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親が人生のなかで得た知恵を子どもに伝えるには? 〈お互い,本気で勝負しなければダメ〉-ラジオでリスナーと交流し,全国を訪ね歩いて考えてきたことを,おなじみ,紙上バラエティで.亡くなった母のこと,また,娘との対談など,著者の素顔もそこかしこに.同時発売の『夫と妻』とあわせ,人間関係のタテヨコを語る.
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Posted by ブクログ
人生経験の乏しさと性格のまずさから、「父親を尊敬する」ということがよくわからないまま、ここまできてしまった。 まあ、仕方ないかな、と思う。 無理に家制度の呪いみたいな考え方に身を委ねることもないし、逆に意地張りつづけることもない。 尊敬したくなったらすればいい。 父と僕の関係と、僕と子供達の関係...続きを読むは、同じものではないから、なるようになるだろう。 子供のために、なるべく、生き方のバリエーションを豊富にしてあげたいな、とは思う。
親と子。一番身近な存在であるが、時としてその近さが仇となることもある。 この子のおかげで親にならせてもらった。 そのような意識を世界中のみんながもつことで世界は変わるのではないかと感じた。 親子関係はいつの時代も難しい。
同時発売、「親と子」「夫と妻」。 そんなら、って同時に(?)読んだのだけど、 妻もすごかった、が、親も・・・凄いな・・・。 人生の大部分がこういう風な凄い人達で構成されていたら、なんだか永六輔さんの魅力溢れる人柄(文体?)にも自然とうなずける。 相互作用なんだろうけど、類は友を呼ぶんだなあ。
世代で引き継がれるべきことって、やっぱあると思うな。じじばばと親と子と、縦の関係をもっと大事にしようと考えさせられる。
親と子。 教師と子。 両方の立場である私は、本気で勝負する。 今も、これからも。 この本、講演の部分がとても読みやすかった。 こういう講演なら聴いてみたい。
[ 内容 ] 「お互い本気で勝負しなければダメ」―親は子ときちんと向かい合おう、伝えるべきはちゃんと伝えよう。 父の手紙や母の遺言、さらには妻・娘の座談会など、著者自身の素顔をまじえつつ展開する紙上バラエティ! いよいよ六輔辻説法は佳境に。 同時刊行の『夫と妻』とあわせ、人間関係のタテヨコを智恵の言...続きを読む葉で縦横に語り出す。 [ 目次 ] 1 見つめる―「父親にさせていただいたのだ」 2 聞きとる―「子の恩というものもあります」 3 語り出す―「いつでもどこでも辻説法」 4 読み直す―「手紙を書くのが好きでした」 5 話し合う―「本気で勝負しなくちゃダメ」 6 記憶する―「菜の花や父の隣で眠る母」 「お互い,本気で勝負しなければダメ」-いよいよ辻説法は佳境に.父の手紙や母の遺言,さらには妻・娘の座談会など,著者の素顔もまじえつつ,これからの親子を語りだす.智恵の言葉に満ちた紙上バラエティ! (人間関係タテ編) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
‹内容紹介より› 「お互い本気で勝負しなければダメ」-親は子ときちんと向かい合おう、伝えるべきはちゃんと伝えよう。父の手紙や母の遺言、さらには妻・娘の座談会など、著者自身の素顔をまじえつつ展開する紙上バラエティ!いよいよ六輔辻説法は佳境に。同時刊行の『夫と妻』とあわせ、人間関係のタテヨコを知恵の言葉...続きを読むで縦横に語りだす。 ―――― まえがきには 「母の恩は海より深く、 父の恩は山より高し」 世界最高峰のエベレストも、フィリピン海溝には沈んでしまうのだから、母の恩の方が大きいということになるのだが… と最初から「女の人を大切に」という『夫と妻』と同じ系統の話かと思っていましたが、むしろ子どもときちんと向かい合うことの大切さを強調した本でした。 中でも印象的だったのは、子どもが親に言われたくないと思う言葉のアンケート結果。 親の回答は「勉強しなさい」などの指示が嫌がられるのではというものでしたが、子供の回答は「あなたはうちの子じゃない」という存在の否定と、「あの子と付き合ってはいけない」という交友関係の否定でした。 特に、交友関係については、 (p.108) 近所でも評判が悪い、学校でもあの子は問題だという子がいたりしますね。▽そういうときに、「頼むからあの子と付き合わないで」と言っちゃうと、その子も相手の子も傷つけちゃうのです。▽これは、お母さんに勇気を出してもらいたい。▽勇気を出して、こう言って欲しい。「あの子は近所でとても評判が悪い。学校でも評判が悪い。だから、あなたはそばについていてあげなさい。あなたがついていてあげれば、あの子はなんとかなるから。あの子と絶対に離れちゃいけないよ、あの子と付き合ってあげようね。」▽こう言えば、子どもからすれば、親から信用されているということですから、すごくうれしいし、そう言われた友だちも、何かを感じ取ります。 と書かれていたことが印象的でした。 もちろん、程度問題もありますし、出版当時(2000年)とは状況も変わっていますが、子どもを信頼すること、そのためにもきちんと話をして「信頼できる「人」(子供ではなく)」として付き合えるようにすることが必要なのでは、と感じました。 「友達親子」のような関係性を持ち上げるものでなくて安心して読めましたが、とりたてて真新しいことが述べられているわけでもなく。 エッセイとしても、可もなく不可もなし、といったところでしょうか。
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