永六輔のレビュー一覧

  • 大往生
    現代を生きていくうえで、生老病死を意識することは処方箋になる。日々の辛さや雑事、面倒くさいと思う感情は、それに比べれば些末なものであるからだ。そのことは、「メメントモリ」という言葉が古来から残されているとおりである。
    その意味で本書、「大往生」は処方箋以外の何物でもなかった。
    辛くなったとき、しんど...続きを読む
  • 大往生
    面白かった。
    川柳も読んでいて楽しい。
    記憶に残った1節は
    過去の人生で考えれば今が一番年寄り、
    これから先の人生で考えれば今が一番若い、との言葉。
    コップ半分が空とみるか満たされているとみるかという話があるけど、それの人生版みたいな感じ。
    今を後悔しないように精一杯生きるということでしょうか。

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  • 大往生
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  • 大往生
    「待合室患者同士が診察し」
    「フルコース食後の薬飲んですみ」
    こうした句にひそむ実感こそ、この本の姿勢としたい。

    「人は死にます
    必ず死にます
    その時に 生まれてきてよかった
    生きてきてよかったと思いながら
    死ぬことができるでしょうか
    そう思って死ぬことを大往生といいます」
    で〆られていた。

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  • 職人
    出西窯のインタビュー、よかった。
    それから、あの河井寛次郎さんに京都で買いものの指南を受けた話も、勉強としておこぼれを頂戴できた。

    職人は作家と違う。
    商品は作品と違う。
    民芸は工芸と違う。

    きれいに言葉で、説明はできないけど
    「生活のなかで普通の人々が使ってなんぼ」
    というものを、より愛したい...続きを読む
  • 夫と妻
    本の整理をしていたら出てきた。永さんの直筆サイン入り。多分今は亡き渋谷の旭屋書店(現在はブックファースト)で買ったものだと思う。
    それなりの年になった今読むといろいろ味わいがある文章。若いころ買ってはみたものの読みさしてしまったのもわかる。
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 職人
    職人として生きてきた人たちの、武骨ながら人や道具、そして生き方への愛情溢れる言葉たちを集めた一冊。自分も職人肌なので、読んでいてしっくり来る表現が多かったです。頭で学んだことよりも、やってこなきゃ言えないことが短い言葉で語られている。一緒に苦労がしてみたい、そんな風に言ってもらえたら幸せですね。
  • 大往生
    死に直面しながら 庶民は 明るい。
    その明るさが 楽しい。

    老い。病い。死。仲間。父。

    テーマが いいねぇ。
    こうやって、読んでいると
    年をとり 病気になり 死ぬのは 当たり前なんですね。

    長生きするのが あたりまえ。
    そんな時に 長寿 とつけるのもおかしいと言う。
    長命で いいじゃないかと。...続きを読む
  • 商人(あきんど)
    このシリーズ中の最高峰
    商人の世界には世の中の真実がかず多く潜む
    経験を繰り返し、また読むと違う見方が必ず増える
    こういうことが、文書に残され、本当に良かった
    スグ消え無くなりゆく珠玉のことばが心身に染み入る
  • 芸人
    古本屋で出会ったサイン入り本〜(全てサイン入りなのかな?)国民総芸人。誰も彼もが誰かを演じて疲れている。そんな世界になってきていると。マスコミに入りたいとおもってる人はよむべき!私はやっぱりハレ女でありたい。
  • 大往生
    どうやって死の恐怖を乗り越えていくのか、ということに関するヒントが満載の本。
    いつものように寝て、そのまま死んでしまうとか、苦しまないという意味で、とてもいいなあと思う。
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • 商人(あきんど)
    チェック項目13箇所。商売は、約束を守ることで信用をつくることが一番大切です。お客様は常に正しいのです、もし、お客様が間違っているとします、それは間違っていることが正しいのです。わてら商人はお客様に頭を下げているんとちゃいます、お客様のくださるお金に頭をさげてるんですわ、<ようこそ、お越しやす>って...続きを読む
  • 大往生
    尺貫法に対する永六輔の取り組みには感服した
    職人とか,人に対する接し方が独特だ。

    大往生もそういう永六輔の永六輔らしい文脈で読むと納得できる。

    自分が永六輔ほど,真正面から向き合えていないことが恥ずかしい。
  • 大往生
    生き方も死に方も人それぞれ。
    その向き合い方に少しでも触れられたことに喜びを感じる。
    とにかく、今生きてて死が遠すぎる。だから生も遠い。
  • 二度目の大往生
    永六輔氏の朗読の条件は棒読みだとの事。

    うまい朗読は読者の想像力を妨げるからとのこと。

    なるほど。

    一人一人の声は,皆違うのだから,
    棒読みこそが,民主的なのかもしれない。

    永六輔氏のこだわりの一端を垣間みたようだ。

    大往生を退屈だと思った人は,本書も退屈だろう。
  • 伝言
    [ 内容 ]
    いまこそ伝えなければいけない言葉がある。
    それをわかりやすく、楽しく、美しく伝えたい。
    人びとが暮らしのなかでつぶやいた智恵の言葉を核にしつつ、政治や教育そしてメディア・医療を縦横に語る。
    著者いわく、「いま、一番言いたいことを書きました」。
    おなじみ六輔ワールド、ますますパワーアップ...続きを読む
  • 職人
    職人さんの言葉には”真実”がある。
    まさしくそれは、職業ではなく”生き方”だからなんだろう。
    だから私は職人さんが好きなんだ。
  • 大往生
    タイトルに反して時に笑ってしまうこともありますが、死をテーマとした感動映画なんかよりはよほど考えさせられる内容だと思います。面白いのですがとても深いです。