送るためには、そのクライマックス、つまり死を、どのように迎えたいのかを考えなくちゃ行けない。
    そのためには、まずは、死を日頃の話題にするところから始めよう。

    気に入った言葉。
    「ターミナル・ケアの一部に

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    2013年05月26日
  • 大語録 天の声地の声

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    一体、どんな場面で聞いたのかと、疑いたくなる言葉が多数。

    共感。納得。笑える。(?)。など何でもあり。

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    2012年12月15日
  • 職人

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    結局、職人とはどうあるべきかということは、自分自身で決めるものなんだと思いました。『職人よりも芸術家になりたがる人が多い』と書かれてますが、ある程度腕がついてきたら自分を表現したいと思う人が出てきても、僕は違和感は覚えません。昔も今も変わらない価値観だと思います。時代に沿って育てた職人は、時代が必要とする職人になるはずです。自分を磨いた上での自己満足が人を育てるってことでしょう。

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    2012年10月30日