山中ヒコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ続きものを一気に読んでしまいました。
これで終わり……かな?
「最終話」となうってあるのが途中にあったのが収録されていたので、これで終わりだと思うんですが、個人的にはやや消化不良。
やるところまで物語が進まなくて、結局のところ気持ちが何となく通じてよかったね。
という状況で終わっています。
個人的には、もう少し! もう少し! うっすら行為があったような表記があるか、20際に克哉がなった後の描写があるととても嬉しかったと思いました。
なので、ちょっと残念。
最近のBLはこんなものなのか……思っているのでそれはそれでいいんですけど、残念ー!
明確なハッピーエンドがほしかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の男の子が、自分を養子として引き取ってくれた男の人に恋心を抱く話。
主人公の男の子は、母一人・子一人の生活環境の中で、母親が亡くなり、施設に引き取られた後、現在の養父に引き取られた。
彼は、施設にいた主人公・克哉の下に現れた絵描きの青年で、優しく克哉の話を聞いてくれていた。
そのことから、青年・透に好意を抱いたまま大きくなった克哉だったけれど、そこに突然、実は母親の死が、ひき逃げの事故だったと話す男が現れる。
という話でした。
とはいえ、この巻ではあんまりそのひき逃げ部分がクローズアップされることはなくて、ただひたすら義父として振る舞ってくれる透に対して、恋愛感情を抱いて -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
タイトルや表紙の絵のせいで、どうも私の中に「ラノベ」というイメージが染みついているようで、読み始めた途端にちょっとした驚きが起きます。
確かにキャラは常に喧嘩腰の天才パン職人(若くて美男子)、ホンワリと掴み所のない元エリート国連職員、引きこもりでストーカー体質の脚本家、おかまなどラノベっぽく極端です。
しかし、なんかストーリーは単純に軽くは無いのが特徴です。
確かにホワンと暖かな話ですが、その中に辛い要素が上手くバランスされている感じで、ただ「こう書けば楽しかろう」と書かれたものでは無く、それなりに練られたストーリーです。もっともラノベという印象から入ったせいもありますが。