坂本光司のレビュー一覧
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問題は外ではなく内。
会社は経営者や株主のものではない。従業員、家族、顧客、地域社会などすべてのもの。
社員とその家族、外注先下請け企業の社員と家族、顧客、地域社会、株主、の順番。
30年計画で下請け企業から脱出する。人がやらないこと、オンリーワン企業。
日本理化学工業=障害者雇用。ファンケル。
伊那食品工業=48年増収増益。人件費はコストではない。目的である社員の幸福を実現をするための手段。
無理な成長は追わない。敵を作らない=けんかをしない=見積もりをしない=他社ではない商品を作る。常に成長の種まきをする。100年先を見る。
右折禁止、駐車場は遠いところに停める。
遠くをはかるものは -
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企業のあり方についてとても考えさせられる本だった。
「会社は経営者や株主のものではなく、従業員やその家族、顧客や地域社会などのその企業に直接かかわるすべての人のもの」という考え方は、企業のあり方として極めて重要だ。
企業は、株主に利益をもたらすための道具ではない。
人々が生きていくための仕事であり、利害関係者に新たな価値をもたらすものであるべきだ。
「社員とその家族を第一に考えるべき」という著者の主張もその通りだと思う。
従業員を大切にするということの意味は、企業の社会的な役割であるからということだけに留まらない。
従業員や他の利害関係者を大切にする姿勢が評価されて、キャピタルゲインでは -
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ネタバレ
ここに挙げられている会社は知っている会社もあるが、本当に素晴らしい会社で、こういう会社に、経営を知ることが出来てとても嬉しいです。一方著者の考え方は二元論的で、良い会社、悪い会社、のような書き方、後者に対する批判的な物言いは不要じゃないかなとおもう。そんな会社ばっかだっけ?という疑問と、批判されてる会社(例えば自動車部品会社)も必要な存在だと思うし、書きっぷりが好きになれない。
◯会社経営の優先順位
1. 社員とその家族、社員が満足し帰属意識が高くなければ良いサービスや商品を購入生み出すことはできない
2. 外注先、下請け企業の社員の幸せ、自らの利益を大きく取り、下請けがほとんど利益がでな -
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社員のやる気を引き出せば会社は強くなる。
人事は終身雇用の年功序列賃金、仕入れ先やそこで働く人も大切にする、地域社会へ投資。
優先順位を間違えない。業績は結果、これを志向すると誰かを不幸にする。会社に関わるすべての人を幸せにすること。
お金や休みが多いからと言って人の心は動かない。自己超越の欲求とは、他人のための欲求である。
労働条件よりもぬくもりや愛情など、労働環境が会社を伸ばす。
神奈川県のさくら住宅。
マンツーマンの面接。言葉をかわし会う場、仕掛けを作る。
公私混同しない、情報公開、経営に参画させる。
気遣いは、自分のためではなく他人のため、と思えば間違えない。
従業員が幸 -
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富士メガネ
世界の難民や肉親捜しのため来日する中国残留日本人孤児たちに検眼をし、メガネのプレゼントをし続けている。
医療法人鉄蕉会亀田総合病院
患者思い、家族思いの治療やサービスをしてくれている、“絶対にノーと言わない病院”。
株式会社埼玉種畜牧場「サイボクハム」
「食を通じて世のため人のために貢献したい」と設立した農業が中心の株式会社
株式会社アールエフ
「赤ちゃんや子供たちの命を救いたい」と、マイクロカメラやレントゲンなど、さまざまな医療機器をつくり続けている
株式会社樹研工業
3年半入院し、出社できなかった社員に、その間、給料、ボーナスを払い続けたり、社員を大切にする経営。
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