永六輔のレビュー一覧
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野菜でも魚でも何でも、食べ物に対してあなたと言う言い方をしている関係が、商品になった食べ物とのあいだにはなくなってしまったように思う
最近は信仰が生活の中に見えません。しかし、信仰は維持で古い子に向かう会うための用意なんです。信仰が人を救うとは思いません
若者と年寄りの間には、断層があるのは事実。だから、頑固さを期待しているのに、妙に物分かりよくされた時ってのは、寂しい。断層には埋める以外にも、端をかける楽しみがあるんです
今、この国で起きている事件はほとんどが想像力の欠如、つまり本を読んで考えると言う習慣を失った結果だと思います
民主主義の中で封建的な徒弟制度を持ちこたえてきたのが、芸人や職 -
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ネタバレ物語調ではなく、語録を集めた本です。
行く先々で警察に電話して、計量法反対の芝居をやって曲尺と鯨尺を売るから逮捕してくださいと言った話や
薬師寺の金堂修復再現時、メートル法の図面じゃないと許可おりない。尺で建てられたものをメートルで図面を書かないと国から予算が出ないから、尺と二種類図面を作る。役人がいなくなったら尺の図面で工事を進める話が面白かったです。
計量法は目的として「文化の向上に寄与する」とあるのだから併用を認めるべきというのはとても思います。
良い観客になるためには良い役者になるのと同じくらいの勉強が必要だという言葉があるというのも
共感するところでした。
職人仕事も同じで、
物 -
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ネタバレ‹内容紹介より›
「お互い本気で勝負しなければダメ」-親は子ときちんと向かい合おう、伝えるべきはちゃんと伝えよう。父の手紙や母の遺言、さらには妻・娘の座談会など、著者自身の素顔をまじえつつ展開する紙上バラエティ!いよいよ六輔辻説法は佳境に。同時刊行の『夫と妻』とあわせ、人間関係のタテヨコを知恵の言葉で縦横に語りだす。
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まえがきには
「母の恩は海より深く、
父の恩は山より高し」
世界最高峰のエベレストも、フィリピン海溝には沈んでしまうのだから、母の恩の方が大きいということになるのだが…
と最初から「女の人を大切に」という『夫と妻』と同じ系統の話かと思っていましたが、むしろ子ども -
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タイトルに恥じず「死」について徹頭徹尾書かれている。今の日本、宗教画人々に根付いていないため、人々は「死」に対して異常に恐怖を覚えている。という言葉に興味を持った。
水無昭善の本の中でも必ずと言っていいほど「死」への恐怖を持ち過ぎないこと。それは「生」への執着に変わる。と書かれている。実際の宗教関係者の話を読んでからこの本を読んだので、内容がすとんと落ちてきた。
宗教というのは有事の際の最後の拠り所だと思う。
宗教というのは本来、生きる道や心構えを示すものであって、特に日本の宗教にはその色が強いと感じる。
最近では宗教と聞くとネガティブなイメージが先行してしまうが、日本では神社に手を合わせた帰 -
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『大往生』『二度目の大往生』に続く永六輔ワールド第3弾。著者曰く、「僕はこれを一番書きたかった」とのこと。友だちのKさんに、紹介してもらいましたお勧めしてもらいました。
前半は職人語録、「語る」「怒る・叱る」「つきあう」に分けてたくさんの言葉が並んでいます。
「職業には貴賎はないと思うけど、生き方には貴賎がありますね」
「もらった金と稼いだ金ははっきりと分けとかないといけないよ。何だかわからない金はもらっちゃいけねえんだ」
「褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか嘘になります」
「自分の作品を自分で売るようになると、品がなくなります。自分の子どもを自分では売らないでしょ -
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死に対する意識というものが、自分の中で変化したのだろうか?
高校生時代に読んだときには面白いと思ったのだが、今読むと、本の内容にそれほどには心を揺り動かされるところはなく、一部の一般人コメントにううんとうならされたり、クスリと笑う程度であった。
ただ、読み終えてみて、少なくとも「死」や「老い」「病」について、考えるきっかけにはなる。これらに人間がかかる率は100パーセントであるが、どうにも僕はまだそういうものを直視、考察を出来ていないらしい。
そうしたことを経たうえでなら、本書で理想として描かれているような、明るい死、理想的な死、というのにも、より思いが至るのかもしれない。
そういう意味では、 -
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読書録「言っていいこと、悪いこと」3
著者 永六輔
出版 知恵の森文庫
p26より引用
“ところが牛を持ち主に返したその日の夜。食事の支度をしてい
たら、肉が届きました。
「先生のお陰で病気が治ったからつぶしました。どうぞ食べてく
ださい」
病気の牛はつぶしちゃいけないんです。”
お寺に生まれ、司会者、作詞家、作家と多方面で活躍する著者
による、人と人との心の距離について考えさせられる一冊。
ヒトの心の踏み込んではいけない部分についてから手を取り合
うことについてまで、穏やかでユーモア溢れる言葉で書かれてい
ます。著者のラジオ放送から印象に残った言葉が集められていま
す。
上記の -
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【目次】
1. 老いー今が一番若いんだよ
2. 病いー医者に文句を付けるのが大切なんです
3. 死ー生まれたように死んでいきたい
4. 仲間ー怖がらなくてもいいと言い
5. 父ー死にたくはないけれど
6. 弔辞ー私自身のために
【概要】
前半は、老・病・死について、無名の人々の言葉を集めたもの。
後半は、永六輔の友人や父による、死についての対談やエッセイを集めたもの。
【感想】
いい人生を送るためには、そのクライマックス、つまり死を、どのように迎えたいのかを考えなくちゃ行けない。
そのためには、まずは、死を日頃の話題にするところから始めよう。
気に入った言葉。
「ターミナル・ケアの一部に